大好きな英語、メタル音楽、ホラー小説を究めたい!
早稲田大学国際教養学部に合格

第44期生

迫田諒(さこだりょう)くん

通塾情報

出身校 自由が丘校
出身高校 渋谷教育学園幕張高校
夢・目標 「不穏」な芸術の価値を広めること

進学情報

受験方式 AO入試
大学 早稲田大学
学部 国際教養学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】総合型選抜に興味を持った

早稲田塾に入学したのは、高2生の9月ごろです。それまでは一般受験を考えていたのですが、勉強方法や受験の方法が自分に合わないと感じていました。総合型選抜について詳しく知るために、早稲田塾の説明会に参加。説明会後の面談で、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で扱っている「答えのない問題」を一つ解いてみないかと言われ、挑戦してみたんです。そこで「総合型選抜は考え方そのものを問われる入試なんだ」と気づき、魅力を感じました。総合型選抜を受けるならと、早稲田塾に入学を決めました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】国際的な場で活躍する人になりたい

小学生の時にロンドンとマレーシアに住んでいた経験があって、英語力に自信があり、中学・高校も英語教育を推進している一貫校に入りました。その流れで、強みである英語力を活かして国際的に活躍したいと、早稲田大学の国際教養学部を志望。やりたいことが多すぎて、具体的にこういった仕事がしたいというところまでは実はたどり着いていないのですが、その点が国際教養学部、リベラルアーツの強みだと思います。あえて一つの学問を専攻とせずに色んな学問を横断的に学ぶことができるので、本当に自分は何を軸に生きていくのか、大学で見つけられると思いました。英語で学べる日本の大学の中でもトップレベルの学部に入れたことで、将来の道が開けた感じがします。

――【印象に残った〈授業・カリキュラム〉】答えのない問題の探究講座

個人的にすごく印象的だった講座が、「答えのない問題」を探究していく「総合型・学校推薦型選抜特別指導」です。私は英語版を受講していて、オンラインの授業を通して日本全国、さらに海外に住む塾生とも、答えのない問題についてディスカッションを深めました。また、出題された課題にまつわる時事問題や個人的に気になったトピックについてリサーチをすることで、自分の興味・関心が広がった気がします。講座では2、3分で自分の答えを書かないといけないので、その時にいかに効率よく答えにたどり着けるかを考えていました。おかげで発想力も身についたと思います。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】自分を客観視できるようになった

早稲田塾では、自分で自分の性格を理解したうえで、いかに大学受験の中で活かすかということを学んだと思います。ディスカッションやエッセイを書く授業を通して、自分がどういった考え方をする人で、弱みは何なのかといったことを把握することができました。そうした過程を経て、自分の長所をチームの中で活かしやすくなったと思います。

私は自分のことを客観視するのがすごく苦手で、何をしたいかということもはっきり分かっていませんでした。しかし、似たような受験方式に挑戦する塾生とメンタリング(意見を交わしあう)を重ねることで、「自分はこういう人なんだ」とはっきり分かるようになりました。私はリーダーとしてチームを率いるのが好きなので、小さなチームでフリーランス、または中小企業で働きたいと思うようになるなど、将来の職業観も見えてきました。

――【合格の〈勝因〉】Critical Writingの対策講座

私にとっての合格の勝因は「早稲田大学(国際教養学部)AO入試〈Critical Writing〉対策講座」です。エッセイを書く練習だけでなく、どうしてその答えに行き着いたのか、またどうやってそれを表現すればいいのか、ディスカッションを毎週重ねることで、自分の考え方が明確になり、効率的に文章を書けるようになりしました。さらに、同じ講座を受講している塾生からのフィードバックを受けることで、文章力が磨かれ、合格レベルのエッセイが書けるようになったと思います。英語力に関しては既に自信があったので、その英語力をエッセイといった形でどう大学に届けるかという点に集中しました。どうしたら大学が魅力的だと思ってくれるエッセイを書けるか、自分でかなり勉強しました。

――【将来の〈夢〉】リベラルアーツ的にメタル音楽やホラー小説などのような芸術を研究して、その芸術的な価値を広める

私は昔から文章を書いたり、音楽を聴いたりするのが大好きで、ロンドンに引っ越してから1年経つ頃には英語でショートストーリーを書いたりしていました。小説を書いたり、音楽の趣味を突き詰めていったりする中で、自分が好きなヘビーメタル音楽やホラー小説は、人間の不安な感情を煽るような表現が多いことに気付きました。例えばメタル音楽は不協和音を好んで使ったり、歌詞もかなり過激なものであったり、一般的にあんまり人が好まないものをあえて人目にさらすといったテーマを持っています。ホラー小説も人が見たくないものをあえて見せるといったところに価値があります。自分が好きな、不安感を煽る芸術について研究していたところ、そういった作品は大体カジュアルなものとして扱われていると感じました。例えばホラー小説はただのエンターテインメントであったり、メタル音楽はただのユースカルチャーであったりと、あまり真面目に芸術として扱われないケースが多い。だからこそ私は、あえてその芸術的価値を見出したいと考えています。大学では芸術論だけではなく哲学論や社会学もリベラルアーツ的に学んで、人々の中での「芸術とは何か」を考えていきたい。そして、ゆくゆくはメタル音楽やホラー小説などの芸術的価値を広めていきたいですね。

私の「渋谷教育学園幕張高校 自慢」

とにかく自由な学校で、校則がない。生徒も自由な人間が集まっていて、面白い場所でした。また、英語の授業も多くあるのも魅力。エッセイの課題や海外の高校レベルの本を読んで、分析したり、劇を作ったりするという課題もあったので、英語を楽しみながら深められたと思います。

私の「早稲田大学 国際教養学部 現役合格アイテム」

マークマンソンという人の本です。大きな目標を持ち過ぎず、自分にとって何が大切なのかを一つひとつ決めていくことが、人生の方向性を決めていくという内容です。この本を読んでいると「何とかなる」と思えてきました。テスト会場や、緊張するような場所に行く時は必ず持って行き、待ち時間に読むようにしています。

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