学校に愛を持ち登校する児童が溢れる社会の実現に向けて
SFCで探究テーマを深めたい!

第46期生

前田  悠翔(まえだゆうと)くん

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 東京学芸大学附属国際中等教育学校
部活 バレーボール
夢・目標 学校に愛を持って登校する児童があふれる社会を実現したい

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――【入学の〈きっかけ〉】総合型選抜で合格した先輩のすすめで早稲田塾へ

私が通う高校は、総合型選抜に挑戦する人がとても多く、受験の概要や対策などを詳しく説明される機会もあります。私自身、プレゼンテーションやレポートを書くといった自己表現が得意だったので、それを活かせる総合型選抜はピッタリだなと思い、この方式で受験することを決めました。学校でも総合型選抜の対策をできるとはいえ、専門的な塾に通った方がより合格へ近づける。そう考えて先輩に相談したところ、早稲田塾をおすすめされました。早速、話を聞いて、体験授業に参加。学校とはまた違う明るい雰囲気や生徒同士の活発なコミュニケーションに惹かれ、「善は急げ!」という気持ちから、高1の春に入学しました。学校の先輩方が多く所属されていることも決め手になりました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】多角的な視点から探究テーマを深められるSFCの環境

私の探究テーマは「他者への自己同一化を通じた自己アイデンティティの確立、及び他者のアイデンティティへの理解方法の模索」です。「アイデンティティ(存在証明)」は、概念的なものであり、とても不安定なものだと思います。それゆえ、「自分ってなんだろう?」と深く考えすぎるあまり、ネガティブな方向にいってしまう人が多いのではと感じています。私の周囲でもそうした考えから、不登校になってしまう仲間がいました。私は学校が大好きなタイプなので、その時に“自分と他者の違い”というものを痛感し、同時に“相手の立場で物事を考えることの必要性”を感じました。 探究テーマを深められる大学について調べていくうちに、自分が探究したいものは一つの軸だけでは捉えられない課題だと感じ、多角的な視点から探究できる大学・学部に進みたいと思うようになりました。早稲田塾のスタッフに相談すると、「慶應SFCの総合政策学部なら、学問の枠にとらわれない学びができるから、合っていると思うよ」とのアドバイスが。もともとSFCに進学したいという思いはあったのですが、この一言が背中を押してくれました。改めて調べてみると、総合政策学部は100を超えるさまざまな分野の研究プロジェクトが進められていたり、「研究会」に参加して実践的な問題解決能力を身につけることができることを知り、まさに自分が求めている環境だなと。大学の校風や国際色豊かな生徒層にも魅力を感じ、SFCへ進学することを決めました。早稲田塾はSFCの合格実績が豊富なので、手厚いサポートを受けながら、安心して準備を進めることができた点も大きかったです。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】2つの力を伸ばすことができた「竹中平蔵 世界塾」

最も印象に残っているのは「竹中平蔵 世界塾」です。世界で活躍できる人財の育成を目指すこのプログラムでは、竹中平蔵先生から直接指導を受け、実践的な英語力や国際的なマインドセットなどを養うことができます。出題された問いや自身の探究テーマに関する資料を作成し、プレゼンテーションを行う回もあり、これは自分が今まで挑戦してきたことの中でもトップクラスにハードでした。その分、プレゼンテーション能力と英語でのコミュニケーション能力を伸ばすことができましたし、異文化理解も深められたので、成長を肌で実感できたプログラムでした。

――【早稲田塾での〈生活〉】“第2の学校”で楽しく受験生活を送れた

私にとって早稲田塾は“第2の学校”です。さまざまな分野を探究する塾生や先輩、温かい声をかけてくれるスタッフや担任助手、時に厳しく、時に優しい指導で学力だけでなく人間力も育ててくれる先生方など……熱くなれる環境が整っています。受験というと、ピリピリした空気感の中で黙々と勉強をするというイメージが強いですが、早稲田塾は和気あいあいとした雰囲気なので、とても楽しく受験生活を送ることができました。また、早稲田塾は、所属校以外の校舎に行くことができる点も魅力。私は池袋校以外に、吉祥寺校、町田校、大崎品川校、新宿校へ行き、それぞれの校舎で友達を作り、書類のフィードバックや面接の練習などを行っていました。そう考えると、第2の学校がたくさんありますね(笑)。

――【将来の〈夢〉】学校に愛を持って登校する児童があふれる社会を実現する

私は学校が大好きで、小1から高3の現在まで12年間無遅刻・無欠席で通っています。しかし、その中で自分とは真逆の存在である不登校について興味を持ちました。学校という小さなコミュニティの中で、自分がいる意味を見つけるのは、簡単なようで難しいこと。では、自己アイデンティティを確立できれば、学校が大好きになり、楽しく通えるのではないか。そんな思いから、現在も探究テーマを深めています。大学では、さまざまな学問の観点からさらに探究テーマを深めたいです。経営学や教育学、心理学、学習デザインなどを学び、学校への愛を育むアプローチ方法を考えていきます。将来的には、学校に愛を持って登校する児童があふれる社会を実現したいと思います!

私の「東京学芸大学附属国際中等教育学校 自慢」

それぞれが自分の探究テーマを持って生活していて、やりたいことや好きなこと、疑問に思うことを突き詰められる環境があります。また自由な校風なので、髪を染めている人やドレッドヘアにしている人など、個性的な生徒がすごく多いです。体育祭は特に盛り上がります。

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