塾と課外活動を両立し、
立命館大学に現役合格!

第45期生

瀬戸嵐(せとらん)くん

通塾情報

出身校 大崎品川校
出身高校 かえつ有明高校
部活 硬式テニス部
夢・目標 スポーツ指導者

進学情報

受験方式 総合型選抜
大学 立命館大学
学部 スポーツ健康科学部

――[入学の〈きっかけ〉]高校の同級生と一緒に受験を頑張りたい

早稲田塾に入学したのは高1の冬です。通っていた高校に早稲田塾生が何人かいて、一緒に切磋琢磨して受験勉強ができたらいいなという気持ちで決めました。私は小学3年の頃からテニスを続けており、高校の部活でも硬式テニス部に所属していました。その強みを受験に活かしたくて、最初から大学受験は総合型選抜で挑戦したいと決めていたのも、早稲田塾入学の大きな理由です。

――[私の〈受験ストーリー〉] 自分が経験したイップスを探究テーマに

ずっと好きで続けてきたテニスでしたが、高 1 の頃にイップスを経験しました。イップスとは、本来は簡単にできるはずの動作や技術が思うようにできなくなる状態を指します。一番の原因はストレスとも言われているものの、まだきちんと解明されていません。自分がこのような経験をしたことでイップスに関心を持ち、探究テーマにすることで受験に活かそうと考えました。テーマを深堀りするために行ったことは、チームのメンタルトレーナーの方が主催されているイベントでの取材や、自分と同世代のプレイヤーにアンケートを実施したこと。また、関係のありそうな論文もたくさん読みました。調査を進めていく中で見えてきたのは、自分自身の考えを上手にアウトプットできず溜め込んでしまうのがイップスの原因のひとつかもしれない、ということ。私の主戦場はダブルスだったので、相手とのコミュニケーションが円滑に取れていれば、ネガティブな気持ちをすぐ切り替えられたのかもしれません。大学で学んでいく前段階としての手ごたえは掴めたと思います。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉] カリキュラムの充実と庭球部の環境・雰囲気の良さ

私は 4 人家族で、父・母・姉も全員テニスプレイヤーです。大学進学にあたり、父は私に「テニスを続けてほしい」と願っていたので、何より実績と環境を重視。そのうえ上で探究テーマを深められるカリキュラム等に着目し、志望したのが立命館大学です。私の探究テーマであるイップスは脳科学や神経科学、心理学といった幅広いアプローチで学んでいく必要があります。その点、スポーツ健康科学部には、私が学びたいと思う専任の教授がたくさんいらっしゃいます。また、立命館大学公式庭球部に同じ高校の先輩が所属しているのも心強い。私は立命館大学の二次試験の前、一度大学の雰囲気を直接見てみたいと思い立ち、滋賀県にあるびわこ・くさつキャンパスまで足を運びました。庭球部の練習は適度な緊張感があり、皆さんの集中力がすごいけれど、休憩時間になると上下関係なく和気あいあいとしているのが印象に残りました。ここで思う存分力を発揮したい……最終試験前に、あらためて合格したい意欲を高めることができました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 平常授業で提出書類のレベルをアップ

一番印象に残っている講座は「スーパーハイレベル論文作法」です。書いたものを講師に添削してもらうのですが、曖昧だったり抽象的な表現は厳しくチェックされてしまう。何度も書き直していくうちに語彙が増え、自然と文章力が向上して、提出書類を作成するうえでとても役に立ちました。また、「IELTS 対策講座」も受けて良かったです。すでに英検 2 級は取得していたのですが、もう一歩英語力を引き上げたいという想いで受講しました。特にライティングについては、たとえば「この問題ではこの単語を使うといい」とか「この問題には何文字で回答するべき」など、形式ごとのテクニックがすごい。本番ではそれらを応用し、見事 IELTS5.5をクリア。結果的に英検 2 級よりランクの高いスコアを取ることができたので満足しています。

――[合格の〈勝因〉]担任助手のアドバイスと課外活動での学びが決定打!

私が通っていた大崎品川校は、担任助手と塾生の距離がとても近く、何でも相談できる間柄です。立命館大学の総合型選抜は二次試験で 10 分間のプレゼンテーションがありました。一次試験を合格した人だけに二次試験の問題が郵送されてくる仕組みで、時間をかけて準備することは難しい。焦りもあってか、自分で調べてきた探究テーマの内容を10分間でうまく説明することができず、何度も担任助手に相談しました。繰り返し練習させてもらい、頭の中を整理して本番に臨むことができたと思います。また課外活動では、父の紹介で障がいを持つ子どもたちにテニスを教えるボランティア活動に参加していました。その活動を通して、あらためてテニスの楽しさを再認識。私もテニスを好きで続けていたつもりが、いつの間にか勝敗だけにこだわるようになってしまっていたのだと思います。今後、イップスの研究を進めるにあたり、運動そのものを楽しむウェルネスの考え方は非常に重要です。その気持ちを二次試験で立命館大学の教授に話をしたところ、共感してくださったのがうれしかったです。これらの点が、今振り返ると合格できた勝因だったのかなと感じています。

――[将来の〈夢〉]選手が高いパフォーマンスを発揮できる場を提供したい!

将来は、イップスに苦しんでいる選手に寄り添い、手助けできる指導者になりたいと思っています。選手がより高いパフォーマンスを発揮できることに、少しでも貢献できるよう大学でしっかり学んでいきたいです。

私の「かえつ有明高校 自慢」

総合型選抜に挑戦する生徒が多いので励みになります。また、授業でみんなの前でプレゼン テーションする機会にも恵まれており、受験本番の練習にもなりました。

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