未来発見プログラムを通じて
国際問題を身近なものに感じた

第44期生

永倉杏莉(ながくらあんり)さん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 法政大学高校
夢・目標 安全な水を多くの人に届けること

進学情報

受験方式 総合型選抜(国際関係学専攻講義選抜方式)
大学 立命館大学
学部 国際関係学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】合格実績の豊富さに惹かれて入学

私が早稲田塾に入学したのは高2の冬です。最初に惹かれたのは、有名大学への合格実績がとても充実していたこと。まずは一度見学に行ってみようと思いました。そこで目にしたのが「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の授業。それまでしてきた受験勉強とは全く違う勉強方法や、自分の人間性を高めて受験に活かせる総合型選抜のことを知り、「いいな」と直感しました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】討論形式の面接も「本直<ホンチョク>」のおかげでクリア!

特に印象的だった授業は、「本番直前授業」通称「本直<ホンチョク>」。一次面接で合格した生徒が学部ごとに集まり、集中的に面接の練習をしました。立命館大学国際関係学部の講義選抜方式の二次試験は、20分間の講義を受けた後、受験者同士でディスカッションを行い、小論文を書くという特殊な内容で、「本直」では本番と全く同じ形式で何度も模擬試験を受けることができました。ディスカッションで積極的に発言するのはなかなか難しかったのですが、練習のおかげで本番も落ち着いて対応できたと思います。

私はもともとディスカッションが得意ではなかったのですが、早稲田塾では「総合型・学校推薦型選抜特別指導」をはじめ、人前で発表したり、討論したりする機会がたくさんあります。そうした経験も入試に役立ちました。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】国際協力の第一人者から発展途上国支援を学ぶ

高3の終わり頃に受講した未来発見プログラム「FASID国際開発プログラム」は、将来の目標を考える上でとても役に立ちました。これは国際協力の第一人者である講師陣から、「平和」「食料」「ジェンダー」といった重要テーマについて学び、議論するというプログラム。もともと国際問題に興味があった私にとって、この上ない機会でした。講師の中には、発展途上国で実際に技術支援に携わっている方もおられ、安全な水を届けるという私の夢に直結する知識を得ることができましたし、疑似NPOを作るという課題を体験することで、どこか他人ごとだった国際協力が一気に身近なものに感じられました。

――【早稲田塾での〈生活〉】生徒同士が励まし合うメンタリングルームが魅力

早稲田塾の中でお気に入りだった場所は「メンタリングルーム」。塾生が集まって互いの書類を見せ合い、相談できる場所です。書類に関するアドバイスだけでなく、受験に対して抱いている不安を話したり、勉強に役立つ情報を交換したりするなど、何でも相談していました。特に、同じ大学を志望していた生徒とはいつも一緒に励まし合っていましたね。同じ立場の生徒同士だからこそ話せることもありましたし、メンタリングルームでの会話から得られた学びもたくさんありました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】国際協力を学べるカリキュラムが決め手

もともと私は国際協力に携わることを目標としており、首都圏の大学を志望していたのですが、担任講師から「立命館大学の国際関係学部には国際公務プログラムもあるし、国際協力を学ぶには良い環境だよ」と教えていただき、立命館大学にも関心を持ち始めました。国際公務プログラムとは、国際機関、国家、自治体の公務行政について学べるもので、少人数の学習グループで日本や世界の公共政策に関する課題や解決策を探究できます。自分の夢を具体化していける環境であると感じ、志望学部として決めました。

――【将来の〈夢〉】安全な水を多くの人に届けたい

世界には、きれいで安全な水が不足している地域がまだたくさんあります。代表的な地域はアフリカなどですが、実は日本国内でも、沖縄などの一部地域では渇水問題が深刻です。私の夢は、世界のあらゆる地域で誰もが安全な水を使えるようにすること。現地で活動しているNGOなどに参加して、井戸を作るなどの活動に従事できればと考えています。私はもともとお水を飲むことが好きでしたし、さまざまな形に変化しながら人間の生活を支える「水」の不思議さに心を惹かれていました。この大好きな「水」を一人でも多くの人に届けていけるよう、大学でしっかり国際協力について学びたいと思います。

私の「法政大学高校 自慢」

特別講座が充実しています。先生が開いている講座を自分で選んで受講できるというもので、フィールドワークをしたり、英語でのグループディスカッションをしたりするなど、貴重な経験ができました。

私の「立命館大学 国際関係学部 現役合格アイテム」

お守り、ペン、ノート

お守りは、高2の1月に地元の神社で買ったものと、立命館大学の近くにある金閣寺で買ったもの。どちらもいつも持ち歩いていました。ペンは立命館大学国際関係学部のペンで、本番もお守りとしてペンケースに入れていました。ノートには気づいたことを何でも書き込んでおり、受験勉強で辛い思いをしたときにも、それを言葉にして自分を奮い立たせていました。

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