スタッフのひと言で進路が定まった
中央大学で「野外教育プログラム」を研究!

第45期生

大久保こはる(おおくぼこはる)さん

通塾情報

出身校 柏校
出身高校 麗澤高校
部活 SDGs研究会
夢・目標 都会に住んでいる子どもたちに野外体験の機会を与える「野外教育プログラム」を開発する

進学情報

受験方式 自己推薦入試
大学 中央大学
学部 文学部

――【入学の〈きっかけ〉】たくさんの人と関われる環境に魅力を感じて入学

私は、高1から高2まで「SDGs研究会『EARTH』」という部活動に所属していました。SDGs研究会では、持続可能な未来に向け、フェアトレードコーヒーの活動をはじめとするさまざまな取り組みを行っています。その一環で「GOALs」という首都圏の学校連携プログラムに参加。福島県産のオーガニックコットンの魅力や可能性を広げるために、委託販売やハンドタオルの商品開発などを通して、福島の現状を自分たちの言葉で伝える活動を行ってきました。これらの活動が評価され、環境省が主催する「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード2022」にて、福島県知事賞を受賞。この活動を通して得た学びや経験を活かして受験に臨みたいと考え、高2の冬頃に総合型選抜での受験を決意しました。

しかし総合型選抜についての知識が乏しかったので、専門的に対策できる塾はないかとインターネットで調べると、早稲田塾がヒット。オンライン授業を通じてたくさんの学生と関われること、幅広い分野の専門家と対話できる機会があることなどがわかりました。こうしたコミュニケーションによって自分にはない価値観や新たな視点を身につけ、楽しみながら総合型選抜の対策ができるのではないかと思い、両親を説得して高2の冬に入学しました。

――【大学・学部を選んだ理由】スタッフのひと言が決め手になった

私の夢である「野外教育プログラム」の開発には、アウトドアだけでなく、発達心理学や教育学など、子どもの発育と野外体験の関係を論理的に学ぶ必要があります。しかし分野が多岐にわたるため、これらを横断的に学べる大学はなかなかありません。そんなとき、「中央大学の学びのパスポートプログラムなら全部できるんじゃない?」というスタッフさんからの一言が。初めて聞く学科名でしたが、調べてみると自分がやりたいこととぴったり合致。文学部でアウトドアを学べる点や、13の専攻の中からオリジナルのカリキュラムを組める点、そして野外教育・防災教育・アウトドアを研究されている教授の授業を受けられる点に惹かれ、第一志望になりました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】2つの講座で苦手を克服!

未来発見プログラムの「伝える力大学」に参加しました。これは日本テレビのアナウンサーの方を講師に迎え、コミュニケーションの取り方や、これから活躍する人財になるためには何が必要なのかについて学ぶ講座です。私はこの講座で“人と異なることの大切さ”を学びました。私がGOALsでやってきた活動は強み、人と違うことをやってきたからこそ個性が光る。こうした気づきを得て、自分の殻を破れたことが大きな自信につながりました。

「大学への小論文」では、基本的な小論文の書き方や、書く際のコツ・注意点などについて学びました。この講座を受けるまでは一度も小論文を書いたことがなかったのですが、そんな状態でも小論文についての知識を得ることができましたし、小論文が好きになるまで成長することができました。また、最近読んだ本や最近見たニュースについて1分間話すカリキュラムもあります。最初は緊張してうまく話せなかったのですが、「伝える力大学」で学んだことを応用すると徐々にスラスラと話せるようになり、本番の面接でもハキハキと話すことができました。この2つの講座を受講して本当に良かったと思っています。

早稲田塾に通うことで「コミュニケーション能力」を伸ばせたと感じています。私は自分から人に話しかけることが本当に苦手だったのですが、「未来発見プログラム」や「大学への小論文」、「総合型・学校推薦型選抜特別指導<提出書類作成>」などの講座を通し、自分から話しかけられる力が身につきました。また、コミュニケーションを取るなかで、自分では考えもつかなかった視点やアイディアを持つ人が数多くおり、発想力を養うこともできました。

――【将来の〈夢〉】自主性を育む「野外教育プログラム」の開発を行いたい

私の将来の目標は、都会に住んでいる子どもたちに野外体験の機会を与え、自主性や自己肯定感を高める活動を行うこと。野外体験とは、キャンプやハイキング、天体観測といった、自然環境の中で活動する“五感を通じた直接体験”です。コミュニケーション能力の向上や体力増進のほか、知的好奇心や感性が育まれたり、自己肯定感が高まったりするなど、さまざまな効果が期待されています。私自身、幼少期に近所の公園でたくさん遊んで色々な人と関わったり、森林で散歩をしたときにストレスが軽減されるような開放感を味わった経験などから、野外体験の重要性を肌で感じています。しかし近年は、指導者のリソース不足や都市開発に伴う自然環境や公園の減少などから、子どもの野外体験の機会が少なくなっていることが問題視されています。こうした問題を少しでも改善するために「野外教育プログラム」の開発を行いたいと考えています。

そのために、大学では発達心理学・教育学・アウトドアの3つの学びを深めたい。発達心理学の分野では、野外体験が子どもの発達に与える影響について学びます。また教育学の分野では、野外体系をどのように教育に落とし込めばいいのかという教育実践論を学びます。そしてアウトドアの分野では、野外教育の授業を通して、アウトドアの魅力や面白さ、その意義などを語れるようしたいです。これらの学びを活かして子どもたちの自主性や自己肯定感を高められる「野外教育プログラム」を作りあげたいと思います。

私の「麗澤高校 自慢」

生徒が主体になって活動する団体が多く、なかでも入試広報チームである「STAR」の活動が自慢です。STARは、麗澤高校を受験しようと考えている中学3年生に向けて、生徒が主体となって高校の入試説明会を行うという活動団体です。生徒が主体となることで、生徒自身はプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力が身につき、受験生は生徒目線で麗澤高校の良いところを知ることができます。

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