アットホームな雰囲気に惹かれて入学。
脳の高次機能について研究したい!

第43期生

坂内 環(さかうち たまき)さん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 成蹊高校
部活 吹奏楽部
夢・目標 脳科学の研究者

進学情報

受験方式 AO入試
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】ポイントは、アットホームな雰囲気!

私の塾選びのポイントは、校舎の人に自分の顔と名前を覚えてもらえるようなアットホームなところ、でした。早稲田塾はまさに、私の思い描いていた環境にピッタリ。当時は入試方式についてよくわかっておらず、文理も決まっていませんでしたが、雰囲気が気に入り高1の4月に入学しました。 高1のときに受けた授業は、「英語特訓道場」「論文作法(ろんぶんさっぽう)」など。皆の前で発表する授業では、最初のうちはとても緊張していて、声が小さいから発表は何度もやり直し…。また文章を書くことにも苦手意識があったので、論文の授業も大変でした!

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】大変だったけど続けることで力になった「慶應義塾小論文」

高2になってから、論文の授業を「慶應義塾小論文」に変更しました。この授業で小論文の「型」をしっかりと学んだことで、文章構成力が上がったように思います。またそれまではダラダラと文章を書いていたのですが、接続詞をキチンと使えるようになり、読みやすくなった。私は選ばれたことはありませんが、優秀者の論文が生徒に配られるので、大いに参考にさせていただきました。 この授業は、受けた生徒みんな同じ感想だと思うのですが、予習復習がとにかく大変です!私も高2のときはしっかり予習できなかったので、授業を受けてもわからない、だから復習もしたくない…という負のスパイラルに陥っていました。でも取り扱う問題は慶應の過去問だし、私が志望するSFCの理念についても教えていただける上、知識豊富な講師の話は面白くて、タメになる。だから、辛くても根性で乗り切りました。小論文の力は、短期間では身につきません。細く長く、2年間続けたことで成長できたと感じています。「早稲田塾で一番のおすすめ授業は?」と聞かれたら、私は真っ先にこの「慶應義塾小論文」を挙げます。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】理系全員にすすめたい!「最先端科学プログラム」

早稲田塾に入学したのが比較的早かったので、様々なプログラムに参加することができました。高1で「異文化交流プログラム」、高2で「スーパーAIプログラム」、高2から高3にかけては「最先端科学プログラム」。 最初に参加した「異文化交流プログラム」は、強く印象に残っていますね。当時は英検準2級の英語力しかなかった私が、すべて英語のプログラムを受け、プレゼンをするのはとても大変でした。でもやりきったことが、自信につながった。その後はどんなときでも、「このときほど辛くはない、大丈夫!」と思えるようになりましたね(笑)。 また「最先端科学プログラム」は、理系の、特にバイオ系を志す生徒には全員におすすめしたい!英語の論文の探し方や読み方を教えてくれるし、高校生ではできない経験ができます。講師の冨田教授は慶應義塾大学SFCの教授なので、慶應の話を聞くたびにモチベーションが上がりました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】堂々と自分の意見を伝えられるようになった

アットホームな雰囲気に惹かれて選んだ早稲田塾でしたが、思い描いていた以上に良い環境でした。スタッフや担任助手はいつも親身になって話を聞き、アドバイスをしてくれる。辛くて泣いてしまったときはフォローしてくれて、人の温かさに何度も救われました。 早稲田塾で学んだことは色々あります。まず、メンタリングを通して批判的思考が得意になったこと。既存の価値観や概念にとらわれず、物事を考えられるようになりました。また人に伝わる話し方などのプレゼン能力もつきました。そして、自分の意見を表明することに気後れすることがなくなりました。意見を求められたときは、いつでもピッとまっすぐ、堂々と手を挙げます(笑)。高校生のときって、手を挙げたり自分の意志を表明することを恥ずかしがったりしますよね。でも早稲田塾の生徒はみな、積極的に発言するから、自然と私もそうなりました。これらの力は大学に入ってからも、その後もずっと役に立つと思います。

――【将来の〈夢〉】短期記憶と音楽の関係性を解明したい

将来は脳科学者になって、まだ解明されていない脳の高次機能について研究をしたいというのが、私の夢です。 今研究したいテーマは、短期記憶に効果のある音楽の分析とそのメカニズムの解明。私はずっと吹奏楽部やバンドで音楽をやっていたのですが、曲を演奏するときには楽譜やコードなど、覚えることが多い。そこから音楽と記憶の関係性に興味を持ちました。先行研究で、短期記憶に音楽が効くというテーマはあったのですが、「この曲は効く/効かない」という内容で、その曲のどのような要素が、脳のどの部分に働きかけているのかという具体的な点については、まだ未解明のようでした。私は、ここを研究して解明したい。そして短期記憶に効果のある音楽の要素から曲を作ったりしてみたいです。ちなみに、現在発表されている短期記憶に効果のある音楽の一つは「モーツァルトのソナタケッヘル448」です。私も試験前に流してみましたが、効果はよくわかりませんでした。興味があったらぜひ聴いて、試してみてください!

私の「成蹊高校 自慢」

生徒同士が、良い意味で非干渉というか、あまり干渉してこないので過ごしやすかったですね。自由度が高い校風で、先生方も節度のある中で生徒を尊重してくれました。本来は申請をすると大学の図書館も使用できるのですが、コロナ禍でその機会がほとんどなく、残念でした。

私の「慶應義塾大学 環境情報学部 現役合格アイテム」

ノート

SFCのアドミッション・ポリシーや大学が求めている人材について調べて、まとめたノートです。SFCとは何かを過去問などから抜粋し、読み込んで研究しました。

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