縁のあった立教大学に現役合格
愛される街づくりに貢献したい
田中 彩乃(たなかあやの)さん
通塾情報
出身校 | 大崎品川校 |
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出身高校 | 品川女子学院高等部 |
部活 | ダンス部 |
夢・目標 | 誰もが愛情を持てるような街づくりに貢献 |
進学情報
受験方式 | 自由選抜入試 |
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大学 | 立教大学 |
学部 | 観光学部 |
――[入学の〈きっかけ〉]母から総合型選抜を強く勧められて
早稲田塾に入学したのは高1の4月、母から総合型選抜での大学受験を強く勧められたのがきっかけです。幼馴染の先輩方も早稲田塾に通って合格したとのことで、母は自分の興味関心事に熱意を持って取り組む受験スタイルが、先輩方と同様に私にも合っていると判断したようです。 実際に総合型選抜を経験してみて、高1という早い時期から対策を始めたのは良かったと感じています。探究活動に時間をたっぷりとることができ、心構えも含め直前に焦ることがありませんでした。早稲田塾は、「こうしなさい」と明確な指示を与えるというより、自分自身が次にどう動けば良いかのヒントをいただける場所です。誰かに回答を求めるのではなく能動的に動く姿勢が何事においても大事なのだと、今回の受験で学びました.
――[大学・学部を選んだ〈理由〉]縁があった立教大学に入りたい
中3から3年間、中高生対象に東京都が運営している「おもてなし親善大使」育成塾に参加。外国人旅行者に都内の観光を案内するボランティアを行い、渋谷区民の方々と関わる機会がありました。渋谷はもともと開放的な地区でしたが、近年、ハロウィンを筆頭に秩序が乱れ区長が「来ないでほしい」と声明を出したほどです。しかし、実際区民の皆さんに取材してみると「渋谷の魅力は“自由な街”」と思っており、バランスが難しい。法的圧力ではなく、秩序を守りつつ新たなカルチャ―を生み出す街というイメージを醸成する必要があると感じました。 この活動を通じて、立教大学観光学部に通う方とつながりができて、学部の様子を教えていただきました。高校では大学出張授業というプログラムで立教大学観光学部の教授にお話しを伺いました。また、他の課外活動で立教大学出身の方にお世話になった際には立教大学の入学式に参加させていただき、「来年は自分もこの場に立ちたい」と強く思いました。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 合格の勝因は「実戦小論文」の受講!
合格の勝因は「実戦小論文」の受講だと思っています。小論文の書き方が“まったくわからない”人にオススメしたい講座です。型に沿って書くという基礎練習を身体が覚えるまで徹底的に行ってくれるので、どんな小論文も怖くなくなる。立教大学観光学部の求める人物像を見ると、観光の専門家を排出したいと書いてありました。つまり、スペシャリティな知見が望まれるということ。その素質が自分にはあるという想いを、精一杯小論文で表現しました。相手に伝わるよう明確にアピールできたのが、合格につながったと感じています。 また、「出願校決定ガイダンス」もとても役立ちました。私は観光を学びたかったので、併願校もすべて観光学部で揃えようとしていました。けれど、スタッフから「さまざまな角度から観光を見ることができる学部もある」と聞き、目からウロコ。たとえば、経済学部でも3年次から観光コースがある大学もある。併願戦略は個人の力で組み立てるのはとても難しいです。このようにスタッフから有益な情報をいただき、幅広い併願戦略を立てることができました。 未来発見プログラムでは「伝える力大学」を受講しました。講師は現役アナウンサーで、話すときの所作や表情などを教えていただきます。これは面接対策として大いに役立ちました。面接官も、初めてお会いする人。表情のつくり方で相手に柔らかな印象を与えるポイントを基礎から教えていただき、とても参考になりました。
――[後輩に〈ひと言〉]行動力が大事。存分に熱意を大学にアピールして!
受験は悲喜こもごもあったのですが、くじけそうになったとき、塾生同士で慰め合い、また前を向けました。どんなときも明るく対応してくれるスタッフや友達がいる早稲田塾は、私にとって安心できる場所でした。 もう少しやっておけば良かったなと思うのは、やはり学校の勉強でしょうか。評定平均を上げておけば出願できる大学が増え、倍率が低めの受験方式を狙えることもあります。やはり評定平均値は大事だなと思います。小論文講座も、早くからまじめに取り組んだほうが良いと思いました。 総合型選抜は、一般選抜と両立することで合格のチャンスが広がるので挑戦する価値があります。合格の秘訣は、とにかく行動力!自分の好きなことに突き進み、その熱意を思う存分大学にアピールしましょう。
――[将来の〈夢〉]ディベロッパーとして街に新たな価値創出、イメージ改善に携わりたい
将来は、観光を通して地域に新たな価値創出やイメージの改善に貢献したいと考えています。その目標に向けて、探究活動として渋谷の迷惑行為を観光経営戦略で解決するテーマに取り組んできました。現在考えているので近い職業は、ディベロッパーでしょうか。自ら街づくりを計画し、何十年もかけて実現したい。 大学では、地域イメージの形成手法から、観光戦略を用いたイメージ改善などを研究していきたいと考えています。