ひとり親家庭における貧困を
法律の視点から解決したい

第44期生

江見桃(えみもも)さん

通塾情報

出身校 新宿校
出身高校 千代田区立九段中等教育学校
夢・目標 法学の視点からひとり親家庭の貧困を解決する

進学情報

受験方式 FIT入試
大学 慶應義塾大学
学部 法学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]総合型選抜を通して自分の強みを見つけたい

高2生の春、母に勧められて早稲田塾の説明会に参加した際、インドの「THE COMPANION」の「Competitive exams and our education system」という記事を読みました。その中の、現在の教育における一律的な評価基準を批判した風刺画に刺激を受け、「早稲田塾で推薦入試の対策をしながら自分の強みを見つけたい」と思い、入学を決意。スタッフの方々の、元気で活発な様子に信頼感を持ったのも入学のきっかけです。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉]福澤諭吉先生が創立した大学で学びたい!

慶應義塾大学を志したきっかけは、創立者である福澤諭吉先生の「人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」という言葉に共感したからです。最初にこの言葉を聞いた時、「私のやっていること、そのままじゃん」と思いました。というのも、私自身がひとり親家庭であり、支援を受ける側にいたこと、またボランティア活動を通して支援をする側も経験したことで、この2つの立場に上下関係が絶対に生まれてはいけないと考えています。だからこそ、この言葉を作られた福澤諭吉先生が設立した大学で、自分自身も人々に寄り添いながら学んでいきたいと感じました。私は、ひとり親家庭における貧困を最終的に助けてくれるのは「法律」だと思います。「法学の視点からであれば、より助けられる幅が広がる」そのように感じ、法学部を志すことを決意。慶應義塾大学法学部に総合型選抜で挑んだことで、強みを伸ばすことができたことはもちろん、自分自身を見つめ直すきっかけになりました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]法学に対する学問愛を育てることができた

「総合型・学校推薦型選抜特別指導 FIT入試対策講座」で週に一度、法学を勉強したい塾生で集まって様々な議論を交わしたことで、学問愛を育てることができました。また、法学は人の幸せについて追求していく学問だからこそ、どんな人々が今困っているのか、彼らに対して法律はどのようなアプローチを取ることができるのかを考える必要があります。講座を受講していく中で、そのような社会問題に積極的に目を向ける姿勢が自然と身につきました。

――[早稲田塾での〈生活〉]同じ興味関心を持った人と出会える特別な場所

早稲田塾はアットホームな環境で、校舎の担任助手や塾生もみんな明るい。お互いの信頼関係があったので、安心して講座を受けたり、心置きなく相談したりすることができました。早稲田塾で高い志を持った仲間たちと出会い、切磋琢磨していくことは私の励みになりました。入学前は自分自身の将来について深く考えたことがありませんでしたが、早稲田塾で様々な人と積極的に交流していく中で将来設計をすることができたのも、良かった点です。

――[将来の〈夢〉] 法学の視点から、ひとり親家庭における貧困を解決したい

慶應義塾大学法学部では、ひとり親家庭における貧困解決のための、労働法や社会保障法を勉強していきたいです。きっかけは、高2生の時に参加していた、子供の居場所を作るためのボランティア。そこで様々な環境に置かれた子供たちと接していく中で、生活環境に恵まれていない家庭が多いことに気がつき、自分には何ができるのだろうかと考え始めました。将来は、自分自身が現場に行ってひとり親家庭の実態を見た上で、それぞれに合った助け方を提案できるようになりたいです。

 さらにくわしく≫ 現役合格物語インタビュー

私の「千代田区立九段中等教育学校 自慢」

中高一貫校なので、幅広い年代の方々との交流が盛んであることが魅力です。 体育祭など、中学1年生から高3生まで一緒になって協力する行事もあり、とても楽しかったです。

私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」

FIT入試二次試験で使うメモ書き

このメモ書きを軸に、文章を構築していきました。自分の頭の中の本体になっていくものだったので、かなり助けられました。

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