立命館アジア太平洋大学に運命を感じた!
先住民との共生社会を作りたい

第44期生

松本路生(まつもとろい)くん

通塾情報

出身校 四谷校
出身高校 青山学院高等部
部活 サッカー部
夢・目標 観光の力で先住民社会との共生を実現する

進学情報

受験方式 活動実績アピール入試
大学 立命館アジア太平洋大学
学部 サステイナビリティ観光学部

――【入学の〈きっかけ〉】体験授業で「このままでは置いていかれる」と危機感を持った

早稲田塾に入ったのは、高1になる直前の春休みです。母から「面白そうな塾があるよ」と勧められたのがきっかけで、体験授業を受けました。僕は幼稚園からずっと青山学院で、当時は外部受験をすることなんて考えてもいなかった。でも母は、外部から刺激を受けて欲しい、と思っていたみたいです。兄が早稲田大学に通っているので、僕も早慶を意識するようになってくれれば、という気持ちもあったのかな(笑)。

体験したのは「SDGs探究学習プログラム」です。自分ではできるだろうと思っていたのに、実際は全然ダメ。同年代の人たちが堂々と自分の意見を発表している姿を見て「このままでは置いていかれる」という危機感を持ち、入学を決めました。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】運命を変えた「異文化交流プログラム」

未来発見プログラムは、合計6つ受講しました。その中でも特に印象に残っているのは「スーパーフューチャープログラム」です。歴史は好きな科目でしたが、これは学校で学ぶ歴史とは全く違い、歴史をどのように今の社会に生かしていくのかを考える授業で、とても面白かった。最後のグループプレゼンテーションで、僕らのチームはカンボジアの格差問題を歴史と紐づけて発表し優秀賞をいただきました。当時は高1で、高2や高3の先輩方もいる中で受賞できたことは、大きな自信につながりました。

また、僕の運命を変えたのが「異文化交流プログラム」です。これは、立命館アジア太平洋大学(APU)の国際学生たちと対話をすることで国際的な視点を養うカリキュラム。僕は漠然と先住民文化に興味を持っていたのですが、APUの学生に先住民出身の方がいて、先住民の労働問題を解決したいという話を聞きました。この出会いと経験から、「先住民が生きづらい社会を変える」が、僕の研究テーマになりました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】議論をすることで成長を実感した

授業の中で特に印象に残っているのは「総合型・学校推薦型選抜特別指導〈提出書類作成〉」です。当時、テーマが右往左往していた僕にとって、この授業は余計なものを削ぎ落とし、自分の将来と向き合う大切な時間でした。生徒同士で志望理由書を読み合う「メンタリング」を通して、議論をすることが苦手だった僕が、自分の意見をハッキリと伝えられるようになった。また、アドバイスをもらうだけでなく、自分からも与えることで、それが結果的に自分のテーマの質も上がっていくことを実感。人間的にも成長したと思える授業でした。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】新学部に運命を感じた!

「異文化交流プログラム」でAPUを知って、さらに詳しく調べたところ、「サステイナビリティ観光学部」がちょうど僕の代から新設されることを知りました。僕が学びたい観光学や文化人類学が学べるなんて、「これは運命だ!」と感じた。そこからAPUへの愛を深めて、志望理由書にぶつけました。その思いが伝わり、無事第一期生になれたことが、本当にうれしいです。

――【早稲田塾での〈生活〉】学校ではできない学びを積んだ3年間

早稲田塾に入ったことで、大げさではなく僕の人生が変わりました(笑)。まず、大学を外部受験したこと。なんとなく知名度で選んだ大学ではなく、自分の将来に向き合った上で目的に合った大学を見つけることができました。そして、「未来発見プログラム」でAPUと出会わせてくれたこと。これに限らず、早稲田塾は大学教授や第一線で活躍する一流の人達の話を聞く機会が多く、受験のためではない人生のための学びができた。本当に、早稲田塾に感謝しています。3年間の早稲田塾生活は、すごく楽しかったです!

――【将来の〈夢〉】先住民との共生社会を実現したい

中3のとき、家族旅行で行ったハワイ島で、先住民の文化保護抗議運動を目の当たりにしました。そこから、先住民の文化や先住民観光のあり方に興味を持つようになったのです。将来は、先住民と共生できる社会を作り、質の高い先住民観光を実現したい。外部からの力だけでは、文化が形骸化するし人権問題にもなります。そのようなリスクを回避しつつ、お互いに最も良い形を見つけ出して、先住民観光の持つ力を最大限に引き出すことが僕の夢。カナダは先住民観光が盛んなので、いずれは留学してみたい。また世界中の先住民調査を実地で体験したい。そのために語学は必須です。APUでは多様な言語を学べるので、頑張ってついていきます!

 さらにくわしく≫ 現役合格物語インタビュー

私の「青山学院高等部 自慢」

自由な校風で、伸び伸びとした高校生活を送りました。キリスト教教育が根幹にあるため、生徒は優しい人が多く、とても楽しい学校です。

私の「立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 現役合格アイテム」

大学のパンフレット、書籍

APUの入学案内パンフレットと、APUについて書かれた本です。書類提出直前など不安になったときはこれらを読んでAPU愛を確かめ、より良い書類作成へのモチベーションにしていました。

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