好きなことを突き詰めSFC合格!
ウミウシの研究で社会に貢献したい

第46期生

田村 悠輝(たむら ゆうき)くん

通塾情報

出身校 柏校
出身高校 足立学園高校
部活 理化部
夢・目標 ウミウシに関する研究をしたい

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――【入学の〈きっかけ〉】「総合型選抜が向いている」のひと言で、挑戦を決意

総合型選抜で受験することを決めたきっかけは、当時一般選抜対策で通っていた塾のスタッフから言われた「君の経験なら総合型選抜が向いているよ」という言葉でした。総合型選抜について調べてみると、これまでの活動や高校生活で注力したことなどを活かして受験できることを知り、「自分に合った入試方式だな」と感じて、挑戦を決意しました。 一般選抜から総合型選抜へとシフトチェンジし、総合型選抜に強い塾をインターネットで検索すると早稲田塾がヒット。体験授業に参加してみると、一般的な塾とは異なる授業形態や、塾生同士の活発なコミュニケーションに驚きました。特に、メンタリングという指導では、他の人の意見を踏まえたうえで自分の考えを持つ力が養えると実感。高い合格実績も決め手となり、高3の4月に入学しました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】自分の探究テーマに合致する研究を行う教授の存在

早稲田塾に入学する前は、一般選抜で別の大学を狙っていました。しかし、早稲田塾の授業を通じて、「ウミウシの飼育に関する研究」という自分の探究テーマを深めていくうちに、「自分の探究テーマにあった教授がいる大学で学びたい」と思うように。それから大学選びを進めると、ウミウシの特徴である「盗葉緑体現象」の研究を専門とする教授がSFCにいることが判明。「この教授のもとで探究を続けたい!」と強く思い、SFCを志望しました。 SFCは、幅広い学問分野を横断的に学ぶことができます。環境生命科学×システム医科学、システム生物学×システム医科学のように、領域にとらわれずに、自分が興味を持っていることを掛け合わせながら学べるのが魅力です。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】将来を広げてくれたプログラム

「スーパーメディカルサイエンスプログラム」が印象に残っています。この授業では、東京理科大学のキャンパスで生命薬学研究を学ぶことができます。高校の知識だけではなく、大学の知識も含んだ範囲で研究や実験ができたため、将来の道をより広げてくれたプログラムでした。

――【早稲田塾での〈生活〉】頼れる人に囲まれた早稲田塾の環境

早稲田塾は、自分の悩みをとことん聞いてくれる塾でした。些細な事でも、身近にいる担任助手やスタッフに相談すると親身になって話を聞いてくれ、的確なアドバイスをもらえるので、本当にありがたかったです。また、目標を持って探究をしている塾生ばかりなので、自分が直面している課題や行き詰まっていることなどを話すと、私の意見を大切にしながら解決策を一緒に考えてくれることもありました。アットホームな雰囲気だけど、目標に向かって真剣に取り組む。探究を進めていくには“もってこい”な塾だと思います。

――【後輩に〈ひと言〉】好きなことを突き詰めるのが、合格の勝因になる

一番言いたいことは、「自分の好きなことをとことんやってください!」。そして「とことんやる」ためには、まずは自分のことを知らなければなりません。私は、0歳から今までの人生を振り返る「自分史」を書くことで、自分の興味がある分野や好きなことの法則がわかり、その後の探究が深めやすくなりました。これから総合型選抜に挑戦しよう考えている人は、まず自分の人生を振り返り、好きなことを見つけることから始めてみてください。もう見つかっている人は、ぜひどんどん深めていってください。それが合格の勝因になると思います。

――【将来の〈夢〉】ウミウシの特性をヒトに応用する術を見つけ、社会に貢献したい!

ウミウシの特徴である盗葉緑体現象とは、餌として食べた藻類から葉緑体を取り込み、光合成によって栄養を得る現象のことです。将来は、これをヒトに応用し、呼吸でエネルギーの維持が困難な患者さんの細胞を活性化させ、光を与えるだけでエネルギーが発生する自己維持型細胞を確立したいと考えています。そのために大学では、教授の研究室に入り、ウミウシの盗葉緑体現象のメカニズムを研究・解明して、知見を広げていきたいと思います。

私の「足立学園高校 自慢」

足立学園には「探究コース」があり、高1から探究活動の授業を受けられます。しっかりと継続していれば、総合型選抜でも活かすことができます。

フォトギャラリー