筑波大学で日本語を研究し
外国人児童の日本語学習環境を作る

第43期生

齊藤 千桜さん(さいとう ちお)

通塾情報

出身校 池袋校
出身高校 東京学芸大学附属国際中等教育学校
部活 茶道部・ボランティア部
夢・目標 外国人児童への日本語教育プログラムの確立

進学情報

受験方式 (AC入試)
大学 筑波大学
学部 人文・文化学群

――[入学の〈きっかけ〉]留学中の学びを支えてくれる場所がほしい

早稲田塾に入学したのは、中3の冬です。高1の夏から1年間メキシコに留学することが決まっていたので、その期間をより有効活用するためのサポートがほしかった。いわゆる学科の勉強だけではない、より広い意味での学びを支えてくれる塾はないかと探すなかで、早稲田塾の説明会に参加しました。そこで未来発見プログラムの「国際ジャーナリスト育成塾」を発見!当時の私は将来ジャーナリストになりたいと思っていたので、両親に「絶対にこれに参加したい!」と頼み込み、入学することになりました。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】自分の視野の狭さに気付かされた「国際ジャーナリスト育成塾」

念願かなって参加した「国際ジャーナリスト育成塾」。周りは高2、高3の人ばかりで最初は気後れしていましたが、先輩方が親切に助けてくれて、とても楽しかった。フィールドワークで群馬県太田市に行き、外国人労働者にインタビューをしました。ちょうど入管法が改正された時期で、報道では過酷な労働環境にスポットが当たっており、私も外国人労働者は「大変な苦労をしている、かわいそうな境遇」だと思っていました。でも実際に一人ひとりに会ってみると、当たり前ですが、辛い人もいればそうじゃない人もいる。私は「外国人労働者」という枠組みでしか物事を捉えていなかったのだと気付かされました。このプログラムでは個人のプレゼンテーションで優秀賞をいただき、自分が認められたようで嬉しかったのを覚えています。

留学から帰ってきた後も、いろいろなプログラムに参加しました。「スーパーブロードキャスタープログラム」「FASID国際開発プログラム」「ネゴシエーションアンドリーダーシッププログラム」「SDGsメディア発信プログラム」など、自分の知的好奇心の赴くままに受講しましたね(笑)。特に印象に残っているのは「SDGsメディア発信プログラム」です。NYにいるジャーナリストの方が講師でした。当時のNYはコロナ禍の真っ最中でしたが、まだ日本はそれほどでもなかったので、私の中でコロナは「対岸の火事」。でも講師の話を聞き、自分の身近な問題なのだと認識を新たにしました。そして「伝える力ってすごいな」と感じたのです。そのときの私は、自分の志望校や学びたい思いを周囲にあまり理解してもらえなかったので、「私にもこのような力があったら、みんなにわかってもらえるのに!」と、伝える技術の重要性を知りました。

――【早稲田塾での〈生活〉】何一つ諦めなかった私を、早稲田塾が支えてくれた

私は日本では一般受験をする意思がなかったので、総合型選抜に全力投球しました!自分の興味のあることには、全部挑戦したい。だから結局4つの研究テーマについて、それぞれ違う学部に出願。もちろん、それは普通の人より大変な道のりですが、早稲田塾のスタッフは私のことをよく知っていて何を言っても諦めないとわかっているので(笑)、全力でサポートしてくれました。早稲田塾の人たちは、決して「こうしなさい、これをしちゃ駄目」と押し付けることをしない。私が学びたいという意思を示すと、それに応えてくれます。だから、私も最後まで続けられたのだと思う。時には担任助手に「もう無理です~!」と泣きつくこともありましたが、最後まで自分の意思を貫き通せたのは早稲田塾のおかげです。

――【後輩に〈ひと言〉】自分に嘘をつかず、まずは挑戦してみよう!

自分の興味関心に、嘘をつかないことが大切です。やる前に「これは自分には向いてない」と決めつけちゃうのは、もったいない。まずはやってみる。それから「やっぱり違うな」と思ったら、違うことに乗り換えればいい。挑戦したことは、決して無駄になりません。私は最終的にはジャーナリスト志望ではなかったけれど、「国際ジャーナリスト育成塾」での経験は入試の面接に活かされました。総合型選抜は、決して一本道ではなく、いろいろな道に曲がりながらも前に進んでいくことが大切で、最終的にそれが自分にとっての「形」になるのだと思います。

――【将来の〈夢〉】外国人児童が日本語を学べるカリキュラムを作りたい

私はこれから、筑波大学で日本語について学びます。現在日本に住む外国人児童に対する日本語学習には体系的な指導要領がなく、現場の裁量で進んでいる。「日本語教師」も国家資格ではなく、一定のカリキュラムを経たら誰でもなれる状況です。でも母語が違えば、日本語習得のために必要なプログラムは違うはず。大学と大学院で日本語教育について研究し、将来は文部科学省に入り小学校における日本語教育カリキュラムを作ること。それが私の夢です。

私の「東京学芸大学附属国際中等教育学校自慢」

制服も校則もない、自由な学校です。帰国子女や外国人生徒が多く、国際色豊か。「多様性を受け入れるべきだ」とわざわざ意識して行動するのではなく、それぞれがそれぞれを、あるがままの姿で受け入れてくれるので、とても居心地の良い学校でした。

私の「筑波大学 人文・文化学群 現役合格アイテム」

論文をまとめたファイル

日本語教育を研究テーマにしよう!と決めたときに集めた論文のファイルです。悩んだとき、立ち止まったときにこれを読むと、自分の思いの原点に立ち返れます。

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