
「SFC愛」で乗り越えた受験生活。脳における視覚処理について研究したい
東畑 光晴くん(ひがしばた こうせい)
通塾情報
出身校 | 新宿校 |
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出身高校 | 渋谷教育学園渋谷高校 |
部活 | サッカー部 |
タイプ | AO・推薦入試対策が目的 |
夢・目標 | 大学での研究を活かして活躍の場を探す |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜(AO入試) |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 環境情報学部 |
――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】e-スポーツ大会優勝の実績を入試に活かせるか?
高2のとき、中学生のときから趣味でやっていたe-スポーツの大会で優勝をしました。そのことをきっかけに親から「AO入試も考えてみたら?」と言われ、早稲田塾に入学。それが高2の10月頃です。早稲田塾の他にも塾を見学しましたが、早稲田塾は担任助手や講師など「人」の雰囲気が良かったことと、生徒が楽しそうにしていたので「ここなら自由に過ごせるかな」と感じました。ただ、ずっと一般受験で国立大学を目指していたので、入塾後数ヶ月はわりとフンワリした気持ちで過ごしていたような気がします。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】SFC教授に感銘を受け「SFC愛」が芽生えた
AO受験に本格的に取り組むようになったキッカケは、通っている高校で開かれた講演会。そこで慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の安宅和人教授が“日本をもう一回盛り上げるためのロードマップ”について、「君たちはムーブメントを起こす“ファーストペンギン”か、それを活性化させる“セカンドペンギン”になって欲しい」と熱く語られていたんです。その話にとても感銘を受け「僕の志望校はSFCしかない!」と。そこからAO対策にも本腰を入れるようになりました。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「慶應義塾小論文」で学問への“解像度”が上がった
SFCを第一志望に決めてから、「慶應義塾小論文」の受講をスタート。塾生の間では、課題が多くてキツいと言われる授業ですが、僕にとっては楽しい授業でした。オンラインでも講師が資料を工夫して作ってくださったし、パソコンですぐに修正できるのでむしろやりやすい。課題文を読んで筆者の主張を理解するにつれ、それが僕自身の知識となって積み重なっていくのを実感しました。課題文を論証することで分析力・観察力がつきましたし、そして何より学問に対しての“解像度”が上がったと感じています。SFCの環境情報学部についても、「最先端のテクノロジーを活用して様々なものをデザインし、未来社会に貢献する学部なんだ」と理解でき、志望理由書に厚みを出すことができました。
――【早稲田塾での〈生活〉】“ダメ出し”で客観的な視点が身についた
僕の選んだ研究テーマは、「脳における視覚処理メカニズム」。幼いときから、人間の“考え方”に興味がありました。「同じ空間にいるのに、なんでみんな違う性格や考えなんだろう」と不思議に感じていたんです。そこから漠然と“脳”に興味を持つように。e-スポーツをやるようになってからは、実際に見ている領域だけでなく、「意識を向けている領域」についての「視覚的科学」について研究したいと思い始めました。ここに行き着くまでにはかなり迷走もしたのですが、志望理由書のメンタリング(塾生同士意見を交し合う)を通して、「他人から自分の研究はどう見えるのか」を教えてもらったことが大きかったです。ダメ出しを受けて着眼点や切り口を考え直すことで、自分でも客観的な判断ができるようになったと思います。
――【後輩に〈ひと言〉】「熱意」と「行動力」が大切!
AO入試は、まず熱意がないと始まらない。僕の場合は安宅教授のお話で「SFCラブ」になったので、それが大きなモチベーションになりました。SFCは数あるAO入試の中でも特に書類作成が大変なので、強い思いがないと最後まで耐えられないかもしれませんね。
「やりたいことがわからない」と言う人には「とにかく何かやってみようぜ」と言いたい。行動することで、きっと何かの気付きがあります。
早稲田塾にはAO対策のさまざまなカリキュラムや実績があるけれど、塾が何でもかんでもしてくれるわけではありません。行動するのは自分自身です。自分がやりたいことや行きたい場所を決めること。それを書類に落とし込んだり磨きをかけたりするのであれば、早稲田塾は最適な場所だと思います。
――【将来の〈夢〉】これからさきは「未知数」
将来の職業については、まだ完全に未知です。20代のうちにある程度の収入を得たい、という漠然とした目標くらいしか今のところはありません。これから大学で脳について研究をしたい。また僕のバックグラウンドとしてeスポーツがあり、そのつながりでコンピューターやプログラミングにも興味があるので、海外留学もしてみたい。これらの領域で色々試して、自分が打ち込めるものを探していきたいと思います。