書類作成で文章力をつけ医科歯科大合格!臨床と研究の両輪で活躍する医師に

第41期生

蒲田 善(がまだ ぜん)

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 早稲田実業高校
部活 テニス部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 臨床と研究の両方を行う医師

進学情報

受験方式 一般入試
大学 東京医科歯科大学
学部 医学部

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】医師になって、たくさんの人を助けたい

僕は幼い頃から、周りの人にたくさん迷惑をかけながら育ってきました。だから両親から「将来何をしたいのか、よく考えなさい」と言われたとき、「今まで人に助けてもらってきたから、これからは助ける人になろう」と思ったのです。その中でも医師は人間の生老病死のすべてに関わるし、医学の研究をすれば自分が死んだ後も成果が残り、未来の人をも助けられるかもしれない。そうして、医師になりたいと思い始めたのが中学3年生の頃でした。そこからオープンキャンパスに足を運び、強く惹かれたのが東京医科歯科大学。自宅から通える国立大学という点が魅力的だったのはもちろんですが、研究にも力を入れ、また海外に関連病院がありハーバード大学との提携制度があるなど、国際的な活動がある点にも惹かれました。医科歯科大の入試を調べたところ、推薦入試があることを知り、「チャンスを増やしたい」と考え早稲田塾の門を叩きました。医科歯科大の志望理由書は4,000文字もあります。自分ひとりで書類を仕上げるのは難しいけれど、早稲田塾は何度も丁寧に指導してくれることを知り、高2の3月に入学を決めました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】丁寧な指導で文章力がついた!

入学してすぐに志望理由書に取り組みましたが、最初は自分の文章の書けなさに愕然としました。一文が長くて何を言いたのかわからないし、内容も支離滅裂。しかし講師の適切なアドバイスや塾生からの意見、また他の塾生の書類を読んで参考にすることで、徐々に文章が整ってきました。過去の合格者の書類も見せてもらったので、具体的な「やるべきこと」が見えやすかったです。何度も何度も書き直して、納得のいく書類を完成させられたのは、本当に早稲田塾のおかげだと思っています。推薦入試は、一次の書類は通過できたのですが、残念ながら二次の英語論文要約で失敗しNG……。そこからは早稲田塾の自習室を利用しながら、一般入試に向けて勉強を重ねました。

第一志望の医科歯科大以外にも私立大学の医学部を受験しましたが、ほとんどの入試で小論文がありました。今までの僕だったらまともに書けなかったでしょうが、4,000文字を仕上げた後は思考をまとめる力や、人に伝わる文章の書き方が身についていたので、スムーズに書けました。そのおかげもあり、併願校はすべて合格。本命の医科歯科大に全力で臨むことができました!

早稲田塾のグループミーティングの授業は、併願で受験した東京慈恵会医科大の二次試験「MMI(multiple mini interview)」の対策に大いに役立ちました。MMIは、短い課題文を読んで1分間考え、その後4分間で意見をまとめて質疑応答を行う試験です。これが、グループミーティングでの課題にとてもよく似ていました。課題文の読み取りや短時間で思考をまとめるトレーニングとして、グループミーティングはとても良かったと思います。

早稲田塾の授業の良いところは、「フィードバック」があるところ。自分の意見に対し「それはどういうこと?」「その視点は面白い」など、講師や生徒が意見をくれる。また自分自身が意見を述べることで、他人への伝わり方も意識するようになりました。また、僕は人前で話すことに苦手意識があったのですが、早稲田塾の生徒は実に堂々と話せる人が多い。意見そのものはもちろんですが、彼らがどのような口ぶりや態度なのかを、先輩後輩問わずに参考にさせてもらっていました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】志望校や将来を考えることがモチベーションになる

結果的に一般入試で合格しましたが、推薦を受けたことは決して無駄になっていないと思います。早稲田塾でAO・推薦対策をしている人たちはみな、自分の志望校や将来の夢に対してしっかりとリサーチしている。その姿に刺激されて改めて志望校について調べたところ、さらなる魅力に気付くことができました。志望校への思いが強くなればなるほど、勉強へのモチベーションになるし、将来自分がどうありたいのかを考えるきっかけにもなりました。

――【後輩に〈ひと言〉】合格したことの責任を受け止めよう

医学部はどこも、志望者が多い。自分が合格したということは、誰かが不合格になったということです。その意味を胸に刻み、入学後は責任をもって努力しなければならないと思っています。医学部を志望する後輩のみなさんにも、ぜひこのことは意識してほしいですね。

勉強面では、1点に対して貪欲になること。「1点を取るために、何でもする!」という精神で頑張ってください。

――【将来の〈夢〉】臨床と研究の両方ができる医師に

将来は、臨床と研究、両方ができる医師になりたい。医学研究は一人だけでなく多くの患者さんを救うことができるし、また実際に一人ひとりの患者さんと接することで研究へのモチベーションが高くなります。臨床では、今は脳外科に興味がありますが、大学でいろいろな経験をしながら考えていきたいと思います。

私の「早稲田実業高校自慢」

僕は初等部からずっと早稲田実業ですが、中にはスポーツや合唱、作文などの実績で入学した、一芸に秀でた人たちがたくさんいます。ほとんどの生徒が早稲田大学に進学できるので勉強への執念はほとんどありませんが(笑)、その分伸び伸びと、自分の好きなことに打ち込める環境です。

私の「東京医科歯科大学 医学部 現役合格アイテム」

ポイントをまとめた「短冊」

参考書を持ち歩くのは重いので、入試には絶対に落としたくないポイントをまとめた「短冊」を持っていきました。これを見ると、「自分はこれだけやってきたんだから、大丈夫」と安心して試験に臨むことができました。

フォトギャラリー