興味関心事を探究テーマへ昇華
香りで日本文化を世界に広めたい
山本紗良(やまもとさら)さん
通塾情報
出身校 | 町田校 |
---|---|
出身高校 | 桜美林高校 |
部活 | |
夢・目標 | 香りを通して日本の良さを伝える |
進学情報
受験方式 | AO入試 |
---|---|
大学 | 早稲田大学 |
学部 | 文化構想学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】留学経験を活かして総合型選抜にチャレンジ
高1から1年間、カナダに留学していました。帰国後、留学経験を活かして大学受験に挑戦したいと思い、塾探しをスタート。その過程で知ったのが、総合型選抜という入試方法と早稲田塾です。塾生一人ひとりに担任助手がついてくれる安心感が決め手となり、高2の夏頃に入学しました。担任助手は、定期的に電話をくれたり、探究活動が行き詰っていると適切なアドバイスをくれたりなど、とても心強い存在でした。そのおかげで、最後まで探究テーマの軸がブレることなく、深めていくことができました。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】英語力、発信力を養えた貴重な経験
未来発見プログラムは「グローバルコミュニケーションプログラム」に参加しました。世界の社会問題についてグループごとに調べ、内容をまとめてプレゼンテーションを行うという講座です。受講中は英語を使うというミッションが課せられたので、グループワークもプレゼンもすべて英語。国際教養大学(AIU)の教授にプレゼンや論文を添削していただき、私はグループ発表と論文で優秀賞を獲ることができました。英語力を鍛えられたのはもちろん、プレゼン時の動作やスライドの作り方といった発信力も身につけられたと思います。
――【私の〈受験ストーリー〉】自分の成長を実感できたメンタリング
早稲田塾の良さは、メンタリングを通して塾生同士が高め合えるところだと思います。もともと私は引っ込み思案で、企業取材などとてもできない性分でした。しかし、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で他の塾生の書類を見ると、資料集めや取材に余念がなく、行動力に驚かされるばかり。これではいけないと奮い立ちました。この授業を通して最終的に見つけた私の探究テーマが「香りを通して日本の素晴らしさを世界に広める」です。そこから「香道」に興味を持ち、その歴史を知るために論文や資料を読み込み、香道の家元のところに足を運んで実際に体験しました。このような行動力がついたのは、メンタリングのおかげだと考えています。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】日本文化を英語で学び、世界に発信できる人財育成が主軸
早稲田大学のJCulp(国際日本文化論プログラム)を志望した理由は、多角的な視点で日本文化を“英語”で学び、広く世界に発信できる人財育成を主軸に置いているからです。私が留学中に感じた「香りを広めたい」想いと一致しており、ぴったりの環境だと思いました。また、海外生が入学してくる9月までの間、日本人学生は英語を徹底的にマスターするための短期留学があり、それも楽しみ。海外生と共に勉強できるのは、自分にとって大きな刺激になると思います
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】さまざまなアプローチで英語力を鍛える
JCulpの出願条件は英語資格が必要でした。1年間の留学を経て英語力はつけてきたつもりでしたが、早稲田塾でも「IELTS対策講座」を受講。長文を読み解くポイントやライティングのテクニックなどを教えていただき、おかげで出願基準のIELTS5.5を獲得することができました。また早稲田塾の担任助手にはJCulpの在校生がいます。「総合型・学校推薦型選抜特別指導」では、その方々にメンタリングしてもらえたのが大きなメリットでした。書類作成の注意点、英語でミスしがちな文法など、実際にJCulpのAO入試を経験したからこその指摘は、納得できるものばかりです。担任助手の力も借りて、より完成度の高い提出書類を作成することができました。さらに、私の通っていた桜美林高校では国際交流プログラムに参加。海外の学生とオンラインでつながり、英語でコミュニケーションを取りながら協力して課題に取り組みます。インドの学生と協力して動画作成や、中国の学生とはお互いの国の文化についてディスカッションしたこともあります。早稲田塾と学校の双方面で英語力を伸ばし、その努力がJCulpの合格に結びついたと思います。
――【将来の〈夢〉】日本と海外の香りを通して、日本文化の良さを広く発信
香水をつける母の影響で、私も小学生のときから自分の好きな香りがありました。高校受験では、好きな香りを側において緊張をほぐしたこともあります。留学先のカナダで日本文化を説明したとき「日本はステキだね!」と喜んでもらえたのが本当にうれしく、香りを通して日本文化を世界に広めたいと思うようになりました。当初は香りのマーケティングを探究しようと考えましたが、進めるうちに、日本には古くから香りの文化である「香道」があることを知りました。香道は、華道・茶道にならぶ日本の三大芸道のひとつです。源氏物語にも出てくるほど歴史があるのに、日本人にさえあまり馴染みがないのはとても残念に思いました。また、ここまでがんばってきた英語力を、大学でもさらに伸ばし、日本だけでなく海外の香り文化についても学びたい。香りを通して少しでも多くの人に、日本の良さを知ってもらえる活動に従事したいです。