目指すは地方創生のスペシャリスト!
飯館村のために尽力したい

第44期生

高橋せら(たかはしせら)さん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 都立飛鳥高校
部活 吹奏楽部
夢・目標 起業して地域創生を推進

進学情報

受験方式 まちづくりチャレンジ特別入試
大学 法政大学
学部 現代福祉学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]母親のすすめで入学。受験期をポジティブに過ごしたい

早稲田塾に入学したのは高2の1月です。母親から早稲田塾のことを聞き、見学に行くと他の塾とは雰囲気が違って、スタッフの皆さんがとても明るい。受験をポジティブに楽しみたくて、総合型選抜にチャレンジしようと思いました。

もうすぐ高3という時期での入学でしたが、まだ明確な目標はありませんでした。大学生の担任助手に相談しながら「自分史」を作成し、思い浮かんだのが福島県飯館村に住んでいる祖父の存在です。飯館村は、福島原発事故によって放射能に汚染された地域。祖父は放射能汚染を測定し研究のようなものを続けており、国内外問わず様々なメディアで取り上げられているので私もよく目にしていました。自分も祖父のように情報発信していきたい。早稲田塾で「地域創生」という研究テーマを発見することができました。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]研究を進めるうえで大事な気づきを得られた

未来発見プログラムは「アフターコロナの地方創生を考える~地域行政学入門」「アフターコロナの行動経済学入門」を受講しました。どちらの講師からも言われたのは、“アフターコロナ”より“withコロナ”の意識で捉え、明日から未来へずっと続く視点で考えること。また、地方創生のために大切なのは、地域住民の意見だけではなく行政(国)の協力が必要だとあらためて感じました。せっかく組み立てたビジネスのロジックも、支援金の金額によって大きく変わります。研究を深めていくうえでこの気づきはとても貴重でした。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]「大学への小論文」のおかげで、急な形式変更にも慌てない!

論文系講座は「大学への小論文」を受講していました。過去問をどんどん解いていく講座で、これが結果的に受講して大正解!例年、法政大学の小論文は5つ程度のテーマが出され、その中から選択して書くものでした。けれど、今年はふつうの課題文型に形式が変更。おそらく、一般選抜をメインに勉強してきた人は急な変更で難しかったと思います。私は早稲田塾の講座を通して課題文型の問題に慣れていたので、本当にラッキーでした。

また、講座の特徴としては“メモをとる”が重要視されており、講師からも厳しく言われました。要点を速記することで集中力が高まる、単純に文字を早く書ければ試験がスムーズにできるなど、理由はいろいろあります。もちろん、小論文を書くときもきっちり時間をはかってやっていました。

余談ですが、メモをとるのを高校の授業でも継続していたところ、「ナイス!メモ賞」というのを先生にいただきました(笑)。なぜか突然できた賞だったのですが、早稲田塾で身についた良いところを褒めていただき、うれしかったですね。

――[私の〈受験ストーリー〉]地方創生のマインドを磨くためアクティブに行動

地方創生を研究テーマに掲げる学生は多いので、熱意とオリジナリティは負けないようにがんばりました。実践したのは、『おおくまハチドリプロジェクト』という、原発被災地である福島県大熊町が立ち上げたプロジェクトへの参加。全国の学生を対象に大熊町発展のために企画を募るもので、私の企画が採用されました。また、米国シリコンバレーを拠点に、女性起業家支援を行ってきた方を中心に実施された高校生向けプログラムにも、地方創生のアイデアを提出し、なんと100名(の企画の中)から5名の中に残ることができたんです。その他にも渋谷で100人インタビューを実施したり、もちろん福島県飯館村でも自治体から地域住民まで幅広く取材。この取材からコミュニティづくりも学んだほうがいいと気付き、中央大学の教授が運営されている、地域の資源を活かしたビジネスづくりを考える「シェア街」にもコミュニティマネージャーという立場で参加しました。

とにかく、思い立ったら吉日で、良さそうな企画だと思えばすぐに実行。とてもアクティブに動いていたので、私の早稲田塾の活用法は、集まった素材をまとめる最適な場所というイメージです。担任助手をはじめスタッフにも地域創生に詳しい方がいたので、相談しながら出願資料をまとめあげることができ、大変助かりました。

――[将来の〈夢〉] 福島県飯館村の村長になってしまうかも !?

福島県飯館村の地方創生のために、できることをやっていきたいと思っています。まずは飯館村の特産物、イチゴとキウイをPR販売するイベントを都内近郊でおこなう計画があります。こうしたイベントを企画立案する会社を大学生のうちに起業したい。長年、ソーシャルビジネスに取り組んできた社会起業家の方から「20代のうちに飯館村の村長になれば?」と提案されて本気で考えています(笑)。飯館村の文化をもっと効果的にアピールしていきたいですね。

もちろん、起業に向けて具体的に動きながら知識もしっかりインプットしていきます。「まちづくりチャレンジ特別入試」がある法政大学現代福祉学部はその名のとおり、まちづくりに高い関心を持つ猛者ばかりが集まるところです。教授も専門性の高い方ばかりで、学生は良い意味でライバルとしてお互い切磋琢磨できそう。今からとても楽しみです。

私の「都立飛鳥高校 自慢」

コロナ禍でいろいろ変わりましたが、本来は国際交流が盛んな学校です。校内では英語や中国語、ネパール語など多言語が飛び交い、様々な国の文化価値観に触れることができます。

私の「法政大学 現代福祉学部 現役合格アイテム」

推しの写真

私が推し活している男性アイドルの写真です。この写真をお守り代わりにしてずっと持っています。推しがいるとパワーが湧いてきて、何でもがんばれますよね!

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