誰も差別されない社会に
難民・移民の子どもたちを守る教育や制度を作りたい
日高 塔子(ひだかとうこ)さん
通塾情報
| 出身校 | 大崎品川校 |
|---|---|
| 出身高校 | 品川女子学院高校 |
| 部活 | 軽音楽部 |
| 夢・目標 | 難民や移民の子どもたちを守る教育環境や法制度を構築する |
進学情報
| 受験方式 | 学校推薦型選抜(公募制) |
|---|---|
| 大学 | 上智大学 |
| 学部 | 総合人間科学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】総合型選抜に挑戦して、好きな学びに没頭できる時間を大切にしたい
早稲田塾に入学したのは高2の2月です。当時は一般選抜しか考えていませんでしたが、母から「周りの子たちも総合型選抜を受け始めているよ」と言われたことがきっかけで興味を持ちました。仲の良い友達が通っていたことや、担任助手の方が親身に相談に乗ってくれるなど、周囲の評判が良かったことが入学の決め手になりました。 自分の中で総合型選抜への挑戦を決めたのは、早く受験を終わらせて、自分の興味があることに時間を注ぎたかったからです。最近は本を読むことや、スペイン語の学習に夢中なので、合格後の時間をそれらの学びに充てたいという思いがモチベーションになりました。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】「他者のために、他者とともに」上智大学の理念に共鳴
上智大学を志望したのは、「他者のために、他者とともに」という理念に強く共感したからです。私は、ある心理学者の「人間から全てを奪えても、他者にどう振る舞うかという最後の尊厳だけは奪えない」という言葉を大切にしています。どんな環境でも自分の行動に責任を持つという私の人生の軸が、上智大学の精神とマッチしていると感じました。 教育学科を選んだのは、私の探究テーマである教育を「人間とは何か」という根源的な視点から突き詰めたかったからです。排除や包摂を研究されている教授や、因子分析や重回帰分析などの手法を用いている先生がいらっしゃることも、私の研究を深めるうえで非常に魅力的な環境でした。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】英語でのディスカッションを通じてリーダーシップを修得
高2の夏に参加した「異文化交流プログラム」が、私を大きく成長させてくれました。APU(立命館アジア太平洋大学)の教授のもと、英語で社会問題について語り合う時間は非常に有意義でした。 私はチームリーダーのような役割を担ったので、プレゼンを円滑に進めるための役割分担や協力体制のについて考える機会がありました。仲間と一つの目標に向かって突き詰めた経験は、大きな自信につながりました。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「客観的に物事を見る力」を授けてくれた実戦小論文
一番役に立ったのは「実戦小論文」の講座です。小論文は単なる感想文ではなく、数学の証明のように客観的でなければならない。講師の先生から教わったこの視点は、私の思考を劇的に変えました。 また、東進講座では古文・漢文と世界史を受講しました。アメリカ留学でブランクがあった世界史は、講師の方の説明が面白く、受験が終わった今でも教科書を読み返すほど大好きになりました。苦手だった古文・漢文も、共通テスト形式の演習でスコアを伸ばすことができました。
――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】担任助手との会話が気づきのきっかけに
早稲田塾の最大の良さは、現役大学生でもある担任助手の方々との距離の近さです。探究テーマに行き詰まった時、専門的な視野を持つ担任助手の方々と会話をすることで、自分では思いつかなかった実践的なアイデアや視点をもらうことができました。 悩んだ時に電話一本で相談に乗ってくれたり、「いつでも塾に来なよ」と言ってくれたりする温かい環境があったからこそ、最後まで走り抜くことができました。
――【早稲田塾で〈学んだこと〉】活字嫌いだった私が、知ることの面白さに目覚めた
早稲田塾に通って、自分でも驚くほど変化したことがあります。以前は活字に触れるのも嫌なほど本が苦手でしたが、塾で論文や資料を読み込むうちに知ることの面白さを実感し、火がつきました。今では、知らない言葉を知るために「新明解国語辞典を1日3ページ読む」という趣味を継続しています。このような知的好奇心が自然と湧くようになったのは、早稲田塾での学びがあったからこそだと感謝しています。
――【私の〈受験ストーリー〉】アリゾナでの差別体験を原動力に、多国籍児童を救う教育制度を模索
高1の夏から1年間、アメリカのアリゾナ州へ留学しました。現地の教会でボランティアをしていた時、黒人の男の子が肌の色を理由に差別されている場面に直面し、強い憤りを覚えました。 そこから、差別をなくすためには教育が重要だと考えるように。そして人権教育に着目する中で、国民性や宗教などの違いによって教育の効果が異なる可能性にも関心を持ちました。そこで、人権教育を導入しているにもかかわらず差別やいじめが起きているとされる国の一つとしてタイに着目し、比較を通じて多国籍児童が受け入れられる仕組みを考える探究テーマへとつながりました。図書館の司書さんに協力してもらいながら、関連書籍や論文を血眼になって読み込んだ夏休みは、今では良い思い出です。
――【将来の〈夢〉】教育を通して、全ての子どもたちが笑顔になれる世界を作りたい
将来は、日本に流入する難民や移民の子どもたちを守れるような法制度や教育環境を整備していきたいです。フィンランドの人権教育に関する本を読む中で、その重要性に気づきました。一方で、国民性や宗教などの背景によって成果が左右される可能性もあると考え、日本にそのまま導入するのではなく、どのように応用できるのかを探究したいです。