早稲田塾で見つけた途上国支援への道
慶應法学部でガバナンス支援を研究したい

第44期生

田部井陽菜(たべい ひな)さん

通塾情報

出身校 大崎品川校
出身高校 かえつ有明高校
部活 マーチングバンド部
夢・目標 ガバナンス支援を通じて途上国の貧困をなくす

進学情報

受験方式 FIT入試
大学 慶應義塾大学
学部 法学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】合格実績が高いと勧められて

コロナ禍とともに高校生活が始まったこともあり、「自分はこれからどのように生きていくべきか」を考える機会が多くありました。今までの自分を振り返ってみると、マーチングバンド部での活動や発展途上国への関心など、勉強以外にも頑張ってきたことが多くある。そういった部分を入試で活かせたらと考えていたところ、総合型選抜を知りました。

合格実績が高いからと父が勧めてくれたのが、早稲田塾でした。実際に足を運んでみると、スタッフの方々が私自身の活動の面白さに注目してくださる。この塾なら色々チャレンジできそう!と思い、高1の1月に入学を決めました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】FIT入試合格のために早稲田塾の講座をフル活用!

慶應義塾大学法学部のFIT入試では、出願条件として、活動実績もしくは英語資格試験のスコアが必要です。そのために受講していたのが、「英語資格試験対策講座」です。この講座では予習してきた解答をもとに、グループの人たちとディスカッションを行います。その後は講師から、リーディングの解き方のコツやライティングのテンプレートなどを、丁寧に教えていただきました。考える力を身につけながらも、効率よく対策ができ、最終的にはIELTS5.5を取得できました!

「総合型・学校推薦型選抜特別指導」のFIT入試二次対策講座では、A方式とB方式それぞれに分かれて対策を行いました。A方式には講義理解力テストというものがあるのですが、過去の先輩のメモやデータを元に、本番の講義を忠実に再現していただけたんです。そのおかげで実際の本番では、「練習そのままだ!」と安心して臨むことができました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】徹底的にやりきる力が身についた

早稲田塾の雰囲気は、まるで第二の家のよう。スタッフの方々はいつも体調を心配してくださったり、大学生の担任助手には探究のアドバイスをいただいたりと、校舎は常に温かい雰囲気でした。私はもともと「途上国支援」で研究テーマを設定しようと決めていたのですが、具体的に何に焦点を当てるべきか悩んでいました。その際に担任助手の方が、経験談を踏まえて本当に親身になってアドバイスをしてくださった。やはり一人でやるよりも、経験値の高い人のアドバイスを頂けたのは心強かったです。

そこからは、「指摘を受けたところを何度でも直す」「徹底的に探究する」といった「やりきる力」が身についたように感じます。探究をしていくにあたって、実際に支援にあたっている方々に直接コンタクトを取ってお話を聞いたりもしました。こういった行動力は、早稲田塾で鍛えられたかなと思っています。

――【後輩に〈一言〉】自分の軸や夢をまずは見つけてみよう!

「受験」と聞くと苦しいものと捉えがちですが、総合型選抜で探究していく過程は楽しく、意味のあるものになると思います。自分自身の成長や探究が深まっていく面白さに目を向けて、明るく頑張ることが一番です。

私は中高6年間マーチングバンド部に所属しています。全国大会で金賞を受賞したこともあり、練習もハードな部活でしたが、それでも頑張れたのは、自分の決めたことをやりきりたいという思いが強かったから。私の場合は早くから塾で対策を始めたことで、自分の軸や夢がハッキリし、それに向かって行動できました。探究活動を徹底的にやることが、合格につながると思います。

――【将来の〈夢〉】ガバナンス支援から途上国の貧困をなくしたい

将来は外務省に勤めて、ガバナンスの支援で途上国の貧困をなくしたいと考えています。

13歳の時にフィリピンでストリートチルドレンに出会い、自分より小さい子供たちが貧困で苦しんでいるのを目の当たりにしました。私にもできることはないか、そう考え論文を読んだりJICAの方にインタビューをしたりし、ガバナンス支援に着目しました。途上国の貧困は、その国の政治状態というのが大きく反映されていて、その良し悪しによって貧困状態が決まってしまいます。まずは日本型、欧米型双方のガバナンス支援を大学で勉強し、先進国がどのようにかかわるのかについて深めていきたいです。

 さらにくわしく≫ 現役合格物語インタビュー

私の「かえつ有明高校 自慢」

私の所属するコースでは「プロジェクト」という時間があり、社会課題について生徒同士で深掘りをしていきます。社会活動家の方にお話を聞くことができるなど、総合型選抜にも役立つ時間が多かったです。

私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」

「パソコン」と「お守り」

今まで書いてきた書類が入ったパソコンとお守りは、肌身離さず持っていました。To Doノートは、部活と勉強を両立させるためのマストアイテム。やるべき項目と時間を書き出して、タイムマネジメントを心がけていました。

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