ボランティア活動を活かし、立教大学に合格!
子どものためのサードプレイスづくりを目指して
三﨑紫織(みさきしおり)さん
通塾情報
出身校 | 池袋校 |
---|---|
出身高校 | 目黒日本大学高校 |
部活 | バドミントン部 |
夢・目標 | 地域にたずさわり、子どもたちの居場所をつくり、ひろげること |
進学情報
受験方式 | 自由選抜入試 |
---|---|
大学 | 立教大学 |
学部 | コミュニティ福祉学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】ボランティア活動を活かし、総合型選抜に挑戦
私が早稲田塾に入学したのは高校2年生のとき。小学5年生のころからずっと板橋区のボランティア団体に所属しており、その活動を活かせる総合型選抜に興味を持ちました。総合型選抜の良いところは、自分がこれまでやってきたことや興味を持ったことをアピールして進学できること。私自身は小学生のころから続けてきたボランティアは当たり前の活動だと思っていたのですが、早稲田塾で自分史を作成するときに「それってすごいことだよ!」と評価され、すごく嬉しかったのを覚えています。それまではボランティアをただ楽しんでいた私も、早稲田塾で学び始めてからは「この活動をどうやって広げればよいだろうか」という観点からも考えるようになり、団体のみんなとの接し方もいっそう濃密なものに変わりました。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】書類作成から面接・プレゼンまでしっかり指導
総合型選抜では書類審査が重要な第一関門。その点、早稲田塾では書類作成の授業がすごく充実しているところが良かったです。この授業では自宅で作成した書類をグループの生徒に配り、互いの書類について話し合います。自分では完璧だと思っていても、「ここはちょっと変じゃない?」と指摘されてみると確かにその通りで、他の人に見てもらうことの大切さがよくわかりました。そんな風に何度も見てもらうことで、最終的に良い書類ができたと思います。 そして立教大学の二次試験に役立ったのが「本番直前授業」。試験の1週間前は生徒・担任助手・講師を相手に、毎日4時間プレゼンと面接の練習を繰り返しました。私はプレゼンが少し不安だったのですが、徹底的に訓練したおかげで自信がつきました。また、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の中には5分間で正解のない問いに対して回答して発表するというプログラムがあり、これもすごく印象的でした。短い時間で文章を書くことは小論文を作成する力に結びついたし、プレゼンテーションの場数も踏めたと思います
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】竹中平蔵教授を交え、グループディスカッションにチャレンジ
未来発見プログラムでは「竹中平蔵 世界塾」に参加しました。これは竹中平蔵教授が世界で活躍できる人財を育成するプログラムで、講義や討論、発表などを通して、実践的な英語力や国際的な視野を養い、次世代のグローバルリーダーを育成するというもの。探究テーマと直接かかわる内容ではなかったけれど、グローバルに活躍する竹中先生を交えて塾生たちとディスカッションすることは、とても刺激的な経験となりました。最後のグループ発表は、初めて会うメンバーとディスカッションしながら英語でのプレゼンテーションを完成させるというかなり難しいものでしたが、思考力、コミュニケーション力、英語力を高めることができました。
――【早稲田塾での〈生活〉】自分にとって、もう一つの居場所
早稲田塾は、私にとって「塾」という感じではありませんでした。何というか、自分にとって「新しい居場所」の一つ。塾での出会いを通じて友だちもたくさんできて、みんなで書類を見せ合ったり、面接の練習をしたり、いつも支え合いながら一緒に受験勉強していました。早稲田塾は生徒同士で互いに高め合い、成長するための場所だったな、と感じています。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】子どもたちのコミュニティづくりを学びたい
私の将来の目標は、子どものためのサードプレイス(居場所)をつくること。そのために立教大学コミュニティ福祉学部では、まず地域政策について学びたいと思っています。立教大学コミュニティ福祉学部には、「政策学」と「コミュニティ学」の二つの専修があるのですが、私が専攻するのは「コミュニティ学」。子どもたちのコミュニティのあり方を一から学び、それを政策につなげていく方法を模索していきたいと考えています。
――【将来の〈夢〉】すべての子どもたちが幸せに暮らせる社会を目指して
サードプレイスとは、家庭や学校、職場とは別に、自分が自分らしくいられる居場所のことです。現在の日本では、虐待など家庭内の問題で自分の居場所がない子どもが多く、自殺者も増えています。私はボランティア活動を通じて子供たちと密接にかかわり、現場で何度もイベントを開いたりしてきたため、地域のサードプレイスの大事さを実感しています。そうした居場所づくりを、自分の力でどんどん切り拓いていきたいのです。そして幸せな子どもを一人でも増やし、良いサイクルを生み出し、やがては世界のすべての子どもが幸せに暮らせるようになること。それが、私の理想です。