塾は安心できる“自分の居場所”
苦しさを乗り越え立教大に合格!
原 帆花(はら ほのか)さん
通塾情報
出身校 | 大崎品川校 |
---|---|
出身高校 | かえつ有明高等学校 |
部活 | バトントワリング部 |
夢・目標 | 会食恐怖症に特化した改善策の考案 |
進学情報
受験方式 | 自由選抜入試 |
---|---|
大学 | 立教大学 |
学部 | 現代心理学部 |
――[入学の〈きっかけ〉]早稲田塾生だった部活の先輩から話を聞いて
早稲田塾に入学したのは高2の4月です。部活の先輩が早稲田塾に通い、大学に合格したという話を聞いて入学を決めました。 私の通っていた高校には「プロジェクト科」というオリジナル科目があり、探究活動に力を入れています。その経験値を総合型選抜に活かしたいと考える人が多く、私のクラスにも早稲田塾生がたくさんいました。私は不安を抱え込みやすいので、塾に誰かしら友人がいるという状態が心強かったです。さらに、塾のスタッフにも学校の先輩がチラホラ。先輩方に受験期の過ごし方から勉強方法まで相談にのっていただき、進路を決めていくことができました。
――[私の〈受験ストーリー〉]自分を見つめ直して探究テーマを発見した
私の探究テーマは“会食恐怖症”に特化した改善策の考案です。“会食恐怖症”とはどのようなものなのか、知らない方も多いと思います。会食恐怖症は、社交不安症の一種で、家族以外の人と食事する際に不安や恐怖から吐き気を催す精神疾患です。 “会食恐怖症”に関心を持ったのは、私自身がこの病を患っていたから。小学校のとき、給食の完食指導がトラウマとなり、発症しました。親にも言えず、自分で少しずつ改善し、今は落ち着いています。調べたところ、国内だと100人に2~3人ほどいると推測されています。将来はこの症状に悩む人たちが安心して食事を楽しめる環境づくりのため、改善策を考案したいと考えています。 実は早稲田塾入学当初は、長年部活動でバトントワリングをしてきたこともあり、スポーツに関して勉強したいと思っていました。でもスタッフとの面談や未来発見プログラムを通してさらに深く自分を見つめ直し、探究テーマを発見。進路も心理学部に変更し、自分の進むべき道を明確にすることができました。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉]充実した施設と教授の研究内容に魅力を感じた
もともと立教大学には憧れを抱いていました。スポーツ系から心理学に志望を変更したときに、改めて大学について調べ直したところ、立教大学の心理学科は実験室や実習・研究施設が充実していること、また、“会食恐怖症”の改善を研究している教授もいらっしゃるとわかりました。しかも、その教授がされている研究療法が一番効果があるとされているものだと知り、感激。研究を続けて、将来はさまざまな教育施設と連携しながら外部の立場で有益な情報を発信していきたいと考えています。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 幅広い知識とオリジナリティが磨かれた
「慶應義塾小論文」では、慶應義塾大学のいろいろな学部の過去問を解き、講師や担任助手に添削していただきます。幅広い分野の知識が身につくことが大きなメリットで、過去問も非常にレベルが高く、長くて難解な文章を読み解く力を養うことができました。 「総合型・学校推薦型選抜特別指導」も役に立ちました。この講座のグループワークで意見を言う際には“自分の空気感”を作ることが重要だと考え、意識するようにしていました。そのトレーニングを積んだおかげで、面接本番でも緊張せず自分のペースで意見を伝えられたと思います。また、同講座には正解のない問題に取り組む授業があります。普段の生活では絶対に考えないような問いに対して回答を考えるもの。思考のオリジナリティが鍛えられ、書類作成や面接で役に立ちました。
――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 探究テーマの深堀りに役立った講座内容
未来発見プログラムで印象に残っているのは「人生の意味と役割を探究する ~死から生といのちを考える、あなた自身のケア~」です。早稲田塾に入学してすぐ受講しました。医療系のプログラムかと思っていましたが、実際は心のケアに焦点を当てた内容が多く、特にストレスへの向き合い方・解消方法の講義が私の探究テーマに参考になるものばかり。ストレスが溜まるメカニズムを教えていただき、会食恐怖症の改善策にもつながりそうだと感じました。また、このプログラムを受講したことで、さらに心理学への関心も高まりました。
――[早稲田塾での〈生活〉]精神的に辛いとき、“自分の居場所”だった早稲田塾
不安を抱え込んでしまうタイプの私は、とにかく相談できる場所がほしい。高3になってからは毎日早稲田塾に通い、担任助手との関わりを深めてきました。書類作成や面接対策など日々頑張っていましたが、併願校の受験ではなかなか結果が伴いませんでした。おそらく探究テーマがマイナーだったこともあり、大学側とマッチしなかったのかもしれません。学校では総合型選抜と指定校推薦の人が多く、どんどん進路が決まっていく……。精神的に追い込まれましたが、担任助手に何時間も話を聞いていただき、合格まで伴走してくれたから最後までやり抜けたと思います。精神的に厳しかった時期、塾に来れば、まだ一緒に頑張れる仲間と環境があったのが幸いでした。自分にとって早稲田塾は学校と家以外の、安心できる“自分の居場所”でした。