苦手な面接を克服して合格
人々に伝わる国際報道を発信するジャーナリストに
田中 陽幸(たなかはるゆき)くん
通塾情報
出身校 | 柏校 |
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出身高校 | 芝浦工業大学柏高校 |
部活 | 硬式野球部 |
夢・目標 | 的確に事実を述べつつも、読者がニュースを避けない記事を書くジャーナリスト |
進学情報
受験方式 | 国際コース選抜入試 |
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大学 | 立教大学 |
学部 | 社会学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】受験を通して本当にやりたいことを見極めたかった
高1の12月に早稲田塾に入学しました。塾のカリキュラムに魅力を感じた母が、私に合うのではないかと勧めてくれたことがきっかけです。 当時、まだはっきりとした将来の目標はありませんでしたが、大学進学を単なる通過点にせず、大学で学びたいことを明確にしたいという思いがありました。体験授業の後に早稲田塾のスタッフと面談し、総合型選抜では「何を学びたいのか」「それに向けてどんな努力をしてきたのか」が重視されると知りました。そこで、自分がこの先主体的に学んでいくためにも、総合型選抜が自分に合っていると考え、受験を決めて早稲田塾に入学しました。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】実践的な英語を磨き、メディアの学びを深めたい
私が立教大学社会学部メディア社会学科を選んだ理由は、メディアについて深く学べる環境が整っていると感じたから。特にメディア史に興味があり、大学ではそのゼミで学びたいと考えています。メディアの歴史を通じて、メディアが社会に与えてきた影響を学び、今後の社会における課題やその解決策について研究していきたいです。 また、立教大学の国際コースに魅力を感じたことも志望理由の一つです。このコースで行われる英語のプレゼンテーションやディスカッションを通じて、実践的な英語力や国際的な視野を身につけたいです。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】自分の学ぶ意欲を高め、自信をつけてくれた
未来発見プログラムの中で特に影響を受けたのは、「国際ジャーナリスト育成塾」です。一般財団法人国際開発機構(FASID)理事長の杉下恒夫先生やゲストの専門家の方々から、現在の国際情勢について教えていただきました。それに加えて、日本新聞博物館を見学し、メディアの社会的影響の大きさを実感。メディアについてもっと学んでみたいと思うきっかけになりました。さらに、授業内の個人プレゼンテーションで最優秀賞を受賞したことが、大きな自信につながりました。 また、「グローバルコミュニケーションプログラム」にも参加しました。新型コロナウイルスの感染拡大により、中学時代に予定されていた海外研修や留学ができなかったため、語学体験を補う目的でした。このプログラムでは、英語の能力アップの指導はもちろん、現代社会における問題を英語でプレゼンする機会がありました。英語は得意なほうだと思っていたのですが、さらなる英語力の向上が必要だと痛感し、学びへの意欲が高まりました。
――【私の〈受験ストーリー〉】苦手な面接への挑戦が将来の夢への第一歩
総合型選抜を受けると決めたものの、私は人と話すことが苦手で、面接に対する不安が大きく、覚悟を決めるまでに時間がかかりましたが、担任助手や先生方の支えがあり、一歩踏み出すことができました。 合格の決め手は、2次試験の小論文と面接対策の徹底だったと思います。小論文は過去問5年分を解き、本番直前授業では添削を受けました。苦手な面接については、まず自分でできる対策として早稲田塾の面接対策の資料を読み込み、よく聞かれる質問や、自分の希望する学部・学科で想定される質問を考え、自分なりの回答を書き出して問題集のようにまとめました。本番直前の1週間は、毎日オンラインで練習しつつ校舎で模擬面接を受け、実践的な対策を行いました。「苦手意識からくる不安を取り除くには練習しかない」と考え、地道に対策を重ねたことが合格につながったのだと思います。
――【将来の〈夢〉】人々の関心を引きつける報道ができるジャーナリストに
私の将来の夢は、事実に基づきながら人々の関心を引く国際報道を発信できるジャーナリストになることです。もともと両親が政治や社会問題に関心を持っており、家庭でもニュースについて話すことが多かったため、自然とこの分野に興味を持つようになりました。さらに、未来発見プログラムの「国際ジャーナリスト育成塾」に参加したことで、その思いがますます強まりました。 また、ウクライナやガザの紛争についてのニュースを耳にするようになり、戦争報道のあり方についても考えるように。衝撃的な映像に目を背けてしまいたくなるような現状も、伝え方を工夫することで、より多くの人に知ってもらえるようになるのではないかと思っています。海外での活動を視野に入れ、より良い伝え方を模索していきたいです。