早稲田塾は、自分の人生を
総合的に見つめ直す場
内野万里菜(うちのまりな)さん
通塾情報
出身校 | 藤沢校 |
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出身高校 | 神奈川県立横須賀高校 |
部活 | 水泳部マネージャー |
夢・目標 | 養護教諭(保健室の先生)になること |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜 |
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大学 | 千葉大学 |
学部 | 教育学部 |
――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]東進模試後の面談に感激して
早稲田塾に入学したのは、東進模試の受験会場として早稲田塾を選んだことがきっかけです。模試が終わったあと、1対1で結果をフィードバックしていただき、細やかな配慮をしていただけたことに感激。私は第一志望の千葉大学を一般選抜で受験しようと考えていましたが、総合型選抜もあると教えていただきました。自分では、「そこまでコミュニケーション能力が高いほうではないから総合型には向いていない」と感じていましたが、体験授業などを通して早稲田塾の環境を知り、「ここなら自分を変えられる」と思い入学を決意。高2の6月頃のことでした。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉] 広範囲に学べ、教育実習プログラムの充実も魅力
もともと教育分野に携わりたいと思っていました。そこから、いじめや不登校といった子どもたちの精神的なストレスに着目。サポートできる存在になれればと、自然に養護教諭になるという目標にたどりつきました。
養護教諭の資格を取得するには、いくつかアプローチがあります。たとえば他大学だと、看護学部や心理学部などでも取得可能です。けれど私は、その場限りではなく、長い目でみた子どもたちの人生をサポートしたかった。それには広範囲に学びを得られる教育学部がぴったりだと思ったのです。千葉大学教育学部養護教諭コースには身体的な医学と精神医学を専門にされている2名の教授がいらっしゃいます。さらに精神医学専門の教授が在籍されている教育学部が他大学にあまりないのもポイントです。
また、何といっても、教育実習プログラムの充実ぶりが千葉大学の魅力ではないでしょうか。他大学だと実習は3年次からスタートするのが多く、千葉大学ではみっちり4年間を通して受けられるので、とても楽しみです。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 目標を明確にできた「提出書類作成」講座
ふわっとしていた将来の目標を明確にできたという意味では、「総合型・学校推薦型選抜特別指導〈提出書類作成〉」が印象に残っています。塾生同士でおこなうメンタリングのとき、私が書いた“養護教諭になりたい”という志望理由書を読んで、「なんでカウンセラーではダメなの?」と指摘を受けました。たしかに、悩みを聞いたりメンタルのサポートをしたり、というと、一般的には心理カウンセラーを思い浮かべるかもしれません。自分でもハッと気づき、なぜ養護教諭なのだろうと、さらに深く考えました。その結果、能動的に予約をとって悩みを相談する場所よりも、もっと気軽に訪れることができるのが保健室なのではないか、子どもたちの体調不良・精神面の変化により近い場所で気づくことができるのが養護教諭(=保健室の先生)なのだ、という考えに立ち返ることができました。自分が志望する進路の魅力に改めて気づけた、貴重な講座でした。
――[刺激的だった〈スーパープログラム〉]「対話学入門」で身につけたスキルを本番で発揮!
コミュニケーションの苦手な私が、少しでも克服したいと受講したのが「ダイアログ&リーダーシッププログラム~対話学入門~」です。会話と対話は何が違うのかという基礎的なところから学び、対話に必要不可欠な傾聴力や論理的思考を身につけられました。一番タメになったのは、グループディスカッションの際、リーダーの役割を教えていただいたこと。引っ張るだけではなく、メンバーの意見を引き出したり、俯瞰で周りを見る重要性を学ぶことができました。
千葉大学の総合型選抜では集団討論が課されます。その際、自分でも驚くほど場を仕切ることができて、みんなの意見をスムーズに集約できた点は評価につながったのかも。「未来発見プログラム」での学びが活かされたと実感しています。
――[将来の〈夢〉] 養護教諭として子どもたちに寄り添う
早稲田塾は、単に志望校に合格するための知識を得るだけではなく、人生をトータルに考えられる場所だと思います。これまで漠然と“養護教諭になりたい”と思っていた私も、確固たる理由を掴み、一本芯が通った気がします。実際、高校の友人から「人が変わったね」と言われたことがあり、周囲が気づくほど自分が成長できたのは素直にうれしいです。
今、国をあげて養護教諭の資質向上の方策が検討されています。近年は保健室登校する子どもたちも話題になり、養護教諭の役割はますます重要になっていると感じています。私も将来は、頼られる養護教諭になりたい。そして、子どもたちが教室を離れて気軽に羽を休めることができる場=保健室という機能を、もっと広めていきたいです。