中3から通った早稲田塾
3年間の成長が合格に結びついた

第44期生

草野愛梨(くさのあいり)さん

通塾情報

出身校 大崎品川校
出身高校 品川女子学院高等部
部活 クッキング部
夢・目標 「シンデレラ・コンプレックス」の原因を明らかにする

進学情報

受験方式 自考力入試
大学 立教大学
学部 社会学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】総合型選抜に興味を持った。両立を視野に入学

早稲田塾に入学したのは、中3の1月です。学力に自信がなく、塾を探しているときに母が早稲田塾を見つけてくれました。自宅から近かったこと、また説明会で総合型選抜についての話を聞き「ぜひチャレンジしてみたい」と考えたのが、入学の理由です。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「振り返り」がテーマの深掘りに役立った

まず受講したのは「総合型・学校推薦型選抜特別指導」。与えられたテーマに対して5分間で自分の考えをまとめ、発表します。最初のうちはまとめきれずに空欄も多かったけれど、回数を重ねるうちに「自分はこういう考え方をしがちだから、反対の考えを持ってきてみよう、違う視点を入れてみよう」と考えられるように。またテーマに合わせた言葉選びなど、細部にまで気を使えるようになっていきました。またこの授業では、自分が出した答えに対して「なぜこの回答を作ったのか、これを学問に展開していくならどうなるのか」を振り返ります。これが、私が研究テーマを深めていく上で、大いに役に立ちました。

そして「慶應義塾小論文」では、かなり鍛えられました!この授業は宿題をやっていかないと、授業に参加できません。つい怠けてしまう私には、これくらい切迫感がある方がよかった(笑)。ここでは、文章の書き方だけでなく、考えの深め方、言葉の捉え方について詳しく学びました。また講師が新しい視点を教えてくださるので、それを書類作成などに幅広く活かすことができました。参加している生徒はみな課題について考えてきているから、意見を交わす「ブレイクアウトルーム」では「さらに新しいことを生み出そう」という意識が高い。より深い考えや知識が得られる、学びの多い面白い授業でした。

――【〈自習室〉活用法】わからないことをその場で解決できる!

一般選抜との両立を考えていたので、高3の4月からは自習室に通い、大学入学共通テストの勉強や書類作成をしていました。特に9月は1日も欠かさず通いました!中3の入学当初はよく自習室に行っていましたが、コロナ禍ですっかり足が遠のいてしまいましたが、高3になって一念発起!自習室のメリットは、わからないことがあったらすぐにスタッフや大学生の担任助手に聞けること。疑問は持ち帰らずその場で解決するから、時間的には厳しい両立の勉強もできたのだと思います。

総合型選抜一本に絞る人も多いですが、私は両立したことでメンタルが安定しました。「総合型でだめだったら、一般で立教にチャレンジする」と思っていたので、モチベーションになったのだと思います。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】人の意見を聞き、選択し、自分の中に落とし込む

早稲田塾の良いところは、人と話す機会が多いこと。自分とは違う様々な意見を聞き、納得することもあれば、そうでないこともある。自分の中に取り入れるかどうかは、後で自分が決めればいい。まずは「聞く」ことが大切です。たとえば、ずっと同じ人と1対1で話していたら、その人の意見に自分が侵食されてしまうかもしれない。色々な人の意見を、ちょっとずつ「かじる」ことで、自分の幅を広げ、また「ここは貫きたい」という芯を持てるようになります。私は早くから入学したので、特に先輩からメンタリングをしてもらうことが多くありました。先輩自身の経験からくるアドバイスは、自分自身に落とし込みやすく、とてもありがたかったです。

――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】生活面・精神面で「バランス」が取れた

毎日のように自習室に行ったので、必然的に担任助手と話す機会も多くありました。自習が終わってから担任助手と話すのは、私のちょっとした楽しみ。悩みの相談にも、よくのってもらいました。学校でも家でも言えない話を聞いてもらえる早稲田塾があったから、生活面も精神面もバランスがとれていたように思います。3年間の早稲田塾生活で、人間的にも成長できました。感謝しています。

――【将来の〈夢〉】シンデレラ・コンプレックスの原因を明らかにして、悩む人を助けたい

「シンデレラ・コンプレックス」を知っていますか?男性への高い理想を求める依存的願望のことです。私はこれが、もしかしたら「恋愛できない現代人」「晩婚化」の原因の一つにもなっているのではないか、と考えました。私自身もコンプレックスを感じることがあり、なぜこのような考えを持つのか、その原因について知りたいと思うように。調べていくうちに、これはメディアが関わっているのではないかと考え、社会学とメディアの両方について学べる立教大学 社会学部 メディア社会学科を志望。実は、このテーマに決めたのは高3の夏のこと。それまでは食品流通をテーマに研究を進めていたのですが、同じくらい興味があったこちらのテーマも捨てきれずに塾で相談したところ「いいんじゃないか」と背中を押してもらえました。コンプレックスに陥る原因を解明することで、悩んでいる人たちの足がかりを作りたい。原因の究明と解決へのアプローチ方法について、これから模索していきたいです。

私の「品川女子学院高等部 自慢」

高2の春から半年から約1年間に渡って取り組む「CBL」という授業があります。「身近な社会問題を見つけて解決のためのアクションを起こす」がテーマ。問題を見つけるだけでなく、実際にアクションを起こすことがポイントです。グループワークで、私は「子どもが紫外線対策をする機会が失われている」をテーマにしていました。このような調査やアクションが、総合型選抜のための研究にも活かされたと思います。

私の「立教大学 社会学部 現役合格アイテム」

レボリューションカード

自習室の利用カードです。こんなにスタンプが溜まりました!頑張って通った証ですね。

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