受験にも将来の夢にも
自分の経験を活かすことができた

第45期生

塚本遥香(つかもとはるか)さん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 開智高校
部活 なし(放送委員会)
夢・目標 地域のまちづくりに携わる人

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――【入学の〈きっかけ〉】自分の経験値を活かして総合型選抜にチャレンジしたい

高校入学後に初めて総合型選抜という入試方式を知りました。自分の経験や得意なことを受験でアピールできる魅力的な入試。それを知ってからは、模擬国連やキャリア甲子園など積極的に参加し、粘り強く結果を出すことを目標に頑張ってきました。このような強みを最大限入試に活かせるのはどこの塾だろうと探し、早稲田塾を選びました。早稲田塾には、自分の得意分野を深堀りし、正解のない問題に取り組むカリキュラムがあります。自分の将来を見つめる良い機会にもなるだろうと、高2の秋に早稲田塾に入学しました。

――【私の〈受験ストーリー〉】 長年続けてきたボーイスカウトから研究テーマを発掘

私は中学・高校と6年間放送委員でした。“人に言葉を届ける”ことに魅力を感じており、人と人をつなぐのも言葉だと思います。その思いが強くなった理由は、自分の地元で人間関係の希薄化を感じていたからです。ずっと自分の力で何かできないかと考えてきたので、それを早稲田塾で探究していくのは良いアイデアに思えました。けれど、深堀りし始めていくうちに、自分らしさを感じられない。もっと私自身にしかできないテーマは何だろうと見つめ直したとき、9 年間所属しているボーイスカウトの存在に思い当りました。私の所属する団体は、2022年に100周年を迎えた歴史ある団体です。学生から70歳代まで幅広い年齢層の方が集い、募金運動や社会奉仕活動を行っています。100年も団体を継続できるのは、何か理由があるはず。ボーイスカウトで培われる仲間意識やエンゲージメントを研究することで、人と人のつながりや地域活性化につなげたいと思って研究テーマに決めました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】SFC に学びたい教授とカリキュラムがあった!

研究テーマを「ボーイスカウトを参考にした持続可能な多世代交流が可能な地域づくり」に決めてから、それをより深く勉強できる大学を探しました。すると、慶應義塾大学に専門性の高い教授がいらっしゃることがわかったのです。その教授は、「地域づくりは効果的なプラットフォーム設計が必要」と説いています。そこから活動や価値を生み出し続ける仕組みは、まさに私の所属するボーイスカウトの活動に重なります。それを軸に、コミュニティ設営の分析に役立てたいデータサイエンスの授業やコミュニティ論、さらに行政との強いつながりなどを総合的に考えたとき、進学先は SFC の総合政策学部がぴったりだと思いました。また、地域づくりはマネジメントの視点も大切になるので、経営学の知識も身につけ、より実践的な学びを得たいと思っています。

――【私にとっての〈早稲田塾〉】 みんなが温かい、早稲田塾は“第二の家”

早稲田塾の良いところは、塾生同士で意見を出し合って自分の研究を深めていけるところだと思います。たとえば私がオンラインで参加した「SFC探究カフェ」は、SFCを受験する人たち同士でお互いの資料をブラッシュアップできる場です。SFCは出願書類の量が多く、自分だけだと客観的に見られなくなることもあるけれど、他の塾生の書類を見ることで自分の欠点や足りない要素を発見できます。みんなで頑張ろう!という意識も醸成できて、心強かったです。スタッフや担任助手にもとても励まされました。特に、出願ギリギリまで私の書類を添削してくれた担任助手は私とは違う校舎の方でしたが、合格したときには駆けつけて「おめでとう」と言っていただいたのが、うれしくて印象に残っています。みんなが温かく、私にとって早稲田塾は“第二の家”でした。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】柔軟な思考力を高めることができた「SDGs探究学習プログラム」

一番役に立ったと感じている授業は「慶應義塾小論文」です。慶應で実際に出題された問題を使って読み解いていくのですが、作者の意を汲んで分析し、それを自分なりの表現で回答を書くのが楽しみでした。受講を重ねるうちに、慶應が求めている人物像や目標も見えてくるのでおすすめです。また、早稲田塾入学の決め手となったのは「総合型・学校推薦型選抜特別指導」。正解のない問題に取り組む講座があり、印象に残っているお題が「4人で1杯のラーメンを作る」というものでした。美味しいラーメンをつくる秘伝の書をこの4人が知っているという設定で、「1+1+1+1=〇〇の空欄を埋めなさい」という問題です。私は一杯のラーメンを作るうえでの4人の葛藤を想像し、喜怒哀楽と回答してベストアンサーを獲得!講座を通して思考の柔軟性やオリジナリティが養われ、書類づくり・探究の深堀りに活かすことができました。

――【将来の〈夢〉】 地域の良さを活かしたまちづくりに携わる

将来の夢は、地域の良さを最大限に活かしたまちづくりをすることです。ボーイスカウトに根付いている世代を超えた人と人の絆を深め、ともに成長するエンゲージメントを活用したい。具体的に、どのようにまちづくりに携わるのかはこれから考えますが、まずは大学で仕組みづくりをしっかり学び、夢を叶えたいです。

私の「開智高校 自慢」

生徒のやりたいこと・自主性を尊重してくれます。また、授業や学内外で「探究」が盛んに取り入れられ、みんなが研究活動をしており総合型選抜に挑戦しやすい学校だと思います。

フォトギャラリー