早稲田塾の環境で大きく成長!
将来は“食の大切さ”を伝える人に

第43期生

川合 健斗(かわい けんと)くん

通塾情報

出身校 町田校
出身高校 駒澤大学高校
部活 野球部
夢・目標 食料環境や食品ロスの課題を解決する

進学情報

受験方式 自己推薦入試
大学 明治大学
学部 農学部

――――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】総合型選抜を受ける先輩の姿を見て

野球部の先輩が総合型選抜を受けるために早稲田塾に通っていることを知り、紹介してもらったことが入学のきっかけです。高2の4月頃から総合型選抜で受験しようと考えていたのですが、このタイミングで塾に入ると部活がおろそかになるんじゃないかと考え、その時は部活優先で話を聞くだけに。部活が落ち着きそろそろ受験の準備を、と思い始めた高3の4月に入学しました。

――――【大学・学部を選んだ〈理由〉】日常的に食について考える機会があった

「自分のやりたいことは何だろう?」と色々調べていくうちに、食品ロスについて興味を持ちました。というのも、僕の通う駒澤高校は仏教系なので、学校生活の中にも仏教の教えが組み込まれているんです。その一つに、4時間目が終わったタイミングで放送される「五観の偈(ごかんのげ)」というものがあります。これは、「いただきます」の代わりに食事の前に唱える偈文(げもん)で、料理を作ってくれた人や、命をくれた動物などに感謝するという意味合いが込められています。また振り返ってみると、両親から「残さず食べなさい」と言われ続けてきた。僕は日常的に食について考える機会があったんだなと気づき、食について学びたい思いが強くなりました。

僕が進学する明治大学農学部食料環境政策学科では、食料環境について、経済学や社会学などの側面から総合的な学びが得られます。そのほかにも、大学が所有する農場での実習やファームステイといった農業に実際に触れられる機会が多いので、食についての学びを深められると考えています。また、明治大学は就職活動にも力を入れているので、手厚いサポートを受けられるという点でも魅力的でした。

――――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「考える力」と「書く力」が身に付いた授業

「総合型・学校推薦型選抜特別指導」と「大学への小論文」が特に役に立ちました。

「総合型・学校推薦型選抜特別指導」は、学校の授業とは異なる“正解のない問題”に向き合う授業だったので、最初はオリジナリティのない回答ばかりしてしまい不安に……。しかし、ベストアンサーに選ばれた回答を見ていくうちに、大それた内容ではなくてもストーリーを作っていくことが重要なんだと学び、積極的に考えたことを発表できるように。実際の面接で、予想していない質問が来た時でも、この授業のおかげでありのままで答えられる対応力も身に付きました。

「大学への小論文」では、伝えたいことや考えを、言葉を選んで端的に述べる力が付きました。僕自身、文章があまり得意ではなく、最初の授業で提出した小論文は赤字だらけ。授業も過去問をゴリゴリこなしていく形式だったので大変でした。「うわぁ、大丈夫かな……」と内心思いましたが、「ここは食らいついて頑張ろう!」と思い、予習復習をしっかり行いました。そうして授業を受けていく中で次第に書くことへの抵抗もなくなり、書く習慣が身に付いたからなのか、志望理由書や自己PRは意外にもすんなり書けました(笑)。

――――【早稲田塾での〈生活〉】早稲田塾ならではの環境で成長できた

僕は人見知りをするタイプで、初対面の人と積極的に会話をすることが苦手でした。だから塾生同士で行うメンタリング(意見を交わしあう)は、最初は正直「やりたくないな」と思っていたほど……。しかし、受験という同じ目標に向かう塾生同士だから会話が弾み、積極的に質問もできるように。周りの塾生はみんな専門分野が違うので、話し合いやアドバイスをもらう中で自分を客観視できるようにもなりました。まだドキドキすることはありますが、以前よりも人見知りしないようになったのはメンタリングのおかげだと思います。

また、大学生の担任助手との関わりも大きな力になりました。歳が近いのでコミュニケーションがとりやすく、何より担任助手の方は実際に受験を経験しているので、気軽に相談しやすい。書類作成のアドバイスはもちろん、相槌の打ち方など細かい部分も質問できたので、不安を払拭して実際の面接に臨むことができました。

――――【将来の〈夢〉】持続可能な世界のために食料環境や食品ロスの課題を解決する

漠然とした夢ですが、将来は食品メーカーに勤めて、食料環境や食品ロスなどの課題を解決していきたいです。最近では、コンビニエンスストアが食料環境に目を向けていて、環境省と講談社の共同で始まった「もったいないおばあさんプロジェクト」への参画や、店舗で使用した揚げ油をバスの燃料としてリサイクルするなど、少しずつ環境配慮が進んでいると感じています。食品ロスについてはフードバンクも増えていますが、貢献度はまだまだ低いようです。そういったことも含め、大学4年間でしっかり学んでいきたいと考えています。

私の「駒澤大学高校 自慢」

駒澤高校では週一回、仏教の授業があります。五観の偈をはじめ、座禅やお寺での修行などその内容は様々ですが、仏教に身近に触れられる環境は駒澤ならではだと思います。

私の「明治大学 農学部 現役合格アイテム」

研究・探究したことをまとめたプリント

提出書類とは別に、自分の研究テーマや探究したことをまとめたプリントです。面接前に見返して、安心感を得たり、自分を奮い立たせたりしていました。

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