高3秋の志望変更でも
早稲田塾での学びと支えが合格につながった

第44期生

來栖可林(くるすかりん)さん

通塾情報

出身校 藤沢校
出身高校 聖園女学院高校
部活 バトミントン部・聖歌隊
夢・目標 お互いの個性を尊重し合える社会を作る

進学情報

受験方式 カトリック高等学校対象特別入試
大学 上智大学
学部 神学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】友人のSNSを見て「早稲田塾って面白そう!」

私が早稲田塾に入ったのは、高1の1月でした。高校の友人が早稲田塾に入り、その様子をSNSにアップしていたのですが、それがとても面白そうで!受験勉強のためではなく、まずは好奇心にかられて入学しました。ちょうど高校で進路についての指導が始まった時期で、総合型選抜に興味を持ち始めていた、ということも理由の一つです。私は、得意ではありませんが、自分を表現することがとても好き。それを生かした入試ができるのなら、リラックスした受験生生活が送れるのでは?と考えたのです。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】対話の重要性を学び、自分自身に活かせた

入学当時は、というか高3の秋までずっと法学部志望だったので、「スーパーリーガルマインドプログラム」を受講。「ダイアログ&リーダーシッププログラム」と「世界塾 世界を知るサマースクール」にも参加しました。

中でも特に印象にのこっているのが「ダイアログ&リーダーシッププログラム」です。そこで学んだのは、傾聴や対話の重要性。私は学校で、中2からずっと文化祭実行委員会に入り、高2では実行委員長を務めました。中学生の頃は先輩たちだけで物事を決めているように感じもどかしい思いをしたので、自分が委員長になったら後輩たちの意見を尊重しようと決めていました。ここで学んだことが自分の身になったと思います。

またどのプログラムも、グループワークがあります。自分と違う意見の人、同じ意見だけどそこに至ったプロセスが異なる人など、いろいろな人がいる。そういう人たちと話をすることで気づきがあるし、なにより楽しい。人と話すことがますます好きになりました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】友人と切磋琢磨しながら成長できた

「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の「提出書類作成指導講座」は特に役に立った授業です。探究を深めていく方法を学ぶことはもちろん、行き詰まったときは相談したり、メンタリング(塾生同士意見を交わしあう)や面接練習をしたり、と支え合える友人がたくさんできました。意見を交わすことで、自分の意見が根本的にひっくり返ったり、また深められたりする経験は、なかなかできることではないと思います。他の人のメンタリングをするときは、「この人に、自分はどんな貢献ができるのか」を考えることもできるようになり、ここで学んだすべてが自分の成長につながりました。

――【早稲田塾での〈生活〉】自分の子どもにも通わせたい!と思える場所

どんなことでも、一人だと苦労したり、挫折する人が多いのではないでしょうか。支えとなる友人や家族、先生の存在があるから、最後まで頑張れるのだと思います。早稲田塾は人との触れ合いが多い塾です。悩みを聞いてもらったり、アドバイスを受けたり、考えを変えるきっかけをもらったり……そういう場があったから、私はあまり苦労した記憶がありません(笑)。親身になってくれるスタッフや、常に気にかけてくれる担任助手、自分のことのように一緒に考えてくれる友人が、早稲田塾にはいました。いずれ自分に子どもができたら、子どもにも通わせたい!と思っています。早稲田塾は私にとって、楽しくて温かくて心強い空間でした。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】キリスト教を学び、お互いを尊重し合える社会を作りたい

法学部を志望していた理由は、弱者に寄り添う保護観察官になりたいという思いがあったから。でも法学だけでなく、歴史や文学、哲学などにも興味があり、正直、法学部に絞りきれていない自分がいました。そして、私がテーマとしている「受け入れる愛」についてどのようにアプローチできるのかを考えていたとき、スタッフから「神学部がいいのでは」とアドバイスをもらったのです。調べてみると上智大学の神学部には、そのテーマを研究している教授がいる。ここで学びたい!と強く思い、志望をガラッと変えることになりました。

人はそれぞれ違う環境、価値観、考え方を持っています。一人として同じ人はいません。そして、この世界の1/3もの人が、「キリスト教」というものに魅了されている。それほどの影響力があるキリスト教について、大学で学びたい。

人は、それぞれ違って当然です。それなのに、共同体の中で差別が生まれる。違いを受け入れること、それぞれの意見や生活環境を受け入れる姿勢を持てれば、誰一人取り残されない社会を作ることができるのではないでしょうか。

将来はNPO法人などで、弱い人や差別を受けている人の支えになる活動をしたい。そのためにできることを、憧れの上智大学で見つけていきたいと思います。

私の「聖園女学院高校 自慢」

とてもほんわかした雰囲気の学校です。生徒はみんな仲が良く、“ぼっち”になっている子はいません。

私の「上智大学 神学部 現役合格アイテム」

タブレットとキーボード、書籍

タブレットは学校で配られたもの。自分の探究用にも活用していて、常に持ち歩いていました。神学部志望に変えてから読み始めたキリスト教関連の書籍は、面白くて一晩で読み切ってしまうほど。キリスト教の知識を、改めておさらいすることができました。

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