SFCで創造実践学と心理学を学び、
無意識の偏見を世の中からなくしたい

第45期生

高柳茉白(たかやなぎましろ)さん

通塾情報

出身校 町田校
出身高校 森村学園高等部
部活 ESS部
夢・目標 無意識の偏見を抑制する方法をばらまきたい

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――【入学の〈きっかけ〉】自分自身を発見できる総合型選抜に挑戦するために入学

私が早稲田塾に入学したのは高1の冬です。志望していた慶應義塾大学が総合型選抜での入学を積極的に受け入れていたので、専門の対策をしてくれる早稲田塾に興味を持ちました。総合型選抜に惹かれた理由は、自分のやりたいことや興味関心を掘り下げ、自分自身を発見できる入試であること。早稲田塾に入学した決め手は、体験授業で受けた「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」です。答えのない問題について考えるという難しい課題に対し、チームをまとめながらハキハキと自分の意見を発信している塾生たちを見て、「私もここで一緒に学びたい」と思いました。

――【将来の〈夢〉】無意識の偏見について研究し、社会に広めたい

私の将来の夢は「無意識の偏見を抑制する方法を広めること」です。私がこの問題を初めて意識したのは、小学2年生のとき。黒人の先生に出会い、反射的に「怖い」というネガティブな感情を抱いてしまった自分に気づいたのです。その後、中学3年生のときに学校の自由課題研究で人種差別について探究する中で、改めて偏見と対峙する難しさを知りました。さらに高校時代には、自分だけの価値観を探すことをテーマとした「MONOSASHI」というインターネットメディアの運営に参加。この活動を通じて、将来の夢と探究テーマが固まりました。大学では創造実践学と心理学の研究を通じて偏見の抑制方法を確立し、偏見のない社会に貢献したいと思います。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】実践学と心理学の両方を学べる環境に惹かれて

私の探究テーマは「無意識の偏見を無意識な状態で抑制する方法を広める」こと。SFCを選んだ理由は、必要な学問を学べることができるからです。実践的な方法論の確立と心理学の両方を学べることは、他の大学・学部にはない大きな魅力でした。また、私はもともと文系・理系という枠で分けられるのが好きではなく、そのどちらも学べるSFCに行きたいという思いが高1の頃からありました。大学では特に、創造実践学という学問に打ち込みたいと考えています。これは、成功事例を分析し、成功のための方法論を確立するというもの。無意識の偏見を抑制するという難しい課題にも有効な、非常に魅力的な学問です。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】総合型・学校推薦型選抜特別指導で、自分自身の成長を実感

早稲田塾の授業の中で特に役に立ったと思うのは、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」。最初はグループをまとめることに苦労しましたが、どういう話し方をすればグループのコミュニケーションがうまくいくかが徐々にわかるようになりました。こうしたいわゆる非認知能力を伸ばすことができたのは、自分にとって大きな成長だと感じています。また「慶應義塾小論文」も受講しました。時事問題について詳しくなると同時に、文章力を身につけられる、ためになる授業だったと思います。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】尊敬する経営者との出会いが、人生を変える

未来発見プログラムの中では「グローバルキャリア・ブートキャンプ」が一番印象に残っています。これは、社会のさまざまな分野で活躍している8名の方々からキャリアについてお話を伺い、自分自身のキャリアをどう構築すべきかを考えるプログラムでした。ここでHI合同会社の代表取締役と出会えたことも、私にとって貴重な経験でした。この会社はSDGsと教育を軸に多様な事業を行っています。この事業理念に惹かれた私は、インターン生として働かせていただくことに。同社が手掛けるメディア「MONOSASHI」の運営を手伝う中で、社会の課題について視野を広げ、将来のビジョンを明確に描けるようになりました。

――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】追い詰められた私を、担任助手が救ってくれた

担任助手もスタッフもすごく親身に話を聞いてくれる人ばかりでした。一番印象に残っているのは、私がSFCの二次面接対策のときに精神的に追い詰められ、泣き出してしまったときのこと。担任助手が私の悩みについて丁寧に話を聞き、冷静に解決策を提案してくださいました。この方はSFCの先輩でもあるので、SFC受験の経験を踏まえたアドバイスは本当にありがたかったです。

私の「森村学園高等部 自慢」

教師が生徒の話を親身に聞いてくれる、アットホームな高校です。自由課題研究にも力を入れており、SDGs探究学習を通じて社会の課題を調べ、興味を持つきっかけになりました。

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