身体と心を研究して
「圧」を感じる作品を作る

第44期生

岡森愛(おかもりあい)さん

通塾情報

出身校 自由が丘校
出身高校 目黒日本大学高等学校
部活 ダンス部
夢・目標 誰がいつ見ても迫力が伝わるパフォーマンスを創る

進学情報

受験方式 自由選抜入試
大学 立教大学
学部 現代心理学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】 総合型選抜での現役合格を目指して、データが豊富な早稲田塾へ

早稲田塾に入学したのは高2の2月。私はダンス部に所属していて、全国大会の出場経験や受賞経験があります。勉強も並行してがんばっていたので評定平均が高く、こうした実績を生かすなら総合型選抜しかないと考えていました。そこで塾探しをスタートして、総合型選抜の合格実績がたくさんある早稲田塾に魅力を感じました。これまでどういう問題が出題されたのかなどデータも豊富で、スタッフも総合型選抜にとても詳しいと感じたのが入学の決め手です。

――【私の〈早稲田塾ライフ〉】 人に頼る大切さを教えてもらった

私は元々、一人で何もかも頑張ろうと思ってしまう癖がありました。入学したころは、何か困っていても塾に相談しなかったんです。でも家族に聞いてもやっぱりわからないし、「どうしよう……」と思っていたときに、早稲田塾の方から電話をかけてきてくれて、「困ってることない?」って。そこで相談できたし、「これからも困ったときにはいつでも電話して」と言ってもらいました。その時、人に頼ることの大切さを知りました。その後は、担任助手の方にお願いして過去問のデータを用意してもらったり、出願直前には講師の先生に閉館ギリギリまで提出書類をチェックしていただきました。

――【私の〈受験ストーリー〉】 日常生活を工夫して、部活と勉強を両立させた

5歳の時、母の友人に紹介してもらってバレエを観劇したんです。その経験がきっかけで、ダンスに興味を持ちました。バレエ教室に通ったあと、中学1年生から高校3年生まではずっとダンスをしていました。ダンス部では4つの全国大会に出場して、第15回の日本高校ダンス部選手権大会では全国大会で産経新聞社賞を、また、全日本高等学校チームダンス選手権という全国大会では4位の優秀賞をいただきました。部活と勉強の両立に悩んだ時は、早稲田塾に電話して相談。学校の勉強は日常の中に取り入れて、残った時間でダンスの練習や受験勉強をするということに決めました。例えばお風呂に入っている時に日本史を勉強して、通学時間で英単語を勉強する……というように、日常の動作をしながら勉強も一緒にやっちゃう。時間がすごく短縮されて、受験勉強と部活も並行して取り組めました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】 身体と心を深く学んで、パフォーマンスの「圧」を研究するため映像身体学科へ

ダンスを見た人の胸を打つもの、ハッとさせられるものを私はダンスの「圧」と呼んでいます。自分がダンスをやっているときに感じたのは、「圧」を出せるかどうかはバラバラで、出ていない時はパフォーマンスの精度が落ちているんじゃないかということ。だとすると、ダンスの「圧」が常に出るようになれば、もっと素晴らしいパフォーマンスができるんじゃないかと考えました。私自身が「圧」の出し方が分からなくて苦しんだ経験があるので、それならその部分をつきつめようと研究テーマにつなげていきました。

立教大学の現代心理学部映像身体学科はダンスもできるし、心も深く学べる。私の研究したい「圧」には心も関係すると考えているので、身体と心と映像を深く学べる映像身体学科を選びました。実は、元々は立教大学現代心理学部の「心理学科」に入りたいと思っていたのですが、早稲田塾で「あなたなら映像身体学科の方がいいよ」と勧めてくれて、映像身体学科について調べてみたことが進路決定のきっかけです。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】 「答えのない問題」に取り組むトレーニングが有効だった

「総合型・学校推薦型選抜特別指導」では、与えられた問題について、5分間で100〜120文字で自分の考えを書きます。ルールの中で、自分が思うベストな答えを探し出して文章で表現するトレーニングになりました。そこで鍛えた力は、受験本番で面接官の質問にすぐ答えるためにすごく役立ちました。また、自分の答えを30人ぐらいの生徒の前で発表するので、そういった面での訓練にもなりましたね。私は挨拶も部活動のルールと混ざってしまっていたところがあるので、お辞儀の仕方から声の出し方、話のテンポなど基本的なことも教えてもらいました。

――【将来の〈夢〉】 パフォーマンスの「圧」を研究し、迫力ある作品を創る

私の将来の目標は、誰がいつ見ても迫力が伝わるパフォーマンスを作ることです。大学では、それを実現するためにダンスの「圧」を研究していきたい。例えば、演劇や映画のワンシーンのたった数分間でも、「圧」が出ているパフォーマンスがあることで作品自体をいいものにできる。

人の心理状態を学び、「圧」を研究し、ダンスにこだわらず、いつ見ても迫力が伝わるパフォーマンスを創りたいです。

私の「目黒日本大学高等学校 自慢」

とにかく小テストが多い。そう聞くと辛そうかもしれませんが、小テストを一つひとつこなしていけば、いざ定期テストを迎えたときに少しずつ取り組んだことが力になっています。小テストが多いのは良いところだと考えています。それに、先生も生徒もすごく明るい学校でした。

私の「立教大学 現代心理学部 現役合格アイテム」

iPadと青ペン

この言葉は勉強と部活を並行させることが辛かった時、YouTubeに流れてきたもののスクショです。挫けそうな時、「次じゃなくて今やるべきだよ」と、自分の気持ちを奮い立たせていました。

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