留学経験を活かし、立教大学経営学部へ合格!
衣服ロス解消に向け、アパレル業界を変えたい
作本笑梨(さくもとえみり)さん
通塾情報
出身校 | 池袋校 |
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出身高校 | 淑徳巣鴨高校 |
部活 | |
夢・目標 | 衣服ロス解決のための衣服循環型社会を促進する |
進学情報
受験方式 | 自由選抜入試 |
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大学 | 立教大学 |
学部 | 経営学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】アメリカでの留学経験を活かし、総合型選抜に挑戦
私が総合型選抜を受けようと思ったきっかけは、高校1年生のときにアメリカへの留学が決まったこと。母から「留学経験を強みとして活かせる総合型選抜で進学するのがいいんじゃない?」と勧められ、総合型選抜に強い早稲田塾を選びました。総合型選抜の良いところは、学業だけでなく、私のこれまでの人生の良い面も失敗した面もすべて反映できる受験方式であること。海外留学経験や、興味をもったことを探究してきた経験を武器にできることは、一般選抜にはない魅力だと思いました。実際に早稲田塾に入学したのは、留学から帰ってきた高校2年生のとき。早稲田塾の生徒は全員が総合型選抜に向けて頑張っている人ばかりなので、同じ目標に向かう仲間に恵まれたことは幸運だったと思います。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】東進講座を活用し、一般選抜にも備える
私は総合型選抜をメインに考えていましたが、一般選抜に備えた準備もしていました。留学中の遅れを取り戻すために利用していたのが、東進講座。特に日本語の講座を重点的に受け、半年分を3カ月ぐらいで消化しました。自分のペースで勉強を進められるのはオンライン講座ならではの利点だと感じました。また、総合型選抜対策で特に役立ったのは、「大学への小論文」。2次試験での小論文はもちろん、志望理由書を作成する際にも役立ちました。高校の授業では、大学の教授に読んでもらうことを前提としたアカデミックな文章を書く機会がないので、そうした訓練を積み重ねることができたのは良い経験になったと思います。「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の中では、答えのない問題に取り組むプログラムがすごく良かった。5分間という短い時間で自分なりの回答を考えて書く練習を繰り返すことで、「自分がどんな風に物事を考えているのか」がわかりましたし、人前に立って堂々と発表する力も身につきました。2次面接で投げかけられた「答えのない問い」に対しても、きちんと自分の思いを消化して伝えられたのは、この授業の成果だと思います。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】国際協力のプロとともに、国際問題を議論
未来発見プログラムで印象的だったのは「FASID国際開発プログラム」。これは国際協力の第一人者である講師陣といっしょに、「平和」「食糧」「ジェンダー」「難民」などの重要なテーマを議論しあい、自分ができる国際協力の方法を考えるプログラムです。他校舎の人たちともフラットに議論できたのは、とても刺激的な時間でした。私と同じく国際的な問題を探求テーマとした仲間が集まっていたので、探究のヒントになるような知識や方法に触れることができました。
――【早稲田塾の<生活>】生徒に刺激を受け、担任助手に救われた
早稲田塾に入って良かったと思うことは、同じ目標に向かって頑張る仲間に巡り合えたこと。それぞれ異なる探究テーマを持っている生徒と話すのはいつも刺激的で、みんなとの会話を通じて自分の足りないものに気づくことがたくさんありました。また、探究や書類作成で行き詰まることがあり、そんな時にいつも助けてくれたのが担任助手の方々。同じように総合型選抜を乗り越えた経験を持つ現役の大学生からアドバイスをいただけるのは、すごく頼もしかったです。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】海外のビジネスをリアルに学びたい
私の将来の目標は世界的な衣服ロスの問題を解決すること。そのためには、国際的なビジネスのしくみや、経営学を学ぶ必要があります。立教大学経営学部国際経営学科では、経営学を基礎から学べることはもちろん、「Overseas EAPプログラム」というユニークなプログラムがあります。これは、実際に海外へ短期留学し、現地企業を訪問してその問題点と解決策を考え、企業に対してプレゼンテーションするというもの。海外の企業が実際にどういうビジネスをしているかを直接見られる、すごく貴重な機会になると期待しています。
――【将来の〈夢〉】衣服ロスを解決するため、アパレル業界を変革したい
衣服ロス解決のための衣服循環型社会を促進することが、私の夢。この夢にたどり着いた最初のきっかけは、アメリカ留学時に関心を持ったホームレスの貧困問題でした。当初は貧困問題の解決を探究テーマにしようと考えたのですが、詳しく調べていくうちに、まだ着られる衣服が大量に廃棄されている「衣服ロス」の問題を知りました。私は小さいころから服が好きで、ファッションにきらびやかなイメージを持っていたのですが、実は衣服の大量生産が貧困を引き起こしたり、地球環境に悪影響を及ぼしたりしているのです。この問題を解決するためにまずすべきことは、アパレル業界が大量生産をやめ、循環型の衣服生産に切り替えること。特に私は、ハイブランドから環境に良い衣服づくりを促進し、そこから徐々にアパレル業界全体を変えていくのが良いと考えています。とはいえ、環境に配慮した衣服生産には経営上のリスクがつきまとうのも事実。アパレル企業が利益を出しつつ、環境に配慮した衣服生産ができる経営戦略を考案するためにも、大学ではグローバルな視点で経営学を研究したいと思います。
――【後輩に〈ひと言〉】早稲田塾は、自分を高められる場所
私にとって早稲田塾は、いい意味で「安心する暇がない場所」でした。というのも、自分より頑張っている人を塾でたくさんみていたから。「自分なんかまだまだ!」というマインドを持ち、走り続けて行った結果が、現役合格につながったのだと思います。これから総合型選抜にチャレンジする人も、早稲田塾なら自然にいい刺激を受けて、自分を高めることができるはず。最後まであきらめずがんばってほしいな、と思います。