早稲田塾に通い詰めICU現役合格!
SOGIの多様性に理解ある社会へ
牧野 愛子(まきの あいこ)さん
通塾情報
出身校 | 新宿校 |
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出身高校 | 法政大学第二高校 |
部活 | 放送部 |
夢・目標 | 違いを持つ人々が、個性や違いを力に変えられる環境をつくる |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜 |
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大学 | 国際基督教大学 |
学部 | 教養学部 |
――[入学の〈きっかけ〉] 留学経験を大学受験に活かすために
高1の3学期から約10カ月、カナダの現地校へ留学しました。留学前に、留学経験を活かして大学受験できたらと考えて早稲田塾を訪れていました。実際入学したのは高2の1月で、早稲田塾は自分の個性を見つけ、可能性を広げてくれる場所だと思いました。特に印象に残っているのは、校舎長との面接練習です。どういう視点で世界を見ているか、と聞かれたので「自分が主人公のつもりでドラマや映画を見るように、世界を眺めている」と答えたんです。すると、「そのような考えを持っている人は、おそらくあなただけ」と言われ、自分しか持っていない視点だと初めて気づきました。 留学から帰国後は、ほぼ毎日通っていた早稲田塾。たくさんの人と出会い、感性を刺激され、自分の個性を伸ばすことができました。
――[私の〈ハイスクールライフ〉] マイノリティ/マジョリティを痛感した留学生活
留学中はスポーツや音楽のクラブに入るなど、授業以外でも積極的に活動しました。またホストファミリーと1日1本は一緒に映画鑑賞するなどして、英語力を伸ばす努力もたくさんしたつもりです。けれど、言葉の壁を無くすのはとても難しい。一番衝撃だったのは、友人の知り合いでレズビアンの方を紹介されたときです。「私の彼女がね…」と自然に話されたときは、私の周囲で同性をそのように語る人は皆無だったため戸惑いました。 留学中にさまざまな出来事を経験して、マイノリティ/マジョリティという概念を痛感し、マイノリティが自分の意見を安心して発信できる環境は大事だと思いました。日本でしか生きてこなかった自分に性的マイノリティの存在はどこか他人事でしたが、これを機会にもっとLGBTQやSOGI(性的指向・性自認)への考えを深めたいと思うように。将来は、違いを持った人々が個性を活かして暮らせる社会づくりに貢献したいという目標もできました。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉]SOGIやLGBTQを学ぶ最適な環境
国際基督教大学(ICU)は、以前からSOGIの多様性について大学の考えを発信し、すべての学生・教職員にとって過ごしやすいキャンパスづくりを宣言しています。私もこのような場に身を置いて勉強したいと思いました。キャンパスは自然に囲まれ、とても安心できる雰囲気です。生物学的な視点からLGBTQを研究されている教授もいらっしゃいます。 早稲田塾で探究テーマを深めるにあたり、自分の住んでいる渋谷区に話を伺いました。渋谷区はLGBTQ政策が進んでいる街として知られています。しかし、LGBTQのメッセージを伝えるために用意されているはずの「しぶやレインボー宣言」POPを、私は18年間生きてきて1度も見たことがありません。どうしたらこのような取り組みを広めていけるのか、自分にとっても課題です。大学では多様な人々と対話し、自身の考えを広めたいと考えています。また、視野を広げるべく大学在学中に世界1周したいなと思っています!
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 合格のカギとなった平常授業の学び
ひとつ目は「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で行われる、答えのない問いを考える授業です。お題に対して5分間で回答をまとめ、大勢の前で発表します。この授業では、限られた時間内で文章をまとめる力と、他の塾生の回答から得た広い視野、この2つが身につきました。 また、早稲田塾の「IELTS対策講座」を受講しました。ICUは出願条件として評定平均と英語資格が必要です。授業でも英語文献を読み、英語で議論するなど高い英語力が必要になるので、入学後も十分な英語力を有している人が強い。「IELTS対策講座」を受講して、長文を読み解く力、問題に取り掛かる順番など、効率いい点数の取り方を教えていただけて大満足。おかげで英検準1級とIELTSのスコア6を取得することができました。
――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]世界へ羽ばたきたいと強く思えた「世界塾」
未来発見プログラムは「竹中平蔵 世界塾」に参加しました。竹中平蔵先生から今の世界情勢や、歴史上の出来事で押さえておくべきポイントを教えていただき、ディスカッションしながら進んでいく授業です。日常生活では、“世界”に目を向けることはそれほど多くありません。さらに、ただ目を向けるだけでなく、自分がどう思うのかを整理し、思ったことを他者に伝える大切さを学ぶことができました。歴史上の偉人たちの体験談を聞いて、自分も同じように世界に羽ばたき、さまざまな人たちと交流を持ちたいと思いました。
――[後輩へ〈ひと言〉]多様な意見を素直に受け止める姿勢が大事!
合格の勝因は3つあると思っています。まず、早稲田塾にほぼ毎日通ったこと。次に、塾で幅広いコミュニティの人たちと対話したこと。最後に、志望理由書を20回以上書き直したことです。高3の夏休みは、週5日早稲田塾に通い、ほぼ学校のようでした。いつもオンラインで顔を合わせていた塾生たちに声をかけ、志望理由書を指摘し合ったのもいい思い出です。志望理由書は、担任助手にも何度も見てもらい、アドバイスを受けて質を高めました。 同じ大学学部を志望していても、人によって探究のアプローチが違い、目指している学びも違う。自分の書いた志望理由書について厳しい指摘を受けることもありましたが、自分とは異なる意見を素直に受け止めることが大切だと思います。多様な意見を柔軟に取り入れながら、諦めず最後まで頑張ってください。