
ICUで幅広い学びを実践し、報道についての考えを深めたい
岡村かれん(おかむらかれん)
通塾情報
出身校 | 新宿校 |
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出身高校 | 関東国際高校 |
タイプ | 帰国子女の強みを活かす |
夢・目標 | メディア関係の仕事 |
進学情報
受験方式 | 帰国生入試 |
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大学 | 国際基督教大学 |
学部 | 教養学部 |

──[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]高校の先輩にすすめられて
中2のときに父の仕事の都合でシンガポールに行き、3年間現地のインターナショナルスクールに通いました。日本に戻ってきたのは高2の夏。ちょうど夏休み中だったので、日本の高校に入ったのは9月になってから。当時は大学受験のことはほとんど考えていなくて、まずは高校の授業に追いつくのが精一杯でした。特に古典は生まれて初めてやる科目なので、すごく大変でした。
早稲田塾に入ったのは、高3の5月。留学経験のある高校の先輩が「早稲田塾はいいよ」とすすめてくれた。見学に行き、AO・推薦入試に強い塾だということがわかったので、入りました。
受講科目は「AO・推薦入試特別講座」「論文作法(ろんぶんさっぽう)」、そして「英語特訓道場」。英語は日常会話では不自由しないのですが、しっかり単語力をつけたいと思ったんです。
──[私の〈ハイスクールライフ〉]英語が話せなくて大変!
シンガポールではインターナショナルスクールに通っていたので、授業は当然全部英語。日本では英語は得意科目ではありましたが、あくまで中学生レベルの話。いざ話そうとすると全然できない。学校に行くときはお腹が痛くなるくらい、テンションが低かった。特に「演劇」の授業で、いきなりアドリブで役を演じてと言われるのが苦痛で……。英語ができないというだけで、学校はこんなに楽しくないものなのか、と感じました。
でも1年半もすると、いつの間にか会話ができるようになるし、今日の宿題が何なのか、他の日本人の生徒に聞かなくてもわかるように(笑)。今では、日常会話であれば不自由しないレベルになりました。
よく「帰国生は英語が話せるし、大学受験で有利だからいいな」と言われるけれど、実は結構大変です(笑)
──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]作文から論文に進化
小論文を書くのはすごく難しかった。最初のうちは講師から「これは作文じゃないんだよ」と言われてしまって。感想を書くだけでは、作文になってしまうんですよね。試行錯誤しながら何度も何度も書き直して、スタッフにアドバイスをもらって、講師には繰り返し添削していただいて、徐々に書き方を掴んでいくことができました。夏休みのときにたまたま私の興味のあるメディア関係のテーマで書いたときは、講師に褒められたのが嬉しかったな。
──[受験を通して得た〈一生モノ〉]ニュース検定の勉強は、大人になるための第一歩
入試に役立ちそうだからという理由で「ニュース時事能力検定」の勉強をしていました。テキストをしっかり読んで、覚えて、を繰り返しているうちに、いつの間にかテレビのニュース番組や新聞記事に興味を覚えるように。さらに国内経済や世界情勢についての知識を深めるごとに、「一日一日を大切にしよう」という意識を持つようになりました。ニュース検定の勉強は、ちゃんとした大人になるための第一歩に繋がったと思います。
──[将来の〈夢〉]メディアについて考えを深めたい
シンガポールはとても小さい国で、面積は東京23区よりも小さい。そんな狭い中に様々な民族、宗教を持つ人が住んでいる。だからシンガポールのメディアには報道規制があり、「報道の自由がない国ランキング」でも上位に入ります。でもそれは、多民族が共生するために必要なルール。帰国して日本の報道と比較したとき、改めて報道の許容範囲はどこなのかを考えるようになりました。報道は真実を伝える必要があるけれど、だからといって何でも言って良いわけではない。国ごとに複雑な背景があり、とてもむずかしい問題です。
漠然と、将来はメディア関係の仕事に進みたいと考えています。まだ具体的な職業のビジョンは見えていません。今の私が興味を持っている様々なことが学べる大学はどこだろうと考え、国際基督教大学(ICU)を選びました。ICUは学部に分かれず、教養学部として幅広い学びの場が用意されています。国際色豊かな学校なので、留学制度も整っている。いずれは留学をして、その国の報道について肌で感じてみたいです。将来に向けて、まずは興味を持ったことにどんどん挑戦していきます。
私の「関東国際高校自慢」
“国際”とつくだけあって、様々な語学のコースがあります。私のいたクラスは全員帰国生。多様なバックグラウンドを持つ人と関わることができるし、海外の提携校から留学生もたくさん来る。日本にいながらユニークな交流ができる、楽しい学校です。
私の「国際基督教大学 教養学部 現役合格アイテム」
小論文ファイル、ノート、ニュース検定の教科書、新書、ICUグッズ

小論文ファイルには、今まで書き直したものが全部入っています。新書を読んで改めて、自分のメディアについての考え方を深めていきました。ICUグッズはオープンキャンパスでもらったり、購入したもの。ペンは使いましたが消しゴムは勿体無くて使えず、ペンケースの中でお守り代わりになっていました。