人からのアドバイスをうまく活用し、
目標だったSFCに合格できた!

第43期生

神ノ田 麻衣(かみのた まい)さん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 浦和明の星女子高校
部活 合唱部
夢・目標 歌にかかわる仕事

進学情報

受験方式 総合型選抜(AO入試)
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]SFCを受験したくて早稲田塾へ

早稲田塾に入学したのは高2の2月頃。志望校が決まっておらず、探している最中でした。そんなとき、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のホームページにたどり着き、アドミッションポリシーに共感。SFCは総合型選抜(AO入試)での入学者の比率が高いので、チャンスを増やすためにも早稲田塾への入学を決めました。

入学時にスタッフと話し、受験はSFC一択と宣言。SFCは出願書類の作成に時間がかかるし、実際、出願書類はSFCしか出していません。早稲田塾では必修カリキュラムに加えてSFCの対策講座はすべて受講しました。意外にも活用できたのがデータの読み取り講座です。総合政策学部の小論文では表やグラフを読み解いて分析する問題が多いので、この講座で力を養いました。

――――[私を支えてくれた〈スタッフ〉]研究テーマを引き出し、磨き上げてくれたアドバイス

私の研究テーマは「歌の感動について」。中学・高校と合唱部だったので、その経験をベースに決めました。ただ、その前はまったく違う研究テーマを模索しており、うまくいかない上にSFCにはその分野を研究されている教授がいないため、テーマか志望大学を変えるべきとスタッフからずっと言われてきたのです。SFCは絶対にあきらめたくない。そこで、「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」の講師に、これまでの自分の活動報告書を見ていただきました。すると合唱部での経験に目を留めていただき「こんなにいい題材があるじゃない」と。歌が研究テーマになるなど、考えたこともありませんでした。けれど、アドバイスに勇気をもらい、高3夏休みにガラッと研究テーマを変えることに。

ギリギリになって変更したので、出願までに提出書類の完成度を高めるのが大変でした。私が研究テーマの軸にしたのは「聞き手に感動を与える歌のパフォーマンスは表情や声の出し方に結び付いている」というロジックです。しかし、直前対策の講座で講師にいろいろ指摘され、テーマの軸を見失ってしまった。今思えば、言われたことをわからないのに理解した“つもり”になって頭に詰め込んでしまい、混乱していたのだと思います。自分なりの情報の取捨選択は大切だと感じました。私の場合、結果的に軸が揺るぎないものだと確信し、納得のいく書類が完成したので悩んだ時間は無駄ではなかったです。

――――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]様々な面接対策で力を養えた

面接対策として役立ったのが「総合型・学校推薦型選抜特別指導」です。正解のない問題に答えることで、瞬発力や発想力を鍛える講座です。グループアンサーのとき、私がリーダー的立場になって仕切ることがありました。どのように質問したら皆が答えやすいか、最初に自分の意見を言ったほうがいいのかなど考えることが多かったのですが、これは面接でも同じ。いかに相手(面接対応してくださる教授)の興味を引く回答を用意できるかが勝負の決め手になるので、そういう意味では勘のようなものを養うことができました。

また、平常授業で「3分間企画」というのがあり、これも印象に残っているもののひとつ。自分の好きなことを3分間しゃべり続けるという企画で、私は自分の研究テーマを60人の塾生を前にしゃべり続けました。面接対策は、練習の成果が出るまで時間がかかるので、いろいろチャレンジできて良かったと思います。

――――[後輩に〈ひと言〉]早稲田塾のメリットは、最大限活かす工夫を

正直、最初はメンタリング(塾生同士意見を交わしあう)や、スタッフからのアドバイスなど、人の意見を自分に取り込むのが難しいと感じました。特に、違う研究テーマに取り組んでいたときは講座に出るのもつらかったです。結局、その研究テーマに向き合うのが辛い=研究テーマが自分に合っていなかったのだと思います。

研究テーマを歌に変えてからは、うまく歯車が回り出し、メンタリングも真摯に受け止められるように。たくさんの意見から一番しっくりくるものを選び取る作業も、徐々に楽しくできるようになりました。やはり、早稲田塾の最大のメリットは、いろいろな人の意見を聞けること。そのメリットを最大限活かすやり方を、自分なりに工夫する必要があると今では感じています。

――――[将来の〈夢〉] 研究職か、歌を歌い続けるか。夢が広がる!

歌の感動をもっと聞き手に提供したくて、大学では表情や声の組み合わせに焦点を絞って研究したいと考えています。ただ、それをもって将来どうしたいのかは具体的に決めていません。研究職に就くか、あるいは大好きな歌をそのまま歌い続けるのも魅力的です。SFCには、自分には想像もつかない創造力や発想力を持った人たちがいると思うので、その2つを同時に叶える道も拓けるかもしれない。大学で学び、これからのことを考えるのが楽しみです。

私の「浦和明の星女子高校(うらわあけのほしじょしこうこう) 自慢」

教育方針は「自分のありのままを受け入れ、大切にする」。生徒それぞれがお互いを認め合い、個性を受け止める雰囲気が学校に根付いているのが好きです。

私の「慶應義塾大学 環境情報学部 現役合格アイテム」

ノート、パソコン

ひとつは総合型選抜対策用のノートです。たとえば、メンタリングで指摘された箇所をメモしたり、他の塾生が言われていたことなども書いてあります。面接対策では、“聞かれた質問”“自分の答え”“気づいたこと”などを書き留め、それぞれマーカーで色分けしました。出願書類は、すべてこのパソコンで作りました。

フォトギャラリー