
SFCでトランポリンの物理解析研究 をして指導法の向上を目指す!
鈴木 大心くん(すずき だいしん)
通塾情報
出身校 | 津田沼校 |
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出身高校 | 八千代松陰高校 |
部活 | 釣り部 |
タイプ | AO・推薦入試対策が目的 |
夢・目標 | 研究者になってトランポリンの技術力向上と指導法の確立をする |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜(AO入試) |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 環境情報学部 |
――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]「SFCに入りたいなら」とすすめられて
2歳の頃からトランポリンを始め、中学では団体で全国銀メダル、高校では全国8位の成績を収めました。競技をしている中で、次第にフォームの物理解析に興味を持つように。体操などの競技は専門の研究がされているのに、トランポリンには体系的な指導のエビデンスがないのが現在の状態。大学に入ってスポーツの物理解析研究をしてトランポリンの指導力を向上させたいと考えていたところ、SFC(慶應義塾大学 環境情報学部)で学べることがわかり、興味を抱きました。そのようなとき、たまたま母が棟朝銀河選手(セイコー)のお母様と大会でお話する機会を持ったのです。棟朝選手は早稲田塾に通ってSFCに合格し、また選手としてはリオデジャネイロオリンピックで4位入賞を果たした方。母が、私がSFCに進学する夢を持っているという話をしたところ、早稲田塾をすすめられました。それをきっかけに入学したのが、高2の12月のことです。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]“場”を作る力が身についた
好きだった授業は「AO・推薦入試特別指導」の講座「SDGs探究学習プログラム」です。自由に発想してプレゼンテーションができる環境はとても楽しかったし、「世の中で必要とされている力」がつく実感がありました。ただ同時に、アイデアの瞬発力や即時の対応力が求められるので一番大変な授業でもありましたね。講師からは「積極的に“場”を作れ」と指導され、グループディスカッションでも率先して仕切ることを意識。それまでの私は人前に立つとカチカチに緊張していたのですが、それも克服することができました。早稲田塾生はコミュニケーション能力が高い人が多く、またスポーツで世界大会に出場しているなどハイレベルな経歴を持っている人もいる。様々な刺激を受けました。
「出願書類対策講座」で志望理由書をブラッシュアップできたことも、合格への大きな力になりました。やりたいテーマは決まっていたのでそこはブレませんでしたが、語彙力が乏しかったので、その点で様々な角度からアドバイスをいただきました。
「表現力開発プログラム」にも参加しました。声の大きさや話し方など、自分では「これで十分だろう」と思っていたことを、講師に引き上げていただいた。今回の入試ではコロナの影響もあり面接は実施されませんでしたが、3分間の自己PR動画の提出があり、そこでは教えていただいたことを活かせたと思っています。
――[私を支えてくれた〈スタッフ〉]「低いレベルで満足していた自分」を変えてくれた
週に1回の大学生の担任助手と面談では、学習状況の報告や相談などをしていました。担任助手はみな、レベルの高い方ばかり。その中に、陸上をやっていて私と同じくSFCなどを受験した方がいて、よく話をしていました。自分の進路に似たその方がやってきたことや現在の姿を見て、「ここまでのレベルが求められるのか」と実感。彼女がいなかったらきっと、もっと低いレベルで満足していたかもしれません。
また映画を研究している担任助手からは、自己PR動画についてアドバイスをいただきました。実は、最初に作ったのものを見てもらったらボロクソに言われてしまって(笑)。同時録音ではなくアフレコにすれば雑音が入らないこと、文字の入れ方や色味、フェードイン・フェードアウトなど技術的なことなどを教えていただいて作り直したところ、「この動画だったら絶対に合格できる!」と思えるほどの自信作が完成しました!
――[将来の〈夢〉]金メダル選手の育成に貢献したい!
高2のときにトランポリンのクラブチームを移籍し、車で片道1時間かかるところまで、いつも母が送迎してくれました。本当に両親の支えが合ったからこそ、トランポリンを続けられた。これからは親孝行をします(笑)。
大学では、選手としても競技を続けますが、バイオメカニクスの研究をして、トランポリン技術や指導の向上に貢献したい。現在、JISS(国立スポーツ科学センター)にはトランポリンの研究者がいません。ぜひ私が第一号になって、日本人選手の金メダル獲得に貢献したいです。