衣類廃棄削減をはじめとする循環型社会構築に向け、
法律の面からアプローチしたい!

第44期生

太田光咲(おおたみさき)さん

通塾情報

出身校 四谷校
出身高校 三輪田学園高校
部活 茶道部
夢・目標 循環型社会に関わる法整備をする

進学情報

受験方式 FIT入試
大学 慶應義塾大学
学部 法学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】今までの経験が活かせる総合型選抜に惹かれて

早稲田塾に入学したのは、高校2年生の2月頃です。

海外で生活していた経験や英語資格が活かせるのではと考え、元々総合型選抜に興味を持っていました。

実際に塾を見学してみるとアットフォームな雰囲気がすごく魅力的で、総合型選抜に向けて小論文の力も磨けると思い、入学を決めました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】法律を学び、将来は衣類廃棄問題の解決に貢献したい

高校2年生のとき「Blue Earth Project」という環境問題に関する活動で、衣類廃棄を減らすためにアパレルブランドを立ち上げた方から話を聞いたのがきっかけで、廃棄問題に興味を持ちました。衣類を廃棄することで二酸化炭素が大量に放出されると、地球温暖化に悪影響を与えます。自分にとって身近な服が環境問題に影響を与えている現状に、すごく衝撃を受けました。

最初は国際的な視点でこの問題を考えようとしていましたが、志望大学とうまくマッチングしなくて…。塾の講師から「あなたの研究テーマは法の面からでもアプローチできると思うよ」とアドバイスを受け、法律と衣類廃棄問題について調べるようになりました。

大学では4年間法律の基礎を学びつつ、海外の例などを参考に衣類廃棄削減のための法整備について研究したいと思っています。例えばフランスでは、衣類廃棄禁止令によって、アパレルブランドの在庫処理が禁じられ、代わりにリサイクルや寄付が義務付けられるようになりました。まだ日本にはこのような法律がないので、日本に合った形で同じような法整備ができないか考えています。

慶應義塾大学は、法について学べるのはもちろん、外国語に力を入れている点に魅力を感じました。海外に住んでいた経験から英語は比較的得意ですが、将来、留学や外国で働くことも考えたら、もっと語学を強みにしたい。法と語学力を一緒に鍛えられる環境が自分に合っていると思いました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】FIT入試合格のため文章力を徹底的に鍛えた!

慶應義塾大学法学部のFIT入試に向け、「慶應義塾小論文」や「FIT入試直前講座」を受講していました。

「慶應義塾小論文」では、FIT入試だけでなく、SFC(総合政策学部・環境情報学部)や文学部で出された問題も解きます。他学部の問題は関係ないのではと思ったこともありましたが、そこで講師から学んだ論証の方法や知識は、小論文を書くうえで本当に役立ちました。

「FIT入試直前講座」では、一次試験の合格発表から二次試験までの1週間みっちり対策を行います。この講座で私は10個の小論文に取り組みました。一つ解くごとに「完璧で直すところがない」と言われるまで書き直しを行ったので大変でしたが、回数を重ねるうちに添削が減り、自分の実力が上がっていると感じられたので、良かったです。

――【後輩に〈一言〉】研究テーマや熱意をアピールしよう!

私には大会で優勝するような卓越した経歴がなかったので、総合型・学校推薦型選抜は向いていないんじゃないかと自信をなくすこともありました。しかし、早稲田塾に入ってみて、特別な経験があることよりも「大学への熱意や、いかに大学に向けて研究してきたかの方が大事だ」と教えていただいきました。

それを信じて頑張ってきた結果、私も慶應に合格ができたので、何か優れたものがないからといって諦めずに、研究テーマを深掘りし、積極的に総合型選抜にチャレンジしてほしいです。

 さらにくわしく≫ 現役合格物語インタビュー

私の「三輪田学園 自慢」

三輪田学園は英語に力を入れています。レベル別の英語のクラスがあり、放課後にはネイティブの先生と英語資格試験の対策をすることもできます。自分に合った方法で英語の勉強ができるのが魅力です。

私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」

「お守り」と「ボールペン」

お守りは、FIT入試の一次と二次の合格発表の際に、握り締めて祈るように使っていました。ボールペンはFIT入試の書類作成で使ったもの。提出前、このペンで書類を一から書き直し、その努力が実って合格したと今では感じているので、すごく思い入れがあります。

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