
国籍や宗教で差別されない 「ダイバーシティ」な世界を推進したい
ディーン ジョシュア 悠(でぃーん じょしゅあ ゆう)
通塾情報
出身校 | 四谷校 |
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出身高校 | 郁文館グローバル高校 |
部活 | ゴルフ |
タイプ | 留学経験を活かす |
夢・目標 | ダイバーシティが当たり前の世の中を作る |
進学情報
受験方式 | AO・推薦入試 |
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大学 | 国際基督教大学 |
学部 | 教養学部 |

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】AO入試をサポートしてくれる塾を選んだ
高校のプログラムで、高2の4月から12月まで、ニュージーランドに留学していました。そして帰国してすぐに、早稲田塾に入学。先輩にアドバイスをもらったときに早稲田塾の名前がよく出てきたことから、「ここならしっかりAOに向けた指導をしてもらえそうだ」と思っていたことがきっかけです。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】AOの指導で人前で話すことが楽しくなった
受講したのは、「AO・推薦入試特別指導」と「早稲田国公立小論文」。大勢の前で発言することが苦手だった僕にとって、AO指導の授業はちょっと恥ずかしい…。もちろん、今振り返ってみると意味のあることだとわかるのですが、当時は「ちょっとイヤだな」という気持ちもありました(笑)。しかし、AO指導での経験から、「自分の意見を話すのは、楽しいことなんだ」と気づくことが出来ました。
小論文も苦手でした。小論文には、自分の意見や感想を熱く語るのではなく、客観的な視点で冷静に分析する能力が求められます。僕は、それがあまり得意ではありませんでした。しかし、提出した小論文には点数がつくので、点数を上げるためにはどうすればいいのかを考え、何度も書き直したり、新書を読んだりして知識を増やし、自分なりに力をつけていきました。
――【早稲田塾での〈生活〉】面談を通じて再発見できた「自分が学びたいこと」
AO入試を受けるためには、まず自分のやりたいテーマを明確にする必要があります。入学当初、僕はそれを「映画」にしました。実は、それが後に大きな間違いだったことに気づくのですが…。僕は、映画を観ることが好きで、映画から様々なことを学びました。でも、映画製作者になりたいわけでも、評論家になりたいわけでもなかった。ただ「好き」なだけでは、テーマとして深めることが出来なかったのです。
そんな僕を救ってくれたのが、大学生の担任助手との「ポートフォリオ面談」でした。自分のヒストリーを書き出し、そのとき自分が何を考えていたのかを見つめ直すという機会を得て、興味を持っていたことや考えていたことに、改めて向き合うことができました。そして、自分がずっと問題意識を持っていたのに忘れてしまっていたことについて、面談でのアドバイスを通じて思い出したのです。
――【将来の〈夢〉】個性や国籍で差別されない世界を「当たり前」にしたい
僕は、父がオーストラリア人で母が日本人の、いわゆるハーフです。それが見た目からもわかるので、小さいときは多少差別的な扱いを受けることもありました。自分の生まれ持った個性や国籍で差別を受けるのは、不平等だ。僕はずっとそう考えてきました。
また、以前観た「ボーイズ・ドント・クライ」という映画も、大きな影響を与えてくれました。これは性同一性障害の主人公が差別によって命を奪われるという、実話を元にした映画です。僕はこの作品を観て、「このようなことで人が殺されてしまうなんて、あって良いことなのか」とショックを受けました。これらのことから、僕は「ダイバーシティ」に興味を持つようになり、ダイバーシティ教育を推進している国際基督教大学(ICU)にひかれ始めました。
かつては「差別は不平等だ」と思っていたのに、受験を目前にした僕はなぜか、それをAOのテーマにしようと考えていませんでした。それを、担任助手との面談でアドバイスをもらい、思い出すことができました。この面談がなかったら、僕は自分が何をしたいのか、今もわからないままだったと思います。
――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】早稲田塾に支えられ、助けられた
テーマが決まってからも、受験に対するプレッシャーでストレスを感じていた時期もありました。でもそういうときは、担任助手が悩みを聞いてくれました。自分のことを飾らずになんでも話せる相手がいるのは、とてもありがたいことです。年の近い担任助手と話をすることで、気が楽になりました。僕は、自分が「早稲田塾史上で、最も早稲田塾に助けられた生徒」だと思っています(笑)。本当に、早稲田塾には感謝しかありません。
――【後輩に〈ひと言〉】ときには、ゆっくり休んで
ときには休んでください。もちろん自分に甘すぎるのはダメだけど、厳しくしすぎると追い詰められて、自分が何をやりたいのか、何をするべきなのかわからなくなってしまいます。だから、自分のために頑張ることはもちろん大切だけど、ときには休んでみるといいんじゃないかな。