法学のおもしろさ、進路発見にも
つながった未来発見プログラム
松野航大(まつのこうだい)くん
通塾情報
出身校 | 藤沢校 |
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出身高校 | 鎌倉学園高校 |
部活 | ラグビー部 |
夢・目標 | 行政職 |
進学情報
受験方式 | 公募制推薦入試 |
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大学 | 上智大学 |
学部 | 法学部 |
――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】時間をかけて準備する総合型選抜にチャレンジ
早稲田塾に入ったのは高校に入学する直前です。これから高校生活が始まるというタイミングで、同時に大学受験のことも考えました。中高一貫で過ごしてきた自分は、中学受験のときに本番一発勝負の難しさを経験しています。時間をかけて自分の力を準備していく総合型選抜も視野に入れるべきでは?と母と話し合い、早稲田塾の説明会を受けてお世話になろうと決めました。
入学当初は明確な目標がなく、何となく幅広く学べそうな文学部がいいかなという程度。けれど、それからすぐに上智大学のオープンキャンパスに行ってみて、優しい先輩方と校内の雰囲気にあっという間に魅了されてしまったんです。その頃は建築や街に興味があったので、総合人間科学部などを候補に挙げていました。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「英語特訓道場」で英語は評定4.0をキープ
英語が苦手で、そもそもどう勉強していいか悩んでいました。その悩みを解決してくれたのが「英語特訓道場」です。中学のときは単語がまったく覚えられなかったのですが、道場は5分という限られた時間のなかで集中して覚える訓練をします。繰り返し行うなかで、どうやったら時間内に覚えるか、効率の良いやり方が身につきました。また、音を聴いて自分で発音する音読トレーニングを続けたら、英語が身体で覚えてスラスラ読めるようになった気がします。徐々に英語の勉強がしやすくなり、英語の評定はずっと4.0をキープすることができました。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】法学のおもしろさに目覚め、研究テーマを深堀りできた
担任助手のアドバイスで「スーパーリーガルマインドプログラム~法学入門~」を受講しました。慶應義塾大学法学部の田村次朗教授が講義をしてくださり、様々な社会問題を論理的思考で考えていくプログラムです。正直、研究テーマが煮詰まってしまい、それを見かねて受講を勧められたのですが、これが大正解。漠然と興味があった建築や街づくりを法の観点からアプローチするというのは、今までなかった発想で、さっそく行政法や景観条例などを調べはじめました。
次に受講したのは、早稲田大学元総長でいらした西原春夫先生から近現代に起きた問題とその影響を学ぶ「スーパーフューチャープログラム」です。これは、歴史的に価値ある建築物の保存を考えていくうえでとても参考になりました。
2つのプログラムはタメになる話ばかりで、グッと視野が広がり研究テーマを深堀りできたと思います。
――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】数々のアドバイスが進路や夢につながった
僕が住む鎌倉市は、皆さんご存じのとおり観光地として人気があります。鎌倉駅から鶴岡八幡宮を結ぶ若宮大路は、鎌倉の中心とも言える有名なストリート。そこに、東京五輪・パラリンピックに合わせてホテルが建設されたんです。新ホテル開業が発表されたとき、若宮大路周辺の景観を心配した地域住民から反対の声があがり、その問題解決法を探したいと建築や街づくりを研究テーマに選びました。
最初は若宮大路や小町通りにすでに策定されている条例ばかり追っていて、狭い範囲でしか物事を見ていませんでした。けれど未来発見プログラムを受講してからは視野が広がり、鎌倉から遠く離れた地域の前例なども調べるように。結果、京都市には新たな開発をするときに事業者と地元市民で協議をする制度があることをキャッチ。そうした制度を鎌倉にも策定することで事業者・地元市民双方に利益をもたらすことができるのでは、という自説を組み立てることができました。
研究テーマに着手したときは、そもそも“法”をいまひとつわかっていなかったのが苦戦した原因でした。しかし、講師と担任助手から「未来発見プログラム」の受講を勧めてもらったり、法学とは何かをじっくり教えていただいたりしたことで、結果としてそれが進路や将来の夢につながりました。
――【将来の〈夢〉】 法律を幅広く学び、行政職を目指したい
行政職を目指したいと思っているので、法律を幅広く学んでいこうと思います。まずは生まれ育った地で、事業者・地元市民の中立的な立場で制度を整理し、誰もが生きやすい豊かな街づくりに貢献していきたいです。
早稲田塾に入学していなかったら、「やりたいことをやってみよう」という、こんな熱い想いは芽生えなかったと思います。スタッフはもちろん様々な塾生と関わり、自発的な行動が身についたのはとても貴重な体験でした。