理系トップを目指したい!
東京工業大学に合格

第44期生

井上文太(いのうえぶんた)くん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 成蹊高校
夢・目標 建築・都市計画に携り街を豊かにする

進学情報

受験方式 総合型選抜
大学 東京工業大学
学部 環境社会理工学院

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】総合型選抜の可能性を広げるために早稲田塾へ

建築学を大学で勉強したいと前から思っていて、総合型選抜と一般受験のどちらの選択肢もあるなと思っていました。自由にのびのびとできる早稲田塾が一番自分に合っていると感じて、早稲田塾に決めました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】理系トップを目指したい

明確な目標が最初からあったわけではないのですが、目指せるところまで目指したいなと思って、理系のトップである東京工業大学に興味を持ちました。総合型選抜を受けると決めてから、東工大の研究内容を調べていくうち、「人の流れ」を研究している教授がいらっしゃることを知りました。人の流れに注目し、法則性を見つけるという研究なのですが、「人はそれぞれ自分の意思で動いているのに、どうやって他人が法則性を見つけるのかな」と疑問に感じたのです。今は人の流れの法則性と都市計画を組み合わせる研究を深めていくことによって、安全な避難経路を提供できるような都市計画をしてみたいと考えています。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】プロに指導してもらえた本番直前授業の実技系講座

「本番直前授業<ホンチョク>」では、講師2名が異なる視点からの意見をもとに改善点や思考プロセスについて教えてくださったので、とてもありがたかったです。環境・社会理工学院の二次試験の造形課題があるので、本番を想定し、授業の前にスケッチと、それに関する説明文を事前課題として作成しました。課題作成の時間配分や、A3の解答用紙をどう埋めていくかについても授業で考えることができたので良かった。また、僕は受験数学をやっていたこともあって、デッサンについての文章が数学の証明のようになってしまうことが悩みでした。それについても、どのように書き換えたらもっと良くなるかについて具体的なアドバイスを下さいました。そもそもデッサンが得意ではなかったのですが、それをどうカバーするかについても教えてくださいました。

特に、講師陣の方々がプロのアーティストとして、「ここはもっとこうした方がいいんじゃない?」とアドバイスをしてくださったり、「ここは何でこうしたの?」と質問をしてくださったり、プロセスにも注目して指導していただけたのはとても参考になりました。講師陣は実際にプロとして実務経験を積んでいる方々なので、高校生のうちから本物の雰囲気を味わえたのはとても大きかったです。

――【私の〈受験ストーリー〉】部活動と受験勉強、一般選抜と総合型選抜を両立!

高校3年生の夏頃は一般選抜をメインに勉強をしていましたが、部活が9月末まであったので、夏休みはほぼ毎日部活のあとに塾に行き勉強をしていました。夏休みにも部活動があることは前からわかっていたので、他の受験生との差を埋めるために、学校の授業をしっかり聞いて定期テストの対策も万全にしていたことが、受験勉強の土台作りとなったのかなと思っています。ある程度解けるレベルには達していたので、秋以降は志望大学の過去問を解いていきました。

提出書類は、高2の9月から高3の6月ぐらいまで800字の志望理由書を講師の先生方に指導していただいたり、他の塾生にアドバイスしてもらったりしながら、自分なりの大枠を固めていきました。最後に大学生の担任助手やスタッフの方々と12月に仕上げました。

その時期に合わせ、自分なりにしっかりと取捨選択をしたことが勝因の一つだったと思います。例えば、何となく志望理由書の大枠を完成させて、12月にブラッシュアップしたことなど。スケッチに関しても、高2生の夏ごろから高3生の夏ぐらいまでやっていましたが、その先は基本的に一般選抜の対策をメインにしていました。メリハリを付けて集中することを決めていたのが大きかったのかなと思います。

東工大の総合型選抜は共通テストの足切りもあるので、必要な力は一般選抜とほとんど変わりません。そのため、総合型選抜の準備は3年生のなるべく早いうちまでにひと通り完成させ、夏明けからはもう一般メインで行けるぐらいの余裕があった方が良いと思います。大変ではありますが、総合型選抜を視野に入れることによって、受験するチャンスが2回に増えて選択肢も広がりました。

――【将来の〈夢〉】都市計画を学んで安全な街を作る

東京工業大学では1年次で教養を学び、2年次からそれぞれの専門分野に配属されます。成績も配属先に関係するので、基礎的な一般教養の部分で落とさないでしっかり建築学科に進むことが最初の目標です。人の流れによる都市計画や人の流れと都市計画を結びつけた研究はもちろん、自分の想像のつかない建築の構造や、その都市や建築の歴史も学んでいきたいと思っています。元々は建築に興味がありましたが、都市計画についても考えられる人になりたいです。

人の流れの法則性は一定のものではないと思っています。年や住民の年齢層、職業、人口密度、街の場所などによって違う。人の流れの法則性と、都市計画を組み合わせる研究を深めていくことによって、その都市に合った避難や、安全な避難経路を提供できるような都市計画をしていきたいです。

私の「成蹊高校 自慢」

基本的に自由な学校で、何事にも一生懸命に取り組める雰囲気がとても楽しかったです。人工芝のグラウンドをはじめとして、グラウンドがたくさんありました。何をするにも環境が整っていたと感じています。

私の「東京工業大学 環境社会理工学院 現役合格アイテム」

スケッチブック、お守り、数学のノート

スケッチブックを使って建築物の模写や、1点透視図法などの描き方を練習しました。実際の本番が白紙なので、白紙を使ったことで感覚もつかめました。 お守りは早稲田塾からいただいたもので、カバンの中にずっと入れていました。 数学のノートは、過去問を7、8年分くらい、東京工業大学と早稲田大学の問題を解いたもの。 実際の問題用紙と同じだったことや、時間を短縮できるかなと思ったのも合って、自由帳を買って、そこに問題文をちぎって貼って解いていました。

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