部活動の経験を活かし
SFCの合格を掴み取る

第44期生

加藤聖郷(かとうせいごう)くん

通塾情報

出身校 青葉台校
出身高校 桐蔭学園高校
部活 ラグビー部
夢・目標 色彩を使ってスポーツ界に貢献する

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】部活の先輩が総合型選抜で合格しているのを見て

早稲田塾に入学したのは、中学3年の3月です。両親の勧めで個別相談に行き、その後桐蔭学園高校ラグビー部向けの座談会に出席しました。そこで初めて一般選抜以外の受験方式を知り、「合格の可能性が広がるならやってみたい!」と総合型選抜にチャレンジすることを決意。僕の所属するラグビー部は強豪で、多くの先輩たちはラグビー経験を活かして早稲田塾で現役合格を掴み取っていました。その安心感もあり、入学を決めました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】SFCの面白さに惹かれた

大学では、スポーツと色彩の関係について学びたいと思っています。きっかけは高校の探究学習で、一人ひとりのパフォーマンス力を高められる色、通称「勝ち色」について学んだことです。色によって呼吸の仕方や柔軟性が変わるという話を聞き、その「勝ち色」を自分のラグビーにも活かせないかなと興味を持ちました。

スポーツと色彩の関係を研究するうえで、一番大事なのが「脳科学」の分野です。脳科学を中心に学べる大学を担任助手が色々と提案してくださり、その中にあったのが慶應義塾大学SFCでした。高校2年の時には慶應SFC主催の「未来構想キャンプ」にも参加し、スポーツ系の講座を受講。それまで自分は、大学の教授に堅苦しいイメージを抱いていたのですが、SFCの教授は高校生に対しても「気軽に話して」と言ってくださる。この学校は面白い!研究もやりやすそう!と思い、迷わず第一志望に決めました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】苦手だった人前で話すことを克服

早稲田塾では、考えることの大切さ、そしてその考えを人前でどう表現するかを学べました。

毎週の「総合型・学校推薦型選抜特別指導」では、5分間という制限時間の中で与えられたテーマに対して自分なりの回答を考え、みんなの前で発表をします。始めたばかりの高校1年の時は毎週ほぼ白紙で、前に立っても一言も話せないということがよくありました。しかし回数を重ねるうちに、自分なりの回答を作れるようになっただけでなく、その後のディスカッションでは場を仕切れるほどに成長。僕の場合は早くから入学していたので、人前で話す経験をたくさん積むことができ、苦手を克服できたと感じています。

その後に行われる「ポートフォリオ作成指導」も好きな授業のひとつです。「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で出てきたテーマに関するキーワードと、自分の研究テーマとを結びつけて考え、グループでディスカッションをします。この作業を重ねることで、自分の興味のあった「色」について様々な角度から考えることができ、面接にも役立ちました。

――【早稲田塾での〈生活〉】忙しい部活と受験勉強を両立できた

週6で練習のある部活と受験勉強を両立させるため、部活帰りはそのまま塾へ直行し、学校のテスト勉強や総合型選抜の資料を作るという生活をしていました。家にいた時間よりも長く、早稲田塾はまさに「第二の家」。アットホームで皆が優しく、すぐに相談できる環境が魅力的でした。校舎には同じく部活を頑張る仲間や、自分とは全く違う海外経験のある子など様々な塾生がいて、そういった子たちと資料を見せ合いアドバイスをし合ったのも良い思い出です。

スタッフや担任助手は、僕の面倒くさがりな性格をよくわかっていて、やるべきことをしっかりやれるようにペースを作ってくれました。また、自分がやっている脳科学の研究の話をすると、「こういう課外活動があるよ」「今度このコンテストに参加してみたら?」と様々な情報をくれました。色々な選択肢を与えてくれ、自分の将来の可能性を広げてくれた塾には感謝しています。

――【将来の〈夢〉】スポーツ界の底上げに貢献したい

大学で学びたい具体的な研究テーマは、「身体活動における色特有の分泌物質と筋収縮の状態の相関関係」です。高校の探究学習で学んだ「勝ち色」で、特に関心を抱いたのが赤色でした。パフォーマンスがあがる色というのは人それぞれで、科学的に証明するのが難しい部分もあるのですが、赤色はアドレナリンを分泌させ興奮状態にさせたり闘争心を上げたりすることがあります。赤色を軸に置き、スポーツと脳科学の関係についてとことん学んでいきたいです。

大学では選手としてではなく、分析や戦略などスタッフとしてラグビーに携わります。大学での研究と合わせて、スポーツ界の底上げに繋げていきたいです。

私の「桐蔭学園高校 自慢」

「未来の扉」(通称:みらとび)という探究学習の授業が自慢です。探究の進め方や論文の書き方を高校生のうちから習得できるので、総合型選抜に大いに役立ちました。他の人より早くスタートラインに立てるので、「未来の扉」で探究をやっていて良かったなと思います。

私の「慶應義塾大学 環境情報学部 現役合格アイテム」

スタッフの方が手作りしてくれたストラップ、ノート

ストラップは、早稲田塾のスタッフが桐蔭ラグビー部の塾生のために作ってくれたものです。大会にも入試にも持っていき、お守り代わりにしていました。 ノートには、僕の受験の全てが詰まっています。指摘されたことを全部メモし、いつ見ても思い出せるよう工夫していました。

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