未来発見プログラムを通して
将来の夢を発見できた
三石康生(みついしこうき)くん
通塾情報
出身校 | 町田校 |
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出身高校 | 桐光学園高校 |
部活 | 弓道部 |
夢・目標 | 研究者になること |
進学情報
受験方式 | 夏秋AO |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 環境情報学部 |
――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]未来発見プログラムの内容に惹かれて
高校に入るタイミングで塾を探し始めました。様々な選択肢があるなかで、早稲田塾の説明会に行って未来発見プログラムを知ったとき、他の塾とはちがう魅力を感じたのが入学のきっかけです。
僕は、漠然とではあったけれど、研究者になりたいという目標がありました。もともと化学が好きだったからですが、高校の保健授業で「健康寿命/平均寿命」を習ってからは、いっきにアンチエイジングに関心が寄りました。いわゆる若返り治療にはどういう薬がきくのかを調べたところ、多細胞生物で唯一若返りが繰り返し可能な「ベニクラゲ」の遺伝子が応用できるのではという研究に着目。自分の探究テーマとして、ぜひ創薬は深堀りしていきたいと考えました。
――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 探究が促進された未来発見プログラムの受講
まとまった時間が取れる夏休み中は、積極的に未来発見プログラムに参加しました。
はじめて創薬に取り組んだという意味で印象深かったのは、東京理科大学薬学部でおこなった「スーパーメディカルサイエンスプログラム」です。グループで薬の出来栄えを競い合い、最後のプレゼンテーションで優秀賞を取れたので達成感がありました。
その後に参加したのが「スーパーバイオサイエンスプログラム」で、これをきっかけに自分自身の探究がカタチになったと実感しています。このプログラムを通して、はじめて論文の読み方を学べたのはとても大きな成果。そして、何人かの研究者のお話を聞く機会があり、僕の探究テーマと近しい研究をされている慶應義塾大学SFCの荒川和晴教授と出会えたことも僕にとっては幸いでした。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉] 講座を通して出会った教授のもとで学びたい
慶應義塾大学環境情報学部の荒川和晴教授は、クモの糸を研究されています。クモ糸の構造についてすでに様々な論文の発表をし、クモ糸遺伝子の系統解析に成功されているのを知りました。僕もベニクラゲを研究するうえで遺伝子解析は重要になります。さらに深く調べると、教授が課題とされるポイントと僕の課題で似ている部分があり、研究対象の生物は違うけれど、これはもう絶対に教授の近くで学びたい。僕が早稲田塾に入学する決め手となった未来発見プログラムでこうした出会いを得られたのは、まさに運命的だったと思っています。
――[早稲田塾で〈学んだこと〉]周囲から刺激を受け、自分の力に変えることができた
早稲田塾のメリットは、周囲の人たちの力を借りて成長できる点だと思います。たとえば提出書類の作成では、僕は自分の探究テーマを言語化することが苦手だったので、受験の経験者である大学生の担任助手から「もっとこうしたほうがいいよ」「数字を交えたほうがわかりやすくなるね」などのアドバイスをもらえました。人に見せるための書類を作成していくうえで、とても役立ちました。メンタリング(意見を交わしあう)でも同様に、お互いに指摘し合う中で、自分が一皮むけて強くなったと思います。ベニクラゲ研究の第一人者である久保田信先生に、自らアタックをかけて意見をいただきましたが、そのような能動的な行動は、これまでの自分からは考えられません。でも他の塾生を見ると、そんな行動は当たり前。周囲から刺激を受けることで、自分自身も今までにないパワーを発揮できたと思います。
――[将来の〈夢〉] ベニクラゲの若返りの仕組みを明らかにする研究者
提出書類の作成や早稲田塾の講座を通して、どんどん自分の将来像が固まっていくのを実感しました。これからもベニクラゲの若返りの仕組みを追究し続け、第一線の研究者としてがんばりたいです。