講師に教えていただいた行動経済学がSFC合格に導いてくれた!

第42期生

安江 博文(やすえひろぶみ)

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 国際基督教大学高校
部活 オーケストラ部
タイプ 帰国子女の強みを活かす
夢・目標 インドの大気汚染問題を解決

進学情報

受験方式 総合型選抜(AO入試)
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]帰国生というアドバンテージを受験に活かしたい

大学は一般入試受験をするつもりでずっと勉強を続けてきました。でも、小学生の頃にインド、中学生の頃にアメリカで過ごした経験を受験に活かせればと考え始め、AO入試を視野に入れるように。

ちょうどタイミングよく、高校でもAO入試についての説明会があったので、さっそく両親とも相談。少しでも合格のチャンスを広げられればいいよねと後押しされ、早稲田塾に入学を決めたのが高2の11月でした。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉]インドの大気汚染問題をより深く学べる環境

AO入試に向けて、自分のやりたい研究テーマはすでに決めていました。それはインドの大気汚染問題についてです。インドに住んでいたとき喘息もちだった僕が、アメリカに引っ越したら驚くほど改善。医者の話しではインドの空気が原因だったのではということで、それ以来、自分の手で問題解決の一助となれればと考えていました。

付属校に通っていたため、早稲田塾入学当時は国際基督教大学(ICU)を志望。でもスタッフから慶應義塾大学SFCをすすめられ、調べてみると、アジア圏を学ぶならたしかにICUよりSFCのほうが良さそう。しかもSFCにはインドの環境・防災問題を専門に研究する“インド人”の教授がいらっしゃることもわかり歓喜!スタッフのすすめから志望校が決定しました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]自分の経験や知識をAO書類にうまく反映できた

「AO・推薦入試特別指導」で研究テーマを深めていく作業は、僕にとって将来進むべき道を確信できた、とても実りある過程でした。インドの大気汚染の原因は、人口増加による排ガスや工場などいろいろあるのですが、特に問題視されているのは焼き畑農業です。その煙に有害な物質が含まれており、多くの住民に影響を与えています。僕は理系だったので、当初は技術面のことばかり考えていました。でもJICAの方に取材したところ、金銭で解決できる技術よりも今は政策の整備が急務だと教えられて納得。僕がSFCの総合政策学部を目指した理由もここにあります。

いっぽう、「AO・推薦入試特別指導」の講師に“インドの政策に携わりたい”と相談したところ、内政不干渉に抵触するからと諭されて自分の無知を露呈することに(笑)。そこから研究のアプローチを見直し、政府というより対インドの住民や子どもたちに自分が何をやるべきかをSFCで学びたいという方向に修正。様々な方のアドバイスから、自分の経験や知識をAO書類に昇華させることができました。

――[受験を通して得た〈一生モノ〉]合格に導いてくれた「国公立・早稲田小論文」

僕を現役合格に導いてくれたと言っても過言ではない「国公立・早稲田小論文」。もちろん志望理由書などをまとめる上で文章力と技術力が身についたことは大きいですが、それ以上に幅広い知識が身についたことがメリットでした。

たとえば、講座で教えていただいた行動経済学。行動経済学のプロスペクト理論とは、利益や損失に関わる意思決定のメカニズムをモデル化した理論です。簡単に言うと、人は同じ5万円でももらったときのうれしさを「1」だとすると、失った(損した)ときの気持ちは「マイナス2」になる歪んだ気持ちの変化があるというようなものです。これを受験勉強に当てはめた場合、同じ勉強をして合格するのと不合格になるのでは、圧倒的に不合格で失うもののほうが多い気がする。これまで両親に「勉強しなさい」と言われても納得いかなかった部分があったのですが、プロスペクト理論を学んでからは後悔したくない気持ちが強くなり、心を入れ替えました。講師からはプロスペクト理論をわかりやすくグラフで教えていただいたので、そのグラフをプリントアウトして勉強部屋や学校のロッカーに貼り、携帯の待ち受け画面にもしています。「勉強するぞ、合格するぞ」というモチベーションを常に保てたのは、この講座を受講したおかげです。

――[将来の〈夢〉]焼き畑農業を減らす支援をライフワークに

インドの大気汚染の1/5を占めていると言われる焼き畑農業。禁止になっているのに守れない理由は、広大な土地を維持するための人件費や害虫駆除に充分なお金を欠けられない深刻な問題があります。僕が政府と住民の架け橋となり、インセンティブを与えて少しでもいい環境で農業ができるようにしたいですね。

実は、こうしたインセンティブの働きかけはすでに中東の専門家で動きがあり、先を越されないように僕もがんばりたい。大学では1日も無駄にせず、新たな知識習得と人脈作りに取り組んでいきたいと思います。

私の「国際基督教大学高校自慢」

全体の2/3が帰国生なので、異文化を受け入れる土壌ができています。自分の考えが他人と違っても当たり前という空気感が、僕にはとても居心地良かったです。

私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

パソコン、お守り、携帯電話

この3点セットはどこに行くにも持ち歩いていました。パソコンでずっと勉強していたし、携帯は待ち受け画面にしているプロスペクト理論のグラフを常に見ながら。早稲田塾からもらったお守りは、ポケットの中が定位置でした。

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