総合型選抜への挑戦で成長できた!
ダンスで生徒の個性を引き出す体育教員に
鈴木麻奈(すずきまな)さん
通塾情報
出身校 | 四谷校 |
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出身高校 | 山脇学園高校 |
部活 | バトン部 |
夢・目標 | ダンスに強い中学・高校の体育教員 |
進学情報
受験方式 | 自由選抜入試 |
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大学 | 立教大学 |
学部 | スポーツウエルネス学部 |
――[入学の〈きっかけ〉]母の勧めで、自分の強みを活かせる総合型選抜にチャレンジ
母親の勧めで早稲田塾に入学したのは、高1の12月頃。私は課外活動でチアダンスに力を入れ、学校でも委員会・部活動と積極的に取り組んできました。母はそんな私の姿を見て、総合型選抜に強い早稲田塾を探してくれました。私自身も総合型選抜という受験方式は知っており、自分の強みを活かせるなら挑戦したい気持ちはありました。早稲田塾へ見学に行くと、担任助手をはじめスタッフは優しい方たちばかり。安心して通えそうだと感じたのが入学の決め手です。
――[将来の〈夢〉] ダンスに強い中学・高校の体育教員になりたい!
私の将来の夢は、ダンスに強い中学・高校の体育教員になることです。その夢を持った理由は2つあります。ひとつ目は、チアダンスチームでの経験から。私は5歳からチアダンスを始め、中学からは本格的に地元のクラブチームに所属。強豪チームの中で切磋琢磨しながら技を磨き、昨秋に世界大会の出場権を獲得しました。クラブチームでは、先輩として小・中・高校生に指導するシーンも多々ありました。難易度の高い技ができるようになって喜ぶみんなの姿を見るのは、とてもうれしい。そこから、将来は教える立場になりたいと思うようになりました。もうひとつは、高校の体育の先生がすばらしい方だったこと。私が苦手とする球技をスモールステップで指導してくださり、私も先生を見習いたいと感じました。私は“スポーツ好き”な子だけでなく、幅広いバックグラウンドを持った子たちにダンスを通してスポーツの楽しさを伝えたいと思っています。たとえば、自分のアイデアを創作ダンスに取り入れてもらえれば、「自分にもできるんだ」と自己肯定感が上がる。人との関わり合い方もダンスを通して学べる。ダンスにはたくさんの魅力がつまっていると感じています。大学では、教育現場の体育授業としてのダンスに着目し、生徒一人ひとりの魅力や個性を引き出す指導方法について探究を深めていくつもりです。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉] 自分の価値観と視野を広げられるリベラルアーツ教育が魅力
立教大学を選んだ理由は、リベラルアーツ教育の環境で学びたかったからです。大学では、専門分野だけでなく幅広い分野の知識を吸収したいと考えています。その中で特に気になっているのが、「グローバル・リーダーシップ・プログラム」です。さまざまな学部・学年の生徒がグループワーク形式で取り組むので、自分の価値観を広げられそうと感じたのと、このプログラムで今の社会に必要とされるリーダーシップを磨きたいと思っています。スポーツウエルネス学部は、スポーツ教育学だけに留まらない学びが特徴です。私は体育の教育現場においてジェンダー問題にも注目しています。立教大学にはスポーツ・体育・ウエルネスをジェンダー視点で研究されている教授がいるので、ぜひ学んでみたい。最終的には教員免許状を取得し、理想の体育教員を目指して頑張ります。
――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 自分が思うのとはちがうリーダー像を修得
未来発見プログラムでは「ネゴシエーション&リーダーシッププログラム」を受講しました。慶應義塾大学法学部の田村次朗教授が講義をしてくださいます。“今後は自分も相手もWin-Winの関係になる交渉が必要になる”という教えは、これまで自分が抱いていたリーダー像とは一線を画していたので印象に残っています。テーマに合わせてグループワークで回答を導き出し、発表するというアクティブな内容が多かったのも、楽しんで続けられた要因だと思います。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] “答えのない問題”に取り組むことで養われたコミュニケーション能力
役に立ったのは「総合型・学校推薦型選抜特別指導」です。グループワークで取り組み、コミュニケーション能力が養われました。また、回答を大勢の塾生の前で発表するので、強い気持ちと自信を深めることができると思います。 もうひとつ、「本番直前授業」もタメになりました。受験の本番前はどうしてもナーバスになり、不安も高まります。そんなときに、面接指導で担任助手から適切なアドバイスをもらえたり、励ましていただけたりするのはとても心強い。提出書類については、同じ学部を志望する塾生同士でメンタリングを行うので、最後に自分の探究テーマを見つめ直す良い機会になりました。私は地元チームでやっていたチアダンスの他に、学校の部活動ではバトン部(バトントワリング)にも入っていました。早稲田塾・部活・チアダンスと3つを並行していくのは大変でしたが、早稲田塾は同じ内容の講座をオンラインでも対面でも受講できます。「対面では受けられそうにないな」と思ったらすぐオンライン授業の時間をチェック。担任助手からも定期的に電話がきて進捗状況を確認してくださったので、最後までやり切ることができました。
――[後輩に〈ひと言〉] 自分のやりたいことを見つけた瞬間、勉強が楽しくなる!
早稲田塾に通って自分が成長できた点は、“自分の役割を見つけ出す” ところだと思っています。部活などで私はリーダーシップをとることも多かったのですが、ある意味それは、慣れ親しんだ人たちの中。塾のグループワークでは、そのときバッと集まった即席のコミュニティの中で、周りを見ながら「今回は聞き役に回ってみよう」「このメンバーなら仕切っていこう」と判断する必要があります。臨機応変に立ち位置を考えて行動する姿勢が身に着き、これは社会に出てからも必ず役に立つはずです。総合型選抜にチャレンジすると、勉強が楽しくなりますよ。正直、私は勉強があまり好きではありませんでした。けれど、やりたいことを見つけた瞬間、勉強が楽しくなる。自分の好きな探究を突き詰めるなら、進んで調べモノもするし、その時間はとても充実していました。今後長い時間をかけて勉強していきたい目標を見つけることができて本当に良かったです。