塾生やスタッフのおかげ! 早稲田塾で強い自分になれた

第41期生

紀平 真珠(きひら まじゅ)

通塾情報

出身校 津田沼校
出身高校 国府台女子学院高等部
部活 剣道部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 国際機関の職員

進学情報

受験方式 公募制推薦
大学 上智大学
学部 総合グローバル学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]受験のチャンスを少しでも増やしたい

高2になる直前に早稲田塾へ入学しました。高校受験のとき、極度に緊張していた私を見て親が心配し、少しでも受験のチャンスを増やしたほうがいいのではと、早稲田塾を教えてくれたのがきっかけです。また、AO入試は自分の興味あるものを突き詰めて受験先を選ぶので、細かい性分の私には合っているのではないかと考えました。

私は、旅行好きな両親に連れられ、幼少期からたびたび海外へ行っていました。また、近所に外国の方が住んでおり、よくホームパーティに呼ばれていたので、英語には馴染みがありました。さらに姉が幼稚園の先生をしており、私も手伝いに行っていたことから子供が大好きに。こうした経験をスタッフに相談したところ、ひとまず上智大学の心理学科を目指そうということになりました。

――[私を支えてくれた〈スタッフ〉]大変なときも常に並走してくれた

高2の冬、1週間ほどカンボジアでのボランティアに参加しました。そのとき、現地の小学校を訪問し、すべて手作りで運動会を実施したんです。綱引きや騎馬戦、ムカデ競走……子どもたちはみんな貧しかったけれど、喜んでくれた笑顔が忘れられなくて。それから、進路を国際系に変更しようと決めました。

帰国後は早稲田塾で「AO・推薦入試特別指導」がスタート。しかし、一般入試の対策と剣道部の活動も続けていたため、優先順位がつけられずパニック状態に!耐えきれず高3の4月にスタッフに相談したところ、「一緒に勉強の計画を立てましょう」と提案が。学校の定期テスト前は講座の受講方法を変更してくれるなど、細かく対応してもらいました。このタイミングで、「進路変更してから志望理由書がうまく書けない」といった悩みも打ち明けることができました。思えば、行き詰まっても誰にも相談できずにいたことがパンクしてしまった大きな原因だったみたい。勇気を持って心を開くことの大切さを学んだ気がします。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]ファイナルチェックで研究を深く掘り下げる

研究テーマは二転三転していましたが、国際系への進路変更に伴ってスタッフと相談し、志望校を上智大学総合グローバル学部へ。明確になった分自分のやるべきことも定まって、これまでの遅れを取り戻すべくグングン書類を仕上げていきました。

ところがファイナルチェックの段階になってまたもや試練が。私は開発途上国の児童労働についてずっと研究していたのですが、私の調べ方が甘く、落としどころのアプローチを変更したほうがいいと講師から指摘されてしまいました。その場では頭が混乱して整理がつかなかったので、急いで校舎スタッフに相談。一緒に録音した音声を聞き、講師に電話をし、ディスカッションを重ねてどうにか論点を掴むことができたときはホッとしました。津田沼校のスタッフには本当にお世話になり、感謝しかありません。またファイナルチェックで厳しく添削していただいたおかげで、自分のやりたかった研究テーマを最後まで突き詰めることができました。

――[早稲田塾で〈学んだこと〉]他人に助けてもらいながら強い自分を持つ

スタッフと話し合いをしたのを皮切りに、少しずつ自分の意見が言えるようになりました。その意識をさらに育ててくれたのが、高3から始めた「論文作法(ろんぶんさっぽう)」です。「論文作法」では他人が書いた文章を見て「もっとこうしたほうがいい」「この部分はこう思う」など、塾生同士がディスカッションしていきます。周りは自分の意見をしっかり持っている人ばかり。自然に自分も意見が言えるようになりました。

早稲田塾に入る前の私は、自分に対して自信が持てず、何をやっても無理と決めつけていました。しかも、できる方法を他人に相談できないまま。でも早稲田塾に入学し、他人の力を借りながら自己肯定できる術を学んだ気がします。この変化は大学、そして社会人になる上で自分にとってきっとプラスになるはずです。

――[将来の〈夢〉]国際機関に入り、児童労働問題に取り組みたい

上智大学総合グローバル学部は、国際的な社会問題をグローバルと地域(ローカル)の二つの視点から深く掘り下げて学べるのが特徴です。たとえば私が研究テーマにしている児童労働の問題も、国や地域が違うだけで不平等があります。

本来、児童労働は国際条約で年齢が定められており、勉強と両立可能なものは許容範囲とされています。職業訓練や家庭生活の一部となっているものは軽作業とみなされますが、実際には貧困との闘いで、危険有害労働を余儀なくされている児童もたくさんいます。私は将来、ユニセフやJICAなど国際機関に入り、こうした国際条約について国境を越えて広め、少しでも児童労働をなくすために働きかけていきたいと思います。

今後、ミャンマーに行ってボランティア活動に参加する予定もあります。孤児院や養護施設のお手伝いです。私ができることは小さいですが、できる限り経験を積んで将来に役立てたいと思っています。

私の「国府台女子学院高等部自慢」

仏教校です。仏教の授業や全校で行う仏教朝礼を通して、お釈迦様の教えを学びました。人との出逢いはすべてご縁。早稲田塾でも良いご縁に恵まれたと思っています。

私の「上智大学 総合グローバル学部 現役合格アイテム」

お守り、AO指導のまとめノート、友達からの手紙

お守りは、姉が福岡の太宰府天満宮でもらってきてくれたもの。勉強机にずっとかけておきました。ノートは研究テーマで調べたことをまとめたり、塾生同士でメンタリングしたときに受けた指摘を書き留めたりしたもの。手紙は高校の友達からもらいました。友達は指定校で私より早く受験が終わっていたので、気遣って手紙や励ましの連絡をたくさんしてくれました。

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