伝統色を見分けるために必要な要素は?
SFCで「色彩言語」について研究したい

第43期生

青野 麻央(あおの まお)さん

通塾情報

出身校 大崎品川校
出身高校 東洋英和女学院高等部
部活 料理部
夢・目標 色の認知について研究する

進学情報

受験方式 AO入試
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】熱烈なプレゼンで総合型選抜に興味を持った

早稲田塾に入ったのは、高2に上がる前の春期授業からです。学校の成績があまり良くなかったので早めに対策をしようと塾を探しはじめ、最初に訪れたのが早稲田塾。そこで熱烈なプレゼンを受け(笑)、総合型選抜について詳しく説明していただき、興味を持ったので入学しました。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】3つのプログラムが、行動のきっかけを作ってくれた

当時は大学で何をやりたいのか特に定まっていなかったので、まずは興味の赴くままに挑戦してみよう!と、「プログラマー養成塾」「竹中平蔵 世界塾 世界を知るサマースクール」「アフターコロナのマーケティング講座」と、方向性がバラバラな3つの未来発見プログラムに参加。

ゲームが好きだったので参加した「プログラマー養成塾」では、HTMLとCSSの基本が身につきました。これらは大学でも必要になる知識なので、高校生のうちに準備ができたのは良かったと思います。

「マーケティング講座」は、「面白そうだからなんとなく」という軽い気持ちでの受講でしたが、私達の身近なところにマーケティングの理論に基づいた企業戦略があると知れたし、自分自身でもマーケティングプランを考えることが楽しかったです。今の私の研究テーマにもマーケティングが関わっているのですが、このプログラムがきっかけの一つになりました。

「世界塾」は、本来は海外に行くプログラムなのですが、コロナ禍でオンライン開催に。それだったら英語が苦手な私でも大丈夫かな?と思い参加しました(笑)。でも実際はほとんど話せないし、相手が話していることの半分も聞き取れない。このままじゃマズい!と危機感を持ちました。それ以降、英検2級やIELTSの勉強をはじめ、英語に自覚的に向き合うようになりました。

いずれも研究テーマに直結しているわけではありませんが、得るものがあったし、行動のきっかけを作ってくれたと思います。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】新たな視点を得て成長できた!

私は、コレ!と決めるとそこに集中してしまい、他のことがあまり目に入らなくなってしまうタイプ。でも「総合型・学校推薦型選抜特別指導」や「慶應義塾小論文」では、自分の興味のないテーマについても考えたり、書いたりすることが求められます。今まで知らなかったことを知り、考えていなかったことを考えることにより、知識の幅が広がるし、新しい視点が得られる。そこから改めて自分の研究テーマを見直すと、新たな発見がありました。授業という形で、ある意味半強制的(笑)にテーマを与えられる機会があったことは、とても良かったですね。

また小論文の授業やそれ以外の場でも、生徒同士がお互いの書いたものを読み合う「メンタリング」を行います。そうすると、自分にとっては当たり前の前提としていたことに対して、「どうしてそうなるの?」と根本的な質問をされることがある。固定観念に縛られていたところに、別の視点からのツッコミをもらうことで、自分の文章に足りていないことが見えてきました。

――【早稲田塾での〈生活〉】「あとは自分で考えなさい」。だから力が付く

早稲田塾はとてもアットホームな塾で、スタッフや担任助手は親身になって話を聞いてくれる。電話でも対面でも、質問したらすぐに答えてくれるし、一緒に考えてくれる。私は特に出願ギリギリまでテーマに悩んでいたので、だいぶ助けてもらいました。ただ早稲田塾は、1から100まで全部の面倒を見るというよりは、ある程度は一緒にやってくれるけれど、「あとは自分で考えなさい」という感じ。参考になる本や論文の探し方は教えてくれるけれど、それを読んで書類に落とし込むのは自分です。周囲に振り回されず、最後は自分でチャレンジしながら考える力が付いたのは、早稲田塾のおかげ。早稲田塾で学んだ「チャレンジ精神」を、大学でも生かしていきたいです。

――【将来の〈夢〉】伝統色の色識別をテーマに、色の認知について研究したい

母が日本舞踊をやっていて祖母宅に着物がたくさんあったこと、父が繊維関係の仕事だったので自宅にサンプルなどが置かれていたことなどが影響しているのか、私は幼いときから色について興味を持っていました。また絵を描くことも好きで、色やデザインはずっと私の生活の一部でした。そこからたどりついたテーマが、「伝統色の色識別について」。日本には古くから「伝統色」と呼ばれる色があります。現代の私達はその色を見分けられていないけれど、昔の人はどれくらい見分けられていたんだろう?私は、色の名前を知識として持っていて言語化できるかどうか、また性別や年齢の違いによって認知に差があるのではないか、と考えています。

環境や世代、性別によって認識しやすい色が異なるのであれば、それはターゲットに合わせた広告やパッケージ制作に応用できるのではないでしょうか。SFCでは色の認知や表現について学び、研究を深めていきたいと思います。

私の「東洋英和女学院高等部 自慢」

なんと言っても、制服が可愛いのが一番の自慢です。外部の人からはお嬢様学校だと言われますが、実際はそんなことはなく、動物園のように騒がしい(笑)。でも勉強やイベントなど、集中するときはサッと切り替えられるのが良いところですね。

私の「慶應義塾大学 環境情報学部 現役合格アイテム」

ノート、ネイル、お守り

AO関連のことを何でもメモしていたノートです。マメに手を動かしてメモを取ることを心がけていました。夏休み中もオンライン中心だったので、外に出かけて気分転換ができない!せめて爪だけでも可愛くしようとネイルを楽しんでいました。文字を書いたりキーボートを打ったりしているときに目に入るので、ちょっと嬉しくなります。お守りは塾と、友人のお父様からいただいたもの。オンライン面接だったので、モニターと並べて置いて、力をもらいました。

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