異なる価値観・新たな視点を
たくさん得られた早稲田塾

第44期生

鳥海太佑(とりうみたいすけ)くん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 法政大学高校
部活 水泳部
夢・目標 カーボンニュートラル社会のインフラ整備促進

進学情報

受験方式 2022夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】総合型選抜で、自分がどう評価されるのか試したい

学校の先輩が早稲田塾に通って大学に合格した話を聞いて、僕も高2の1月に入学しました。付属校でしたが、人間性が問われる面接や小論文が主体となる総合型選抜を通して、今の自分がどう評価されるのかを試してみたかった。また、法政大学は被推薦権を保持したまま他大学を受験できるシステムなので、それも大きな理由のひとつでした。

――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】自分の軸を磨いてくれたスタッフのサポート

幼い頃から自動車が大好き。世界的にも日本車は多く流通しており、それが自分にとっても誇りでした。今後も末永く、日本の自動車産業が活発であってほしい。そのために自分に何ができるかを考えたとき、思い当たったのが次世代自動車に向けたインフラ整備です。

日本では2050年までにカーボンニュートラル化(車のライフサイクル全体でCO2排出量を実質ゼロにすること)を宣言しています。その実現に向けては、次世代自動車の普及に不可欠な充電・充填インフラの整備をはじめ各種エネルギーの大変革が必要不可欠。来るべきカーボンニュートラル社会を見据え、様々な技術整備をどのように政策面でサポートできるかを大学で学びたいと考えました。

けれど、この研究テーマがあまりにも壮大で、あれもこれもやりたいと欲張ってしまい、出願書類に落とし込むのが難しい。そんなときにスタッフから「大学4年間でできる学びを想定してまとめたほうが良い」とアドバイスを受け、研究対象の絞り込みや手法まで手伝っていただきました。この経験から、「核」となる部分をブラさず相手に伝える力を磨くことができたと思います。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】 “調べ方の手段”を教えてもらった「慶應義塾小論文」

「慶應義塾小論文」は自分にとってとてもメリットを感じた講座です。志望以外の学部の課題に取り組むことで、多分野の知識も広く浅く取り込めたのが大きい。また、講師に繰り返し言われたのが「新聞を読みなさい」ということ。新聞は、言われなければ最近は読まなくなっていました。でもあらためて読むと、小論文だけでなく研究テーマを深堀するうえでも参考になるような内容が盛りだくさん。自分のアピールしたい内容を肉付けしていくための“調べ方の手段”をアレコレ教えていただき、貴重な経験でした。

――【早稲田塾での〈生活〉】自分と違う視点を楽しんで取り込めた

人より好奇心旺盛なほうだと思います。だからでしょうか、早稲田塾で過ごした時間をとても楽しめました。オンライン授業ではなく、なるべく通うようにしていたのは講師やスタッフ、塾生に会いたかったから。

授業が良かったのはもちろんですが、それ以上に、周囲から得られるアドバイスが自分に的確だったというイメージが近いです。たとえば「総合型・学校推薦型選抜特別指導<提出書類作成>」でのメンタリング(塾生同士意見を交わしあう)では、自分が悩んでいる部分において、他人の指摘から「ここを調べればいいんだ」という突破口に気づくことができました。物事に対する視点や価値観は十人十色です。僕の場合はそこを楽しめたので、受験期がつらいものとは思いませんでした。

――【将来の〈夢〉】来るべきカーボンニュートラル社会を支えたい

いろいろな選択肢がありますが、現時点では研究をし続けたい。個人的には、カーボンニュートラル化は、長い歴史の中で石炭から石油へ転換されたのに等しい大きなエネルギー革命だと思っています。この大革命の記録を残していくのも、今の世代に生まれた使命です。

カーボンニュートラル社会を構築するにあたり、高度な技術はもちろん、それを支えていく政策面として官民連携による適切な協力体制が重要になります。その点、SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)自体がカーボンニュートラル化を掲げていますし、総合政策学部には官民連携モデルの構築支援を積極的におこなっている教授がたくさんいます。モデルケースから多くを学び、自分も技術を支える側として社会に貢献できる人間になりたいです。

私の「法政大学高校 自慢」

大学との連携が強く、大学の学問に準じた授業がありました。僕は法律入門の授業に参加。高校のうちから法律を授業で学べたのは付属校ならではかもしれません。

私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

キーホルダー

SFCのオープンキャンパスに参加したとき、3Dプリンターで作ったキーホルダーです。「作っていいよ」と言われたので記念に。同じく慶應義塾大学でもらったペンも併せて、お守りのようなものです。こちらの筆箱は中学の頃から、もう6年くらい使っています。このカタチ、今は懐かしいですよね(笑)。

フォトギャラリー