志望校発見につながった 未来発見プログラムの受講

第42期生

阪田 留菜さん(さかた るな)

通塾情報

出身校 四谷校
出身高校 江戸川女子高校
部活 サッカー部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 気候変動対策に携わる

進学情報

受験方式 総合型選抜(AO入試)
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]高校の先生にSFCと早稲田塾をすすめられて

当初、進学先は筑波大学と決めていました。幼少期から(女子)サッカーを続けてきたので筑波でも続けたいこと、そして文理融合型の教育方針も魅力的だったからです。でも高校の先生が私の性格から推し量ったのか「慶應義塾大学SFCのほうが向いているのでは?」と。そしてAO推薦に強い塾ということで早稲田塾を紹介してくださったんです。

初めて早稲田塾を訪れ、スタッフに話を聞いてみると、多彩なプログラムやディスカッション主体の授業など、他の塾と違ってとても面白そう。一方通行で授業を受けるより意見を交わしながら進めていくスタイルが自分に合っていると思い、高1の1月に入学を決めました。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]連動して受講し、志望校や研究テーマが明確に

以前から政治に関心があったのと、漠然とした国際系への憧れから筑波大学では国際総合学類を志望していました。そのため、まずは未来発見プログラムの「FASID国際開発プログラム」を受講。国際社会の第一線で活躍されている特別講師の講義はとても興味深く、国際協力を考える複数のテーマから私は“防災”に関心を持ちました。

次に、防災にうまくAIを組み合わせることで画期的な国際協力ができるのではないかと考えて「スーパーAIプログラム」を受講。しばらくはAIをどう活用するかに頭を悩ませていましたが、そのうちに今度は地球温暖化が気になるように。地球温暖化対策には緩和策と適応策の二種類があり、防災は適応策のほうに含まれます。防災を深く考えるよりも、もっと根本的な部分から問題解決したほうがいいと気付きました。

そこで、今度は地球環境問題に特化した「スーパー地球環境プログラム」を受講し、自分がやりたい研究テーマはこれだ!と確信。気候変動について深く調べたいと考え、シラバスを見てみるとそれらを大学で学ぶには筑波よりSFCのほうが向いていそうだということもわかりました。こうして連動して未来発見プログラムを受講することで、志望校ややりたいことが明確にできたのは、自分にとって大きな収穫でした。

――[印象に残った〈イベント〉]英語の大切さを痛感した TIME CUP

単純に“目立ちたい”という理由から出場した英語プレゼンテーション大会「TIME CUP」。当時は防災について研究を深堀りしている時期だったので、日本の進んでいる防災技術を世界に発信していくべきという提案型のプレゼンテーションでのぞみました。特に英語に自信があるわけではなかった私が、それだけの台本を準備するのは、もう大変。単語を一つずつ調べ、何度も担任助手に確認。また、英語が得意な担任助手に台本を読んでもらって録音し、何度も聞きながら発音練習したのを思い出します。苦労の連続でしたが、TIME CUP出場を機に英語の大切さを痛感し、勉強をがんばろうというモチベーションアップにつながったのは間違いありません。

その甲斐あってか、入学以来ずっと続けてきた「英語特訓道場」の成果が見えてきたのもこの頃。地道に集中して単語を覚え続けるうちに長文の苦手意識が払拭され、学校の英語の成績がグンとアップしたんです。何事も継続することが大事だなと感じました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]講師のアドバイスで“自分らしい”AO書類が完成

研究テーマは、地球環境問題の中でも特に気候変動にフォーカスを当てたいと考えていました。ところが、すでに国をあげてたくさんの企業が対応策を打ち出しており、いまひとつ私のオリジナリティが出てこない。それまで技術面での研究ばかり考えて完全に煮詰まっていたところ、講師から「SFCは研究だけでなく、場づくりも学べるところだよ」とアドバイスが。そこで、もっと広い視野で捉え、対策をしている企業をはじめ様々な立場の人たちの架け橋に“私がなる”という主体的な内容にシフトしたんです。出願のギリギリまで四苦八苦していましたが、的確なアドバイスから気づきを得られたことが合格につながったと思います。

――[将来の〈夢〉]中立的な立場で気候変動対策に携わる

どういう機関、企業で働くといったことはまったくイメージができていません。ただ、常に中立的な立場を保って気候変動対策に携わっていきたいと考えています。SFCでは気候変動について科学的な知識を身につけ、環境政策や経済学を学んで行政や企業の動きを理解していきたい。私は性格的に、忙しくて追いつめられているくらいのほうがやる気が出るので、大学では貪欲にやりたいことを追求しようと思います。

私の「江戸川女子高校自慢」

「人として」の指導をしっかりしてくれる学校。たとえば、トイレは絶対にきれいです。トイレがきちんとしていないと周りからの印象も悪くなりますよね。

私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

ノート

まとめノートをたくさん作っていました。「AO・推薦入試特別指導」のノートが主で、研究テーマを深堀りするためのアイデアを書き留めたり、取材した内容をまとめたり。その他、志望理由書の書き方を練習したノートも。「国公立・早稲田小論文」の講座を受講していましたが、一文は何文字で、ひと段落は何文字が適しているかなど具体的に教えてくれてタメになりました。

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