高校生活のすべてを注ぎ込んだ「写真」。
プロを目指し、日大藝術学部へ!

第44期生

貫井宙(ぬくいそら)くん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 佼成学園高校
夢・目標 印象に残る写真作品をつくる

進学情報

受験方式 総合型選抜
大学 日本大学
学部 藝術学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】写真活動を活かして総合型選抜にチャレンジ!

僕が早稲田塾に入ったのは高1の夏。大学受験のことを調べていくうちに総合型選抜のことを知り、この分野で実績豊富な早稲田塾に興味を持ちました。総合型選抜に惹かれた理由は、当時はあまり勉強が得意ではなかった一方、写真が大好きで撮影活動に打ち込んでいたこと。特に自動車を撮影するのが好きで、レースや展示会に出向いてはカッコいい写真を撮り、SNSで公開していました。その他、学校行事や部活動の撮影も任せていただき、スナップ撮影・ポートレート撮影にも注力。そうした活動を活かして受験できる総合型選抜に挑戦してみたいと思いました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で批評眼を磨く

僕が好きだった授業は、毎週受けていた「総合型・学校推薦型選抜特別指導」。答えがない「お題」に対して5分間で解答を書き、発表するという授業です。自分で答えを作るのも面白かったのですが、それ以上に勉強になったのは他の生徒たちの回答を見てディスカッションすること。同じお題に対して人それぞれ注目するポイントが全く違うので、「そういう発想もあるのか!」と刺激を受けることができました。写真の勉強をするためには、自分の作品づくりだけでなく他の人の作品を批評することも重要なので、そうした批評的な見方・考え方が鍛えられたと思います。

そして入試に必須である論文作成力を徹底的に鍛えてもらえたのが「スーパーハイレベル論文作法(ろんぶんさっぽう)」。上位クラスに上がるごとに難易度も上がり、講師の添削の厳しさにはかなり苦戦。しかし「悪い点は率直に批判すると同時に、良い点は褒める」という指導を受けるうち、だんだん褒められることも増えてきて、自信がついてきました。おかげで、大学に提出した論文も良いものが書けたと自負しています。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】プロから学んだ「伝える力」で面接をクリア!

「未来発見プログラム」では「伝える力大学」を受講しました。これは日本テレビの現役アナウンサーの方から「自分の言いたいことを伝える技術」を学べるプログラム。授業では、「情報を伝える順番」「表情」「声のトーン」「話すスピード」「効果的な身振り」など具体的なテクニックを教わり、すごく勉強になりました。早稲田塾では人前でプレゼンをしたりディスカッションをしたりする授業が多いので、「伝える力大学」で学んだテクニックを試す機会も多くありましたし、本番の面接の際にも練習の成果を発揮し、自分の撮影した写真作品集についてしっかりと説明することができました。

――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】「自分の考えを貫け」と励ましてくれた担任助手

高3の夏休みは受験直前の追い込みの時期で、提出書類の作成もうまくいかず、精神的にかなり追い込まれていました。そんなとき、励ましてくれたのが大学生の担任助手。コロナ禍のためなかなか直接は会えませんでしたが、時間を作ってはオンラインで相談に乗ってくださり、いつも勇気をもらえました。特に印象に残っているのは、「書類作成の授業で受けた指摘はしっかり受け止めることが大事だけど、最終的に受験するのは君自身。譲れない自分の考えは貫き通すのがいいと思う」という言葉。この励ましのおかげで、最後には思い切って入試にチャレンジすることができました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】幅広い表現手法を学べる環境

高校時代を通して写真撮影に明け暮れていた僕にとって、将来の夢はカメラマン以外考えられませんでした。大学でも写真を学びたいと考えていたときに知ったのが、日本大学藝術学部(日藝)の写真学科。美大でも写真は学べますが、日藝であれば写真以外にも映画やデザインなど他分野の芸術も同時に学ぶことができます。僕は広告写真にも興味があったので、写真以外の幅広い表現手法を学べる環境に惹かれました。

――【将来の〈夢〉】人々の印象に残る写真を生み出したい

僕の夢は「人々の印象に残る写真作品をつくること」。特にグラフィック広告を見るのが好きなので、広告写真の分野で活躍してみたいです。グラフィック広告の面白さは、視界に入った一瞬で強烈な印象を与え、見る人の心を動かせるところ。こうした力を持つ広告を作るには、写真、デザイン、コピーの組み合わせが重要です。大学では写真と同時にデザインや映像など幅広い芸術・広告表現を学び、いつかは広く注目を集めるような広告作品に携わりたいと思います。

私の「佼成学園高校 自慢」

先生・生徒間のコミュニケーションの良さや面白さは、男子校ならではのものだと思います。生徒の好きなことを応援してくれる校風も魅力。そのおかげで僕も学校行事や部活動の撮影を任せてもらいました。

私の「日本大学 藝術学部 現役合格アイテム」

デジタル一眼カメラ「α7 IV」

高2の11月に買ってもらったカメラです。少し値段は高いのですが性能は非常に良く、大学に提出する作品集の撮影にも大活躍してくれました。大学に入ってからも長く愛用したいです。

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