最後まで諦めずに進路発見!
自然×文化の視点で横浜をPRしたい

第43期生

福岡 奈々(ふくおか なな)さん

通塾情報

出身校 自由が丘校
出身高校 田園調布学園高等部
夢・目標 公務員

進学情報

受験方式 総合型選抜
大学 東京都立大学
学部 都市環境学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]実績がなくても総合型選抜にチャレンジしたい

総合型選抜の存在は、高校入学時から知っていました。けれど、私には実績や経験値が何もなく、チャレンジできるのか半信半疑。両親と相談していたとき、ちょうど早稲田塾のDMが届き、説明会へ行ってみることにしたんです。経験値の少なさについて質問しましたが、そこまで大きな問題はなさそう。苦手な小論文の対策講座が豊富だったのも決め手になり、高1の12月頃に入学しました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]講座でアイエルツを知り、スコア5.5を取得

まずは英語資格を取得したかったので「英語4技能資格試験系講座」を受講しました。中級はCEFR-B2レベル(TOEFL75点、IELTS5.5、英検準1級)を目指すためのクラスです。それぞれに準じた過去問を解き、高得点をとるための基礎力と具体的なテクニックを習得しました。コロナ禍により、オンラインで主にリーディングとライティング対策が中心になりましたが、私が特に苦手としていた分野だったので好都合。演習で効率の良い解き方をたくさん練習できたので、本番一発でIELTS5.5を取得できました!

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 今の時代ならではの観光業を学べた

早稲田塾に入学して最初の頃は、塾に慣れるためにも未来発見プログラムをいくつか受講してみました。中学のときに経験した約2週間のオーストラリアでのホームステイ、さらにはANAホールディングスへの職場訪問などの経験から、何となく観光業が気になっていました。ですから「スーパーグローバルツーリズムプログラム」は特に印象に残っているプログラムです。アフターコロナに目を向け、新しい観光対策としてのオンライン観光の話や、海外に観光を促進していくうえでの観光公害の実情など、これまで知らなかった内容がもりだくさんで興味深かったです。

一方、観光は情報発信して多くの人の目に届けなければ意味がないと思うので、「SDGsメディア発信プログラム」「日テレ式『伝える力』講座」なども受講。伝えることを生業とする方々からの意見は、とても勉強になりました。また、今の時代ならではの観光業の在り方を学ぶことができ、自分の目標が見つけられたのも大きな成果です。

――[後輩に〈ひと言〉]論文系講座は現代文の成績を伸ばす効果的な手段!

私が受講した「大学への小論文」は、実際の入試問題を使って小論文の書き方を鍛えていきます。予習がない分、授業で取り上げた問題を自分の力で書いてくる宿題が必ず出ます。そもそも、国語が苦手だった私は、最初のうちは文章のまとめ方すらわかりませんでした。しかし、課題文の大事なポイントを講師が丁寧に教えてくれるので、解説を聞くごとに読み方のコツのようなものがわかったのかも。自分一人では絶対に身につかなかった力だと思います。また、文章を書くトレーニングを続けることで、徐々に語彙力と論文力が養われました。

そして、講座を続けていくうちに、自然と現代文の成績がアップしました。高3の9月くらいには、記述問題でなんと満点が取れるほどに。苦手科目を克服したことで、満足のいく評定平均もキープ。論文講座は現代文の成績を伸ばす効果的な方法だと思います。

――[私の〈受験ストーリー〉] 自然×文化の概念で横浜の観光業に携わりたくて

研究テーマを決めるとき、「一度、自分の経験値や興味あることを紙に書き出してみなさい」と大学生の担任助手からアドバイスされ、発見できたのが“観光”でした。そして、よく横浜に遊びに行っていたこともあり、縁のある地の観光業に携わりたいと思うようになったんです。横浜は中華街や赤レンガ倉庫など名だたる観光スポットがたくさんありますが、実は同じくらい自然をウリにした観光スポットもあります。市として文化観光を促進しているのかもしれませんが、私としては自然観光も推していきたい。そのためにはどうしたらいいかを大学で研究したくて、横浜市の観光振興とも連携が深い横浜市立大学を目指すことに。残念ながら総合型選抜では結果が出ませんでしたが、スタッフと相談して東京都立大学という新たな進路を発見することができました。

都立大の都市環境学部には、自然環境と文化・情報の視点から観光を学べる土壌があります。並行して政策面や地域課題なども掘り下げ、多面的に知識を身につけられるので楽しみ。夢を諦めず、スタッフに助けられて最後までがんばった甲斐がありました。

将来は公務員として、横浜市の文化観光局のようなところで自然と文化を掛け合わせたPRに携わりたいです。

私の「田園調布学園高等部 自慢」

学校全体がアットホームな雰囲気で、先生や友達も相談しやすい人ばかり。先生方は総合型選抜の出願書類も積極的にチェックしてくださり、面接対策までしてくれました。

私の「東京都立大学 都市環境学部 現役合格アイテム」

お守り、タイマー、ノート

お守りは早稲田塾でもらったものと、自分で買った湯島天神のもの。ノートは面接練習として想定問答を書き込んだもの。すぐ見られるようにノートに書いたほうがいいよと友達からアドバイスされ、持ち運びやすいミニサイズのノートにまとめていました。タイマーは、毎日自分がどのくらい勉強したのかきちんと測り、スケジュール管理に役立てました。

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