初志貫徹!第一志望にリベンジし
憧れのお茶大に現役合格

第43期生

安部 瞳(あんべ ひとみ)さん

通塾情報

出身校 四谷校
出身高校 雙葉高校
部活 料理部、テニス部、聖歌隊
夢・目標 スマートシティを活用した街づくり

進学情報

受験方式 一般選抜
大学 お茶の水女子大学
学部 生活科学部

――――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]早稲田塾で自分のやりたいことを見つけたい

早稲田塾に入学したのは中2の冬です。父から「おもしろそうな塾がある」と薦められ、パンフレットを見てみると未来発見プログラムの説明が書いてありました。たしかに、ふつうの中学生では、大学教授や業界のエキスパートから講義など受けられません。当時は、まだ進路も将来の夢も決めていない時期。けれど、高校入学時に文理選択を控え、何も目標がなければ選択も決められません。早稲田塾で自分のやりたいことを見つけるつもりで入学を決意しました。

――――[受験を通して得た〈一生モノ〉]メンタリングから将来の目標を発見

入学当初は、高校生に交じって講座に参加。自分の好きなことや経験値を語り、それを聞いた塾生が質問をしていく「メンタリング」で、自分自身を見つめ直していきました。そのときにプログラミングについて話していた人がいて、「おもしろいから絶対にやったほうがいい!」と言われたのです。その熱量に圧倒されて「本当かな?」と思って趣味ではじめたところ、iPhoneアプリの開発にのめり込むように。結果的に、将来はスマートシティ(ICT等の新技術を活用した持続可能な都市)の開発に携わりたいという夢につながったのは、自分にとって大きな成果でした。具体的な目標があると、受験勉強のモチベーションも絶対に高く維持できると思います。

――――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 研究テーマや将来の目標に自信が持てた

私の自宅近くには東急世田谷線が通っています。2両編成の路面電車で、渋谷という若者カルチャーの中心地が近くにあるとは思えないローカル感です。都心にも様々な表情があるのだなと思い、そこから都市開発に興味を持ちました。少しでも自分の興味関心ごとを深堀したくて受講したのが未来発見プログラムの「スーパー地域創生プログラム」です。このプログラムでは、兵庫県養父市から市長をお招きし、地域が抱える問題に対して具体的に解決プランを練っていきました。この作業がおもしろく、アイデアがどんどん出てくる。チームでのプレゼンもいい経験になり、結果的にはうちのチームが最優秀チームとして表彰され、とてもうれしかったです。

また、プログラミングの経験値を伸ばすために「スーパーIoTプログラム」も受けました。自分では簡単なアプリしか作ったことはありませんでしたが、はじめてC言語(プログラミング言語)に挑戦。勉強した時間が計れるアプリのようなものを作り、正常に動作したときの感動は忘れられません。

こうした体験を通して、おぼろげだったスマートシティに携わりたいという研究テーマや夢に、自信を持つことができたと思います。

――――[大学・学部を選んだ〈理由〉]少人数体制と、生活全般が学べる理想的なカリキュラム

都市環境系の学部をいろいろ見ていた中で、お茶の水女子大学を選んだのは、まず少人数教育だったことです。私が受けた人間・環境科学科は生徒が25名くらいしかおらず、教授との距離がとても近い。手厚い指導が受けられると期待が持てました。また私は“暮らしやすい街づくり”を目指したいので、衣食住から建築、環境まで生活をとりまくすべてのことについて学べる、理想的なカリキュラムだと思いました。

がんばって提出書類を仕上げましたが、総合型選抜では結果を出せませんでした。正直、併願校には合格したので心は揺れました。けれど、実は総合型選抜(新フンボルト入試)では、高校でとっている授業数が足らず、一番行きたい学部を受験することができませんでした。やっぱり、第一志望にこだわりたい!その一心で一般選抜に向けて猛勉強。リベンジを果たし、初心を貫くことができたので、諦めずに良かったと思っています。

――――[将来の〈夢〉] ドローンの防災活用に向けて、できることを。

スマートシティを活用した街づくりの中で、特に私が関わりたいのは防災分野です。中でも注目しているのはドローンの活用法。今は技術的な進歩により、ずいぶん産業利用されるようになりました。けれど、橋の下やトンネルの中など、GPSが機能しない環境下でドローンを自律で飛ばすには、まだ多くの課題があります。災害時にドローンを活用できるよう、自分で技術革新に関わり課題解決していきたいですね。実際に手を動かしてものづくりをするのもいいし、優秀なクリエイターとタッグを組んで行政側としてのぞむ道もあると思います。大学で研究を深めていくなかで、自分の理想を見極めていくつもりです。

私の「雙葉高校 自慢」

中高一貫なうえ、生徒数が少ないので、全員知り合いのようなもの。運動会・球技大会・文化祭などは、勉強を忘れて全力で取り組みます。掃除にもものすごく力をいれます(笑)。

私の「お茶の水女子大学 生活科学部 現役合格アイテム」

お守り

早稲田塾からもらった太宰府天満宮のお守りです。いつも使う筆箱に入れ、学校や塾はもちろん受験当日にも持って行きました。講師や担任助手、一緒に学んだ塾生たちの顔が思い浮かぶ大切なお守り。勉強もがんばろうという気持ちが湧いてきました。

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