憧れのお茶の水女子大に合格!
革新的な機械翻訳を開発したい

第46期生

福地 優良(ふくちゆら)さん

通塾情報

出身校 町田校
出身高校 クラーク記念国際高校
部活 文芸部
夢・目標 革新的な機械翻訳を開発する

進学情報

受験方式 新フンボルト入試
大学 お茶の水女子大学
学部 共創工学部

――[入学の〈きっかけ〉]早稲田塾ならではのプログラムに期待して

早稲田塾に入学したのは高2の10月です。私は文章を書くのが好きで、そういった強みや面接で受験できる総合型選抜に興味があり、塾を探していました。入学の決め手になったのは、未来発見プログラムなど他にはない独特の講座。企業や有識者の方々から学べる経験は貴重で、とても魅力的だと思ったのがきっかけです。

――[私の〈受験ストーリー〉]ボランティア活動から探究テーマを発見

将来の夢は、技術者となって高性能な機械翻訳を開発することです。父がプログラミングを使う仕事に就いていたので、以前から私も技術開発に興味を持っていました。それを深く探究しようと思ったきっかけは、高2から始めたボランティア活動です。 私は外国人に日本語を教えるボランティアをしており、その活動を通して「日本文学が好きだから日本語の勉強をしたい」という方に出会いました。日本の小説を、機械翻訳を使いつつ懸命に原文で読んでいました。しかし、機械翻訳を介すことで本来のニュアンスや日本語の良さが失われるのではないか?元来本好きな私は不安に思い、機械翻訳の技術研究という探究活動をスタート。その後、機械翻訳とプロの翻訳家の文章を比較検証したり、機械翻訳に関する技術的な書籍・論文を読み込んだりして探究を深めてきました。今は、機械翻訳とAI翻訳(自動翻訳)を融合することで、より最適な翻訳ができるのではないかと考え始めているところです。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 入試にとても役立った「慶應義塾小論文」

合格の勝因は「慶應義塾小論文」の講座だと思います。とてもレベルの高い論文講座で、慶應義塾大学の過去問を解き、添削してもらいながら、読み手を納得させるような“書く技術”を身につけます。お茶の水女子大学の新フンボルト入試は長時間にわたる小論文作成があるので、この講座で鍛えられた文章力が大いに役立ちました。未来発見プログラムは「メタバースサマークラス」に参加し、最新のVR技術やメタバースについて学びました。実際にVRを使ってメタバース上でどのような活動ができるかを体験しました。技術の将来性も教えていただき、これから生きていくうえで不可欠な知識だと実感。とても大きな収穫だったと思います。

――[私を支えてくれた〈スタッフ〉] 受験に向けてどう勉強するべきか、不安が解消された

早稲田塾に入学してから、総合型選抜一本で受験に挑むのか、一般受験との両立をすべきか、悩んだ時期がありました。その時相談にのってくれた担任助手が、受験までの学習プランを一緒に立ててくださいました。それによって勉強に対する不安が解消され、総合型選抜と一般選抜の両立を決意。個人的にはチャンスが増える分、合格の可能性を広げられるので両立はメリットでしかないと思っています。両立は大変ですが、私は学校から帰宅したら一般選抜の勉強をして、その隙間時間で探究テーマを深めるということをルーティン化しました。 早稲田塾に入る前から機械翻訳には関心を寄せていました。しかし、本格的に探究テーマを決めたのは、早稲田塾の講師やスタッフからさまざまなアドバイスをいただいたおかげです。早稲田塾は、受験だけではなく、将来に向けての自分自身の力を伸ばしてくれる場所だと思います。

――【将来の〈夢〉】高性能な革新的な機械翻訳の開発者になりたい

お茶の水女子大学の共創工学部は、文系・理系の学びを共に活かして新しい技術や文化を創り出すことを目指しています。情報系の学部でありながら、人文学や外国語にも力を入れています。他大学ではどれか1つの領域に絞って学ぶのが一般的ですが、3つの分野を横断的に学べる環境がとても魅力的でした。また、私と同様に言語の研究をされている教授もいらっしゃるので、その方の元で研究を続けたいです。 高1の頃から憧れていたお茶の水女子大学に合格することができ、今はとてもうれしいです。大学では多様なプログラミング言語を修得し、実践を重ねて、将来は誤訳の少ない革新的な機械翻訳を開発するのが、私の夢です。

私の「クラーク記念国際高校 自慢」

通信制高校なので、登校しないことも多いです。けれど、単位をしっかりとれば、資格取得や課外活動に十分時間がとれる、目標を持っている学生にはとても魅力的な環境です。

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