慶應法学部でとことん学び、
夢は刑事事件に強い弁護士!

第43期生

中野 真帆(なかの まほ)さん

通塾情報

出身校 自由が丘校
出身高校 東洋英和女学院高等部
部活 ワンダーフォーゲル部
夢・目標 弁護士

進学情報

受験方式 学校推薦型選抜(指定校制)
大学 慶應義塾大学
学部 法学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]第一志望校に総合型選抜で合格したい!

父をはじめ、周囲に慶應義塾大学出身の人が多く、以前から慶應に親しみがありました。その感情が、いつからか「ここで学びたい」という気持ちに変化し、第一志望へ。

慶應に挑戦するなら絶対に法学部!と決めていました。以前から推理小説や刑事ドラマが好きだったことと、授業で憲法や法律を学び楽しかったことが理由です。法学部を調べてみると、受験方式に総合型選抜(AO入試)があるのを発見。同じ高校の先輩に早稲田塾から総合型選抜で現役合格された方がいて、話を聞いてみると「総合型選抜なら早稲田塾が強い!」と太鼓判を押していただいたんです。すぐに説明を聞きに行き、高2の4月に入学しました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]慶應について理解が深まった「慶應義塾小論文」

「慶應義塾小論文」は、実りが多かった分、大変だった講座です。まず、講師の解説を聞く前に、何の予備知識もなく予習として論文を書いていかなければならず、これがとても難しい。慶應の一つの学部に留まらず、法学部や文学部、経済学部など幅広く問題を解いていくので、最後まで慣れるということはなかったです。ただ、回数をこなすうちに、その学部ならではの出題傾向が掴めるようになるので、書く時間は短縮されていきました。

志望学部以外にも横断的に学んで良かったことは、慶應に対して理解が深まった点です。たとえば文学部では慶應の創立者である福澤諭吉に関する問題があり、教育理念として継がれている “実学の精神”について知ることができました。こうした知識は志望理由書を書くうえで大事になるので、受講してとても役立ちました。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉]広範の知識を養い、法律を学問として学ぶ

高校で、死刑廃止の是非について英語で討論する授業がありました。私は死刑廃止の賛成側で、犯罪者の人権を無視するような意見には違和感があるんです。その経験が、研究テーマを「犯罪者の人権」にしたきっかけです。

出願書類に厚みをもたせるため、いろいろな書籍や論文を読みました。そのとき知ったのが、慶應法学部の教授で、刑事政策について有名な書籍を執筆されている方の存在です。また、犯罪に関しては法だけでなく様々な観点で学ぶ必要があるので、広範な知識の獲得を目的として多くの科目を設置している慶應を魅力的だと感じました。

他大学だと、法曹志望の方ばかり集まる法学部も少なくありません。けれど慶應の法学部は、法律を学問として学ぶという思考の教授が多く感じる。その点も、研究テーマをじっくり深めていきたい私にはぴったりの環境だと思っています。

――[後輩に〈ひと言〉] グループディスカッションは理解が深まる

早稲田塾の講座はグループディスカッションに時間を割きます。そこが一般塾とは違うところだと思います。たとえば私が受けた「英語4技能資格試験系講座〈中級〉」。これは英検準1級やアイエルツ5.5レベルを目指す対策講座で、基本的には高得点をとるために必要なテクニックを学びます。けれど講師が全て解説するのではなく、問題の解き方をグループで議論するのが中心。そこに講師が加わり、質問に答えてくれます。みんなでじっくり回答を導き出すので理解が深まり、腹落ち感が高まりました。

もちろんテクニック的な面についても良かったものばかり。英単語を覚えるのが苦手な私でも、接頭辞や接尾辞などの考え方を教えていただき暗記スピードがグッと速くなりました。4ヵ月くらいがんばって受講し、見事アイエルツ6.5と英検準1級に合格!資格取得だけでなく、受験の集団討論対策にもなるので、経験しておいて損はないと思います。

――[将来の〈夢〉] 弁護士になり刑務所出所者の更生を支えたい

刑事事件に強い弁護士になるのが夢です。特に、犯罪者が出所した後の更生を支えていけるような弁護士になりたい。現状では、弁護士が関わる機会が少なく、NPO法人が刑務所出所者の就職のお世話などをしています。社会的受け皿の整備はまだ改善の余地があり、社会から隔離すべきという層も多い。アメリカや韓国では、性犯罪者にGPSの装着を義務化しています。そうした法的見解も含め、大学でじっくり学んで自分の将来に活かしていきたいと思っています。

私の「東洋英和女学院高等部 自慢」

ミッションスクールならではの教育理念が浸透しているので自己肯定感が高い人が多いです。他人にも優しく接する人が多く、穏やかな空気感だと思います。

私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」

写経ノート、MacBook

「慶應義塾小論文」で写経(朝日新聞「天声人語」の書き写し)を習慣にしていました。やり続けることで時事やニュースの知識が増え、論文力も身についたと思います。入試本番まで続けて、最後はこのノートを見て自分を勇気づけるというお守り代わりでした。MacBookは資料を探したり書類作成したり、すべてこれで行いました。総合型選抜受験にパソコンは必須だと思います。

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