
建築教養講座で実力をつけて 早稲田の建築学科に合格!
森 瑠璃(もりるり)
通塾情報
出身校 | 新宿校 |
---|---|
出身高校 | 鷗友学園女子高校 |
部活 | バトントワリング |
タイプ | 学力・成績向上が目的 |
夢・目標 | 建築家 |
進学情報
受験方式 | AO・推薦入試 |
---|---|
大学 | 早稲田大学 |
学部 |

──[入学の<きっかけ>]体験授業を通して自分が変われた
入学は高2の9月。早稲田大学の建築学科にどうしても入りたくて、AO入試を考えていたときでした。いろいろ調べてみて、早稲田塾はAO入試に強いことがわかったので正式に決めました。 早稲田塾では建築・芸術系に特化した講座が充実しているため、体験授業では『建築教養講座』を受講。世界の歴史の中で建築が社会とどう結びついているかを学習するのですが、あまりに自分が無知なことに気づき茫然自失。今まで“建築が好きだ”という想いだけで、世の中で起こっている社会問題になど関心を寄せたことがなかったんです。建築云々の前に受験生としてダメなのでは……と、帰宅して泣き出すほどカルチャーショックに。ただ、このままではいけないと気合を入れ、残り2日間をどうにか乗り切りました。今思えば、あれくらいインパクトがあったからこそ自分が変われたし、過酷な受験期を乗り越えられたのだと思います。
──[大学・学部を選んだ<理由>]偶然の出会いが進路発見に
もともと美術館めぐりが好きで、空間によってこんなに作品の見え方が変わるんだと感じて建築に興味をもちました。そんなとき偶然、早稲田大学創造理工学部建築学科の教授が高校で講演会を開くことになり、模擬授業として参加したんです。その内容がとてもおもしろくて、絶対に建築を学ぶなら早稲田大学だと、進路発見につながりました。
──[タメになった<授業・カリキュラム>]「建築教養講座」で実力アップ
『建築教養講座』は『建築系小論文』とひと続きになった授業で、その他に『建築実技』があり、これは目の前にあるモノを描くというよりは自分で想像して表現するという内容。早稲田大学の創造理工学部建築学科では最近、「理想の山小屋を描きなさい」といった特殊な入試問題が出されるようになったので、講座で身に着いた教養や問題意識がとても役立ちましたね。
そして高3になってAO書類作成がスタート。 基本的には自分の考えを自由に書くというスタイルで進められたのですが、スタッフから「今こんなに美術館がたくさんあるけど、新たに造る必要性は?」と問われ、新たな気づきを得るきっかけに。早稲田大学の創造理工学部建築学科は、一般的な建築学科と比べて社会性が強く、現代社会の要求に応える建築を考えるのが特徴です。そこを主体に自分が将来何をしたいのかをもう一度見つめなおし、“社会を考えるきっかけの場となる美術館”をテーマに書類作成をやり遂げられました。まわりの受講生も芸術で社会を変えようと真剣に考えている人たちばかりだったので、その気迫に助けられたのも大きいです。
──[オリジナルの<勉強法>]ワークショップで自分自身が成長できた
高3の8月に外部ワークショップに参加し、3週間かけてアメリカ・メキシコ・キューバを旅しました。チェ・ゲバラ没後50年だったので主テーマはキューバ革命について学ぶことでしたが、旅をしてわかったのは、大きな社会闘争にはいつも芸術が関わっていること。メキシコ革命下で起こった壁画運動、キューバの美術館に飾られた市民運動の力強い画……あらためて芸術がもつパワーに触れ、すべてに感動。学校では決して学ぶことができない、観たものすべてが自分を成長させる糧になった旅でした。
──[将来の<夢>]“社会を考えるきっかけの場となる美術館”を建てたい
志望理由書のテーマを模索しているとき、何かヒントになればと本当にたくさんの美術館をまわりました。規模感を問わず近隣だと1日で3軒ハシゴしたことも。また、国内だけでなく海外の美術館まで足を延ばし、時間の捻出に苦労しましたが、そこまでしたのは早稲田大学創造理工学部建築学科の受験に賭けていたから。無事に合格したので4年間しっかり学び、将来は建築家になって必ず理想の美術館を建てられるようがんばります。